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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

アフガニスタンで次々誤爆 市民多数死亡 ただちに空爆やめろ!

2010年02月16日 | 人権保障と平和
 大規模攻撃2日目で12人死なせたのに、まだ攻撃して、今度は5人死んだそうです。

 ありえない!!!!!即刻攻撃中止しろ!!!!!!!

 大統領じゃなくて遺族に謝りにいけ!

 写真は2009年9月4日の誤爆後の写真。なんと今回の誤爆の写真がないんです!!
 昨年9月4日には90人亡くなってます。誤爆隠しでドイツの大臣が辞任。
 今も人殺しが続いていると思うと髪の毛が逆立つ思いです。


誤爆で市民5人死亡 アフガン南部、犠牲相次ぐ
 【カブール共同】アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)は15日、南部カンダハル州で道路脇に穴を掘っていた民間人を、爆弾を仕掛けている武装勢力と誤認し空爆、5人が死亡、2人が負傷したと発表した。
 14日には米軍などの混成部隊が、反政府武装勢力タリバンに対する大規模な掃討作戦を展開中のヘルマンド州で、ロケット弾により市民12人を死亡させた。相次ぐ市民の犠牲に、アフガン国民の反感が強まる可能性もある。
 タリバンは道路脇に無数の即席爆破装置(IED)を仕掛け、昨年1年間の外国部隊の死者が2001年の米軍によるアフガン攻撃の開始以来最悪となった一因となっており、外国部隊は神経をとがらせている。
 カンダハル州はヘルマンド州に隣接し、タリバンが結成時に拠点とした地域。
(神戸新聞 2010/02/16 06:17)



アフガン:誤爆で市民12人死亡 ロケット弾が民家を直撃、国際部隊が謝罪
 【ワシントン草野和彦】アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)は14日、南部へルマンド州で反政府武装勢力タリバンを狙ったロケット弾2発が標的を外れ、民間人12人が死亡したと発表した。アフガン駐留米軍トップを兼ねるマクリスタルISAF司令官はカルザイ大統領に謝罪し、誤爆の調査完了まで同タイプのロケット弾使用を中断することにした。対米感情の悪化を恐れ、民間人犠牲者をなくすことに留意していた米軍だが、大規模作戦開始2日目にして早くもつまずきを見せた。
 ISAFやAP通信によると、誤爆が起きたのは、タリバンの支配地である同州マルジャ近郊。ロケット弾は、ISAFとアフガン軍を狙って砲撃を仕掛けていた武装勢力の施設を標的にしたが、約300メートルそれ、民家を直撃した。
 作戦開始に先立ってカルザイ大統領は、市民の安全に注意を払うことをISAFなどに求めていた。大統領の広報官によると、誤爆について大統領は非常に憤慨しており、細心の注意を改めて要求したという。
 3万人の米軍を増派するアフガン戦略の遂行にあたり、マクリスタル司令官は「米軍は敵ではない」ことを示し、アフガン国民の協力を得るため、民間人犠牲者を減らすことを目標にしていた。
 ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は14日放映の米FOXテレビの番組で、マルジャでの作戦成功が「アフガン南部だけでなく、国全体に新たな衝撃波を送る」ことに期待を寄せたが、今回の誤爆で逆に反米感情が一層高まる可能性が出てきた。
毎日新聞 2月15日


【11月27日 AFP】アフガニスタンで今年9月、国際治安支援部隊(International Security Assistance Force、ISAF)の空爆で民間人に多数の犠牲者が出た問題で、軍の報告の内容を明らかにしていなかったとしてドイツのヴォルフガング・シュナイダーハン(Wolfgang Schneiderhan)統合幕僚長が辞任した。

 ドイツのカールテオドール・ツー・グッテンベルク(Karl-Theodor zu Guttenberg)国防相が26日、連邦議会で明らかにした。

 ドイツではこの空爆前からアフガンへの兵力派遣への反対が強かっただけに、増派を検討しているアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相にとっては悪いタイミングでの発表となった。ドイツは米国、英国に次いで3番目に多い約4300人の兵力をアフガニスタンに送っている。

■タリバンが強奪した燃料輸送車を空爆

 この空爆はアフガニスタン北部クンドゥズ(Kunduz)州で今年9月4日、川を渡ろうとして動けなくなったイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)が強奪した燃料輸送車に対して現地のドイツ軍指揮官が命じたもので、タリバン戦闘員だけでなく近くに集まっていた近隣住民が多数死亡した。

 アフガニスタン政府が9月に発表した報告によるとこの空爆で民間人30人を含む99人が死亡した。空爆の直前にはアフガン駐留米軍のスタンリー・マクリスタル(Stanley McChrystal)司令官が民間人の犠牲者を避けるようにとの命令を出したばかりだった。

■民間人の犠牲者当然予想できた?

 独紙ビルト(Bild)はタリバンが奪った燃料輸送車が激しく爆発してきのこ雲を上げた直前、民間人がその周囲に集まっていた様子を上空から撮影した動画をウェブサイトに掲載した。

 ビルトは、ドイツ軍指揮官が空爆を命じたとき、燃料輸送車の周囲に民間人がいる可能性は排除できなかったという軍の秘密報告書の内容を引用して報じた。NATOの交戦規則ではこのような場合に空爆を命じることはできない。

 グッテンベルク国防相は民間人に犠牲者が出ていたという報告が公表されていなかったというビルトの報道を確認し、自身は今月25日に初めてこの事実を知ったと語った。

 シュナイダーハン幕僚長が10月下旬に引用した北大西洋条約機構(NATO)の秘密報告書によると、死者は17~142人で、現地消息筋によると民間人の死者は30~40人に上ったとされる。

 あるNATO関係者は今月、米軍のF15戦闘機2機が、現場に集まった民間人を驚かせて燃料輸送車の周囲から離れさせるため、低空飛行をさせるよう2度にわたり求めたが、ドイツ軍の指揮官は500ポンド(約227キロ)爆弾を投下するよう命じたことを明らかにした。

■当時の国防相にも批判

 ビルト紙は事件当時の国防相だったフランツ・ヨゼフ・ユング(Franz Josef Jung)現労働社会相も、空爆の2日後、独自の情報に基づいて犠牲者はタリバンの戦闘員だけだったと発言したとして批判している。

 ビルトの報道によると、空爆の数時間後に現場の指揮官らはドイツ国内の軍本部に、クンドゥズの病院に2人の十代の遺体があり、10~20歳の6人が負傷したと報告していた。

 さらに指揮官らは空爆前、タリバンが地元のモスクを襲撃し、トラクターを使って動けなくなった燃料輸送車から燃料を取り出すよう多くの住民に強要し、その後14人の行方が分からなくなったと報告していたという。

 ユング労働社会相は26日の議会で、自分がこの情報を知ったのは10月5日か6日で、この情報をNATOにも送るよう指示したが、その情報の中身が「具体式に意味すること」は知らされなかったと述べ、自身の辞任を否定した。(c)AFP/Simon Sturdee

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