(12月21日、3人目の逮捕者が出て、えっと驚き、記者会見をする橋下徹日本維新の会代表代行。その翌日にさらに3人逮捕されるとは知らず。。。。このあと何件立件されることやら)
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2012年12月16日に投開票が行われたばかりの衆院選をめぐり、わずか1週間足らずで、日本維新の会では候補者4陣営の運動員が公選法違反(買収)などの容疑で6人も相次いで逮捕される超異常事態となっています。
維新では19日、京都1区で落選した候補者の運動員が逮捕され、つづいて大阪7区に出馬し比例ブロックで復活当選した上西小百合氏陣営の運動員も20日に大阪府警に逮捕されました。さらに愛媛県警は21日、愛媛4区に出馬し比例ブロックで復活当選した桜内文城氏陣営の運動員を逮捕しました。また、大阪府警も22日、大阪9区に出馬し初当選した日本維新の会の足立康史氏陣営の運動員3人を逮捕したのです。
ちゅうか、この4日間、毎日、維新の会の運動員が逮捕されているんですけどお?!
(運動員が逮捕された上西候補と橋下代表代行)
たとえば、桜内陣営の運動員の逮捕容疑は13日、後援会事務所で、選挙運動の報酬として大洲市の男性2人に数万円ずつを渡した疑いだそうです。いまどき金を直接渡して買収するなんて買収がまだあるのが信じられません。
そんな日本維新の会の逮捕者は4日間で、4陣営計6人となりました。これは酷すぎるというか異様です。
ただ、まず政権党に返り咲く自民党の選挙違反が軽視され、新興政党である維新が狙い撃ちになっている可能性があります。また、もちろん裁判で有罪が確定するまでは推定無罪であることは銘記すべきです。しかし、逮捕された方々はみな大筋で容疑を認めているそうです(もちろん、自白しても冤罪であることもあるので要注意ですが)。
それにしても、これは私個人の直感ですが、もともと大阪維新の会に結集した元自民党議員たちが松井幹事長を筆頭としていわくつきの方々がそろっていたので、ああいう人たちが素人の選挙運動を指導したらこうなっちゃった、という可能性が高いとは思います。
(強制捜査の対象となった上西陣営)
そもそも、橋下氏本人が選挙中でもツイートをやめず
「私も選挙後に選挙違反で逮捕されるかもしれません」
と公言していましたし(ネット選挙は大いに進めるべきですが違法とされているのに自分だけ横紙破りをしていいかはまた別問題)、違法だと指摘されて自ら破棄せざるを得なくなった違憲違法の思想調査アンケートだとか、維新の会はあまり遵法精神を感じない政党ではあります。
しかも、比例名簿には逮捕経験者をズラズラと並べていました。私は兵庫県なのですが、日本維新の会の近畿ブロック1位の東国原氏に暴行での逮捕歴があるのはともかく、2位にサラ金に事務所の名義を使わせて弁護士法違反で懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受け、弁護士資格をはく奪された西村眞悟氏を持ってきていたのには、選挙公報を見てひっくりかえりそうになりました。
西村氏は弁護士会の恥ともいうべき人です。橋下氏も同じ弁護士なのに、党の顔ともいえる比例代表候補に、そんな人を持ってくることが気にならないんでしょうか。
さらに、維新の南関東ブロックの比例単独候補者は政治資金規正法違反で有罪、東海ブロックの比例単独候補も公選法違反で有罪になった前科のある人たちで、しかも当選しています。 政治と金の問題がこれだけ話題になりクリーンさが求められる時代に、いくら選挙に強いからと言って、比例代表候補にわざわざ政治資金規正法違反や公選法違反の前科のある人を立てる神経が理解できません。
当選者のうち少なくとも3人に前科があり、選挙直後から4日間連続で6人逮捕される政党が維新の会です。国会とは法律を作るところですからね。法律を守る気がない人は国会議員になってはいけないと思いますよ。
こんな札付きの人たちが多数立候補している日本維新の会に、20%以上の有権者が比例選挙で投票してしまったのは事実を知らされていないからです。マスコミも石原・橋下氏の動向ばかり追いかけて、候補者個人個人についての基本的な報道が足りなさすぎではないでしょうか。
さて、同党幹事長の松井一郎大阪府知事は、落選候補者陣営からの最初の逮捕の際には
「本人が知ろうと知るまいと候補者の責任であり、除名だ」
と息巻いていましたが、翌日に、当選した上西氏の陣営から逮捕者が出ると
「候補者本人がどれだけ関与していたか。(違反を)知っていたなら 即除名だ」
とトーンダウン。議員は一人でも減らしたくないということがわかる露骨な朝令暮改で、橋下代表代行ばりのコロコロ・クルクル変化(へんげ)ぶりを見せました。
その橋下徹代表代行は22日夕方の会見で
「有権者の皆様に大変申し訳ない」「知りませんでしたでは通らない。法的処分に至らなくても党内処分はする方針」
と、本人に連座制が適用されなくても何らかの処分を検討する意向を示唆しつつも、一方で
「言い訳になるが、運動員を全員管理するのが至難の業だという事実があるのも理解してほしい。何十人、何百人が何をやっているかまでは分からない」
と弁明しました。
自分が来年夏の参議院選挙に出たら、選挙違反で逮捕者が出ても、「運動員がたくさんいたので把握しきれませんでした」って言うんかいなあ。
そんな人が大阪市長をやりながら、参議院議員もやり、しかも日本維新の会も代表するんですか。運動員も把握できないと先に吐露してしまうこと自体がマネージメント能力の不足を自白なさったようなものですし、まして国政なんてとてもとても任せられないということだけは言えるでしょうね。
