「ゴーストタウンの花」

「ゴーストタウンの花」、
「歌のおにいさん」が先週で終わったのを忘れ、同じ時間にやっていたこのドラマをつい見てしまいましたが、いや、なかなか面白かったです。

柳川しおりは、寂れたニュータウンに住む高校2年生。
父親が再婚し、その連れ子の妹弟と5人で狭いアパート暮らし。
父親は派遣社員、継母も働きづめのため、弟、妹の面倒を見て、コンビニでアルバイトもする。
成績は優秀だが、貧しいため自宅から近い最低レベルの公立高校に通う。
ある日、偏差値30で男にもだらしない親友のリナから、リナの1歳年上の従兄、武田啓を紹介される。
リナが勧める子だったら間違いないと、速攻で付き合い始める二人。
名門進学校に通い、家庭もそこそこの啓だが、しおりの家庭の事情を知っても引いたりしない誠実な男で、二人はごく自然に親密になっていく。
初めて啓の家に勉強に行ったとき、しほりは不覚にも啓の腕にしがみついて眠り込んでしまう。それを見た啓の母親に「あなた、大丈夫？」と声をかけられ、しほりは、恥ずかしさから家を飛び出してしまう。
啓に呼び出され、別れ話と覚悟を決めたしほりだったが、電車のホームで啓の口から出たのは、啓の母親の言葉の意外な真意、啓の家庭の秘密、そして啓のやさしさ。
「俺の前では、がんばらなくていいから。そんなことで、嫌いになったりしないから。」しほりは、もう涙が止まらない。。。。

昨年のテレ朝シナリオ大賞受賞作のドラマ化。主人公のしおり役は、ミスマガジングランプリの桜庭ななみさん。
「赤い糸」に続いて眼鏡っ子で登場、「赤い糸」の沙良もそうだったけど、秋葉系のイメージが定着しかかっているのか、場違いなオタクたちとのコスプレ写真のシーンがあったり、せっかくいいシナリオなのに残念。

きれいという意味では、親友のリナ役の波瑠の方がきれいかも、でもかわいい。
92年生まれの16歳、同い年には成海璃子、ひとつ下に志田未来という圧倒的な存在がいますが、でもタイプが違うから大丈夫でしょう。
最近は、ソフトバンクのCM（結婚式編）でも上戸綾のいとこ役で出ているし、夏には細田守監督のアニメ・サマーウォーズのヒロイン役で声優デビューが決まっているし（前作の「時をかける少女」は、仲里依紗だったんだよね）、このままブレイクしちゃうかもね。