LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

吸収関係

2013-11-11 09:34:45 | サイキックの眼

       

吸収関係


エネルギー・バンパイア

このような言葉がある・・そうです。
他者のエネルギーを吸い取るタイプの人のこと・・とある。
ネット検索で沢山ヒットします。

エネルギーを吸い取る人
エネルギーを吸い取られる人

色んな定義があるようです。

相手の気持ちを考えられない人。とか。
空気を読めない人にありがち。とか。
吸い取られない為のコツ。とか。
吸い取られない為のスピリチュアル系オカルトワーク。とか?。

相手から抑圧されたり。
相手からコントロールされる。
エネルギーを吸い取られる??とは、
これ以上に性質(タチ)が悪い場合があるように思います。


ここまでは前置き。
ここからテーマの本番に入ります。

エネルギー・バンパイアとは、海外から入ってきた言われ。

エネルギーを吸い取られる。
エネルギーを吸い取られたくない。
どうしましょう?。
気を付けましょう。
どうやって?。

相手と同等の立場でやり取りや会話が成り立っていれば良いのでしょう?。
自分の求めていることに答えられない人との会話が疲れる。
イライラさせられるだけ。
空気を読めない人と同席すると異常に気を使って・・クタクタ。
嫌いな人との生活で・・パワーダウン。

もっともっと在ります。よね。
人の数だけシチュエーションがあります。

しかし・・どうも僕はこの定義に疑問があります。
これなら、例えば・・自分だけの時間を作ってエネルギー補給の為に何かしら補う事をします。
美味しいモノを食べてストレス解消。
身体を動かして気力アップ。
みなさんやってますよね?。
旅行とかも・・

え゛っ?! もうやりつくした・・?。

そう。
それでも力がみなぎらない。
そんなものかなぁ。
でも・・なんの達成感もない。
努力が足りないものなのか・・。
そうかもしれないけど、あと何をしたらいいのだろうか。

まさか生霊?!・・とか。
悪い霊がとり付いている・・?!怖。

実際にありえる場合もあります。

誰か・・何かの存在に吸い取られているのでしょうか?。

だんだん怖くなってきました。
しかし。もっと怖くなる事実に迫りたいと思います。
吸い取られるなんて甘い。

年貢の納め時。
自分の労力と収穫をお代官様に吸い取られるなんてザラ。
日常茶飯事に起こりえている。
ある意味すべての人に起こっていることです。
みんな平等の苦しみなので、不平等があると社会問題となっています。
家庭内だって、収穫は平等かどうか?考えます。
誰かが吸い取ったくらいでは大きな苦しみにはなりえない。

本当に厄介で、性質が悪いのは。
エネルギー・バンパイアではなく。
エネルギーを吸い取られることくらいではなく。

『相手の存在を吸収するタイプの人』 なのです。

相手の労力と努力や考え。
その人の喜怒哀楽や感性まで。
そして達成感まで、自分のモノとして「吸収」する人です。

エネルギーを吸い取る人・・くらいでは、合点がいかなかった。

相手の存在を自分の所有物として考え、存在そのものを「吸収」してしまう人です。

エイリアンじゃありません。
千と千尋の神隠し に出てくる大きく膨れ上がったカオナシでもありません。
ドラゴンボールに登場するセルでもなく。

あなたの身近にいるのです。
或いは・・あなたかも知れません。

(あなたかも知れません・・というのは、吸収する側のタイプの人は、先ずこの記事は読みません。笑)

抑圧されている人。
他者にコントロールされている人。

「他者に吸収され続ける人間関係」のある人は、これ以上に生きるのに苦しく辛いものだと思います。

虐待や、DVや、ペット愛など・・、色んな関係性がありますが。
どれも、そうされることが愛情だと思い込んでいるのが共通点です。

「吸収される」とは、ちょうどネットワークビジネス・ネズミ講ビジネスの人間構築システムと同じです。
下から下から上へ上へと吸い上っていく流れです。
もちろん、このようなビジネスシステムで、良き人間関係が築き成せられるわけがありません。

他者から吸収されている人は、他者を吸収しようとします。
この記事を読んでおられる方は、他者から吸収されても他者から吸収せず・・踏ん張っておられる方です。

相手を所有物として扱う人。
相手に所有物として扱われる人。

これで「吸収関係」が成り立ちます。

所有物として扱われるのが好きな人も居ます。
自分が何も持っていないので、他者の持っているものを奪い吸収してしまう人。
他者に所有されているので、自分も他者を所有している人。

『誰のおかげでお前は成功したと思っているのだ!』

これは存在と労力を吸収されている証拠のセリフです。
このような事がある無達成感や歪んだ上下関係性ならまだ解りやすい。
解りやすすぎてピンとこないでしょう?。
そうではなくてね。
言葉には出来ないんです。
言葉が無いんです。
だから解りにくい。
だけど沢山存在する「吸収人間関係」。