悪い意味で破格な党です。
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記者団の質問に答え、謝罪する日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長 Photo By 共同 |
維新、選挙戦に続きまた撤回――。先の衆院選で初当選した日本維新の会の上西小百合氏(29)陣営の運動員が公選法違反(買収)容疑で逮捕された事件で 21日、幹事長の松井一郎大阪府知事は、別の選挙区での運動員逮捕時に「即除名」としていた候補者への処分を「関与なら除名」へと撤回した。また、同党候 補者の運動員の逮捕はこの4日間で3府県4陣営の6人に拡大した。
選挙前に「企業・団体献金禁止」や「脱原発」などの党政策の目玉を撤回した維新が、運動員逮捕が続出する選挙後の対応でも前言を撤回した。
買収容疑で20日に逮捕されたのは、大阪7区から出馬し、比例近畿ブロックで復活当選した“橋下ベイビーズ”の筆頭格・上西氏陣営の運動員だった、会社員佐藤徳二容疑者(41)=さいたま市北区本郷町。
逮捕容疑は今月中旬、さいたま市内で、関東の20~30代の運動員3人に、公示後に選挙運動をした報酬として、約20万円ずつを渡した疑い。
捜査2課によると、佐藤容疑者は容疑を認め、3人も「現金を受け取った」と話している。上西氏と佐藤容疑者は理美容会社の元同僚だった。公選法は当選が無 効となる連座制の適用対象者を総括責任者、経理担当者、親族などと定めており一般運動員は対象外。ただ、陣営内での佐藤容疑者の詳しい役割は不明で「選対 幹部」と認定されれば、連座制が適用される可能性があり、金の出どころを含め同課は詳しく捜査している。
さらに同日、愛媛県警は、選挙 運動の報酬として運動員2人に数万円ずつ渡した公選法違反(買収)の疑いで、比例四国ブロックで復活当選した「維新」の桜内文城氏=愛媛4区=の運動員 だった無職の男(68)を逮捕。大阪府警も女性3人に対し時給約800円を支払う約束をした疑いで、大阪9区に出馬し初当選した足立康史氏(47)陣営の 運動員で、会社役員の男(44)ら3人を逮捕した。
「維新」をめぐっては京都1区の落選候補者の運動員が18日に逮捕されて以降、4日間で6人が逮捕された。幹事長の松井一郎大阪府知事は18日の逮捕には「(候補者)本人が知ろうと知るまいと候補者の責任であり、除名だ」と問答無用の処分を明言していた。
ただ、新たに問題となったのが当選候補者となれば話は別のようで今後も違反者が続出する可能性があるためか「候補者本人がどれだけ関与していたか。(違反を)知っていたなら即除名だ」と関与の程度次第とするスタンスにトーンダウン。
代表代行の橋下徹大阪市長は「言い訳になるが、運動員を全員管理するのが至難の業だという事実があるのも理解してほしい」と弁明。候補者本人への対応に関しては「法的な処分に至らなくても、党内処分はしっかりやる」と繰り返した。
[ 2012年12月22日 06:00 ]
【政治・経済】
2012年12月22日 掲載
連座制で議席剥奪か
すでに逮捕者は4陣営に及んでいる。京都1区から出馬した田坂幾太(60)の運動員は、電話で投票を呼びかけるために雇ったアルバイト女性5人に、時給1000円を払う約束をしたとして“日当買収”の約束の容疑で逮捕された。
大阪7区の上西小百合(29)の運動員は、知人男性3人にビラ配りの報酬として20万円ずつ渡した買収の疑いで逮捕。愛媛4区の桜内文城(47)の運動 員も選挙運動の報酬として男性2人に数万円ずつ渡していた。大阪9区の足立康史(47)の運動員も女性3人に報酬を払う約束をしていた。
上西と桜内は比例復活で、足立は選挙区で当選している。もし、この先、選対幹部が捕まれば“連座制”が適用されて議席は剥奪だ。それにしても、いまどきカネを渡して“買収”するなんて乱暴なことは、田舎の自民党議員だってやりゃしない。
橋下徹は「運動員を全員管理するのは至難の業だ」などと釈明していたが、次々に逮捕者を出しているのは、本はといえば、すべて党の責任だ。
「維新の候補は素人ばかりだったのに、党本部はまともに指導せず、人も派遣しなかった。なにも知らない候補者同士が、互いに電話しあって選挙のやり方を相 談しているありさまでした。選挙の“せ”の字も知らない親戚や同級生をかき集めてビラ配りをやっていた。あれでは違反者が続出して当たり前ですよ」(落選 した候補者)
そもそも、橋下本人が選挙中に「私も選挙後に選挙違反で逮捕されるかもしれません」と公言していたのだから、どこまで法律を順守する気があったのか怪しいものだ。
しかも、比例名簿には逮捕者をズラズラと並べていた。近畿ブロック1位の東国原英夫は暴行で逮捕歴(不起訴)があり、2位の西村真悟は弁護士法違反で有 罪判決を受けている。また、南関東ブロックの比例単独候補者は、政治資金規正法違反で有罪、東海ブロックの比例単独候補も公選法違反で有罪になっている。 これでは候補者が「法律など守らなくたっていい」と勘違いしておかしくない。
各地の警察本部は維新のシロウト選挙に目をつけていたから、選挙違反者は今後も続出する可能性が高い。こんなデタラメな政党から54人も当選しているのだからヒドイ話だ。
止めず,選挙が逮捕されるかも知れないと公言して
いました.自ら違法を承知でツイッターをやっていたの
なら大問題でしょう.
