暴力団との交際が原因で島田紳助が引退して大きな話題になりました。
暴力団排除条例が全国の最後に東京と沖縄で発効することもあり、芸能界と暴力団の関係がクローズアップされたわけですが、先月9月21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)でビートたけしが「暴力団との関係」を赤裸々に語ったとして、大きな話題となっています。
この記事では、たけしが25年前のフライデー襲撃事件後に復帰した際に「復帰が早すぎる」として右翼団体に街宣をかけられたことがあると明かしています。
紳助が暴力団と関係を持ったきっかけは、同じく右翼団体に街宣をかけられ、その解決を渡辺二郎を通じて暴力団に頼んだことでした。しかし、たけしは右翼団体の関係先である住吉連合会の堀政夫会長をひとりで訪ね、土下座して謝って解決したというのです。
この点が紳助とは違うとして、「タレントとして、そういうのを上手くやって逃げるのも本人の芸」「紳助は逃げる芸がなかった」と自慢しています。
かつては、漫才ブームで一緒に時流に乗り、「オレたちひょうきん族」で共に全国区になった芸人仲間でしょうに、すでに芸能界を追われた人間をネタにするとは、池に落ちた犬をさらに棒で叩くような言動で、虫酸が走ります。
今、もし、たけしが組織暴力団組長に土下座している写真が公開されたら、その衝撃は、山口組No.2や4と宴席で隣り合っている写真が公開された紳助の比ではないでしょう。
暴力団にお願い事をしなかったところが紳助とは違うのだとたけしは言っていますが、暴力団の組長に土下座するのだって暴力団との癒着に違いないでしょう。土下座ならセーフと思っている感覚が狂っています。
三大暴力団のトップとは全員面識があったなどと語っていますから、10月1日から東京都でも「暴力団排除条例」が施行され、暴力団と関係がある企業や個人は「密接交際者」として名前が公表されるのにあわせて、たけしらしい計算高さで先手を打ったのかもしれません。
紳助が起こした最も嫌な事件は女性マネージャーに暴力をふるった事件で、これはパワハラ・セクハラ全部含んでいて最低です。
しかし、たけしの土下座事件のきっかけとなったフライデー事件も、たけしは自分が付き合っていた21才の女性にフライデーの記者が乱暴な取材をしたから、11人で講談社に乗り込んだというもので、「オレの女に手を出すな」という痴話騒動でしょう。
しかも、自分一人で抗議に行くのではなく、そんな痴話ゲンカに自分の弟子というか手下というかを引き連れていっているわけで、紳助以上に反社会的だし、見苦しく、だらしない。
それで弟子共々謹慎になっているわけですから、無責任極まりないです。上に立つ者なら、これから売り出そうという弟子が一緒に行きたいと言っても、抑えるべきでしょう。
いずれにしても、こんな人間が高倉健さんの6年ぶりの映画「あなたへ」に出演し、しかも、ロケ地に行ったときに健さんに出迎えさせたというのが口惜しい。
それも80才の「人間国宝」に出迎えさせたらアカンでしょう。知らせないで行かないと。
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「地元のヤクザが来たのかと思った」という戯れ言も笑えない。
健さんが殴り込みに行くときはいつも一人だったよなあ。助けはいたとしても一人。たいていは健さんが孤立無援の友を、女性を単身で助けに行った。
とにかく多勢に無勢でも単身乗り込んでいくのが基本で、こっちが数を頼んで文弱の出版社に脅しに行くなんて考えられかった。
つまり、たけしには人間としての美学がないんです。
(たけしはこっちに近い)
月刊誌『新潮45』に「達人対談」という企画があって、その2010年6月号 「達人対談」原子力発電の達人(笑)として近藤駿介(当時の原子力委員会委員長、東京大学名誉教授) が登場し、たけしが対談しました。
その中で、たけしは
「相変わらず原子力発電に反対する人もいるけど 交通事故の年間の死者の数を考えて、 自動車に乗るのを止めましょうとは言わない。 やっぱり使ったほうが便利だからね。どうも 原子力発電というとリスクばかり言う傾向があるけど、実際、おいらたちはもっとリスクのある社会に 生きている。変質者に刺される確率のほうがよほど高い(笑)」
と発言していますが、自分が低いと言ったリスクが現実化した福島原発事故以降は、原発問題に関して全く口を閉ざしています。