高圧的な人からの所有物とされている人。
つまり奴隷の話しなんです。

いやいや違う。
奴隷なんて言ってしまったら、また解りやすい?。
怖いし、人権問題だし、あってはならないと解る。

そうじゃなくて、身近な人を自分の所有物として扱い・・扱われる人間関係が当たり前となっている人間関係のことなのです。

歪んだ教育現場だってあるだろう。
歪んだ宗教関係にもある。
職場と職場の上下関係にもあるでしょう。
国が他国を丸ごと占領することだってそうです。

あなたは誰かの所有物になって、その人に吸収され続けていませんか?。

僕が今回のこのテーマで一番触れたかったのは。

『親の所有物になって、親に吸収され続けていませんか?。』

ということです。

これが一番厄介なのです。
これが一番性質(タチ)が悪いのです。

子供を自分の所有物と思っている人(家系)は、子供の何もかもを奪い、そして自分の糧へと吸収します。

犯罪を犯してしまう人。
自殺を考えてしまう人。
親から自立出来ない人。
自律神経が失調してしまう人。
アトピー性皮膚炎を患ってしまう人。
食物アレルギーを患っている子供さん。

まだまだ他にも、この「吸収関係」が原因の苦しみの副作用があります。

親の、子への所有物愛。
夫婦関係でも所有物愛はおおいにあるでしょう。
でも夫婦は他人ですから、基本は自由です。
それ以上に悲惨なのが、親子関係の所有物愛です。

自分の言う通りに子供を動かしたいのです。
何もかもコントロールしたいのです。
子供の成長も収穫も達成感も・・みな親が奪います。
吸収するのです。

なぜそんな性質(タチ)になるのか?。
親もまた・・親に所有されてきたからです。

親は子供を自分のガソリン(エネルギー源)にするのです。
これが自然に行われる。
眼に見えて確認は出来にくい。
気付くには相当難しい。
何故なら、所有されることが親子の絆だからです。

絆・・と聞いて、なんか胡散臭い?と勘ぐったりするのは、身近に歪んだ絆があるからです。

誰だって、子供は親の為になりたいと思っています。
親がもっと幸せになるように、何か努力したいと考えるのです。

でも・・。
そう親への優しさを育む幼少期に、既に親から所有物扱いされていたらどうでしょう。

精神が自律している人は、人や子供を所有などしません。
これに尽きます。
自分の弱さが人を所有し、コントロールするのです。
そして。
自分の弱さが人に所有され、コントロールされるのです。
でも肉親なら辛いね・・。

子供を所有物扱いする親・家庭は、子供をコントロールする為に、子供の欲しそうなモノを一方的に買い与えます。
でもそれは、親が子供を「吸収」し「同一化」を図った上で行う行為であり、親の身勝手な満足のみです。
それも本当の求めているモノではないので、どこまで行っても空虚感がつのります。

人を所有物化する人は、
自分の事しか考えていない人間なのです。
自分の事しか考えられない人なのです。
自分の居場所の無い人です。
自分が嫌で、他人に成りたい人。
ありとあらゆるご褒美を用意し与えて、手放しません。
そして所有物化させた存在自体を吸収し・・持続させます。
他人なら逃げられる・・嫌われるかも知れません。しかし幼い我が子なら逃げません。

憎さから、所有し逃がさない人もいます。
孤独性溺愛から放さない人もいる。
世間体のみの立場上、子供を所有物化している家庭も多いでしょう。

このすべてが、親に吸収されていると言えませんか?。
仕事場や、恋愛・夫婦関係、パートナー、友人関係。
色んな社会性・関係性で起こりうることですが、この問題の発端は、やはり家庭環境です。
親子関係から始まっています。

しかしながら、最後になりますが。
自分の事しか考えられない・・、一方通行でしか会話・関係を持てない軽度の自閉症、またはアスペルガー症候群の親が非常に多いように思います。僕は障害など云々ではなく、社会全体の気質が、軽度自閉的・アスペルガー気質を生んでいるように思えてなりません。
最初に、話しはここから始めるのが妥当なのかも知れませんが、僕は先ず、感情に直接触れる言葉や流れをもって進めることを行っております。
なぜならば、感情が破綻している人が多いのです。感情からの説明が必要なのです。
頭にだけ理解しえる本は沢山あります。
頭で理解すればするほど、感情が追い付かなくなるのです。

産まれてくる子供がアスペルガー症候群なのではなく、産まれてきた家庭環境・社会が既にアスペルガー気質なのだと言うことを理解しなければなりません。


この記事を読まれて・・自分に思い当たるなぁと思われる方には、「自分自身を全身で心から大切にしてほしい」と思います。

自分の所有者は、自分です。

 
 
サイキックの眼 ヤマモト・コージ