このような違法行為を平気で行う集団が国政を左右す
るという異常事態をひたすら恐ろしく思います.
宮武さんは以前、、、
「人は何度でもやり直せる」と、おっしゃってましたよね?
それは、「ただし、政治家は除く!」というコトだったのでしょうか?
職業選択の自由・・・ 有権者の自由・・・
○確かに維新ブームに便乗して一旗あげようと集まってきた連中にはヒドイのが多い。
○だが、今でも橋下の本質に気が付いていない人は少なくないと思う。
○一人や二人、いや、5人や10人逮捕者が出ても人々は目を覚まさないだろう。それどころか、逆に警察が維新を弾圧していると勘違いして同情するかも知れない。
○だが、ネット上では橋下を熱狂的に支持する人間はめっきり減ったようだから、それは救いと言える。
○ただ、テレビしか見ないおっちゃん、おばちゃん、爺さん、婆さんの存在は怖い。まだまだ、「維新」批判は手が抜けないと思う。
改心したか否かの判断基準は何なのでしょうか?
客観的根拠でもあるのですか? それとも、ただの主観?
改心したように見えて、改心していない人もいるだろうし、
改心してないように見えて、改心してる人もいると思いますよ。
> 私が言っているのは彼を比例の名簿に載せる橋下維新の会のセンスの問題です。
前科のある人を、宮武氏の事務所で広報(営業)として雇った時に、
顧客から「前科者を広報とかナメてんのか!」とクレームを入れられたら何と反論しますか?
「そうですよね。前科者を広報にした私のセンスが悪かったです。」とでも言いますか?
「彼は改心しています。そして一生懸命働いてくれるからこそ、あえて抜擢したのです。」と言いませんか?
センスの善し悪しも、意図によって変わると思います。
※ もちろん、維新の会にどんな意図があったかは分かりませんが・・・
橋下市長より石原慎太郎では。
この政党は水と油です。
橋下市長系の維新はみんなの党と一体でどうぞ
石原慎太郎関係は自民党で
民主党の水と油状態と同じです。
○但し、世の中には刑期を終えたら過去は全てチャラにして貰えるように思っている人がいるが、これは正しくない。
○罪を犯した事を悔い、罪を贖って始めて真人間になった事が認められる。歯ブラシを作る事に贖罪の意味は無い。
○軽微な罪ならいざ知らず、悪質な犯罪を犯した人間が公人として認められるには、余程の善根を積まなければならない。
○例えば、その西村眞悟という人だって全財産を慈善団体に寄付して裸一貫になって、沖仲仕から出直したってんなら認めてもいいかも知れない。
○でも過去にホッカムリして、善人面してまたぞろ出て来たのなら絶対にダメだ。また悪い事をするだろうと誰だって思うだろう。
父パク大統領も「維新」を掲げていたと思います。
シナタロ氏、テレビで池上氏に、あなたと知らずに失礼とか何とか謝罪したそうです。見たいもんです。シナタロ氏の言行、ひがみ、ねたみ、そねみ、といった劣等感で出来上がっているように思います。
(欠格条項)
第38条 次の各号のいずれかに該当する者は、人事院規則の定める場合を除くほか、官職に就く能力を有しない。
1 成年被後見人又は被保佐人
2 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者
3 懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から二年を経過しない者
4 省略
5 日本国憲法 施行の日以後において、日本国憲法 又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
○以上ですが、2、3については採用するしないは任命権者の裁量権がありますから、期間規定をクリアしていてもダメでしょうね。