また、たけしは同じ記事の中で
「原子力発電を批判するような人たちは、すぐに『もし地震が起きて原子炉が壊れたらどうなるんだ』 とか言うじゃないですか。ということは、逆に原子炉発電所としては、地震が起きても大丈夫なように、 他の施設以上に気を使っているはず。だから、地震が起きたら、本当はここへ逃げるのが一番安全だったりする(笑)」
と発言していますが、ならば今住んでいる豪邸は被災者に明け渡して、福島第1原発に放射能汚染土壌とともに引っ越してもらいたい。
旧友を売り、都合が悪いことには口をつぐむ、こんな卑怯な人間が月刊誌のインタビューを受けたり、上司にしたい芸人に選ばれたり、曲がりなりにもオピニオン番組の司会をやっているようでは、日本の夜明けは遠い感じがします。
一人歩む強さを表現できる健さんのような俳優はもう二度と出ないのだろうと思われる方は
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27年ぶりに共演した高倉健(右)とビートたけし=岐阜県高山市内
俳優・高倉健(80)が6年ぶりに主演する映画「あなたへ」(来秋公開)の撮影が4日、岐阜県高山市で行われ、高倉は27年ぶりの共演となるビー トたけし(64)と息の合ったところを披露した。2人は合間を縫って取材に応じ、たけしがJR高山駅に2日深夜に着いた時、高倉が1人で駅まで出迎えたこ とが明かされると、たけしは「顔を伏せた人が近づいてきて、地元のヤクザかと思ったら健さんでした」などとサプライズ歓迎を受けたことを爆笑エピソードを 交えて明らかにした。
高倉は待ちに待った“盟友”の到着を待つことができなかった。
たけしは2日に東京都内で行われた落 語家林家三平(40)の結婚式に出席し、撮影現場となる高山に到着したのは同日深夜。高地とあり、気温は約10度だった。高倉はたった1人、JR高山駅で たけしを出迎えた。「あまりに懐かしくて…。ホテルで待ってるつもりだったんですが、思わず駅まで行ってしまいました」と渋い顔を照れ笑いに変えながら告 白した。「夜叉」(85年)での共演以降、時折食事をする間柄とはいえ、あふれる思いが先走った。
うれしい“先制パンチ”を食らったたけしは「駅を降りたら顔を伏せた人が近づいてきて『たけちゃんどうも』って握手してくるんで、地元のやくざかと思った。こんなとこ写真に撮られたらやばいと思ったら健さんでした」と周囲の笑いを誘った。
初共演時には高倉が雪の中で花束を抱え「ぼくの映画にありがとう」と出迎えたが、それに勝るとも劣らないサプライズにうれしさは隠し切れなかった。
四半世紀以上のブランクがあるにもかかわらず2人の息はぴったり。この日は湖畔で旅や詩人の種田山頭火について語り合うシーンが撮影された。2人はまるで 長年のコンビのように、ほとんどNGを出すことはなかった。待ち時間も笑顔で歓談するなど、高倉もリラックスしている様子だった。
高倉が 演じるのは亡くなった妻の遺骨を散骨するために富山から九州に旅する刑務官。たけしは途中で出会う自称元中学教師という役どころだ。高倉はたけしについて 「他人(三平)の結婚式に出ても一番目立つ人ですからね。(たけしが)一番おいしい役です。パッと出てきて全部持って行くっていう。本当にかないません よ」と存在感を絶賛した。
「単騎、千里を走る。」(06年)以来の映画出演となる高倉にとって、たけしは大きな刺激になった。「今は、なんでこんなに長い間休んでたのかって思うくらい楽しいですね」と生き生きとカメラに向かっていた。
思いっきり偏ってますね~、モノの見方・考え方。
ブログ主の考えに共感するもよし、反感を抱くのもよし。
自分と合致しない意見を「モノの見方・考え方が偏っている」と言ってしまうのはちょっと違和感を覚えます。
百人十色。気に入ったところを読みに来るしかないのがご時世でしょう。連載に連発でクリッククリックしています。それになかなか味わい深い感性ですね。
健さん映画もよく観たし、ひいきにしていたという八ヶ岳のペンションに家族と泊まりに行って喜んだりしました。格が違うのに・・迎えに出たりするところも好感度良いですよ。
直近で東電原発わっしょいしていたとは。
では。
あなたもそうだねw
武田教授のような方の発言ならば社会的に大きな影響もあるでしょうが、この方なら大した影響もないでしょう……。
そうすればrayさんに嫌われることも無かったでしょうに。