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薬の種類は錠剤、粉薬、シロップ、等々いろいろあります

2012年01月11日 | 医療
薬にはいろんな形状あります。代表的なものをご案内しますね。

「錠剤」

ひとくちに錠剤と言っても、裸錠(らじょう)、糖衣錠(とういじょう)、OD錠(オーディーじょう)、といろいろあります。

裸錠:ラムネの様な感じで、粉をそのまま圧縮して固めたものです。胃で溶けやすいですが、保管の際は湿気などに注意です。


糖衣錠:糖のコーティングをして、苦みを抑えたり、吸湿性の高い成分を守る錠剤状のものです。飲みやすいですけど、割ったり噛んだりは基本できません。

OD錠:これは水なしでも飲めるくらい、口の中で非常に溶けやすい錠剤で、水分制限の場合や寝る前に服用するのに適しています。最近ではその飲みやすさのために、この剤形は普通の錠剤でも適応されています。

「粉薬」

散剤、顆粒剤、ドライシロップ、とあります。

散剤:普通の粉薬は専門的には散剤、パウダー、と呼びます。普通に粉状の薬ですが、飛散性(飛び散りやすさ)と流動性(サラサラ具合)に分けて考えます。飛散性が強ければ飛び散りやすいので口の中に残りやすく、多めの水で飲んだり、オブラートで飲んだりします。流動性の高いものは薬包の開封時にこぼさない様に注意しましょう。

顆粒剤:ザラっとしたものです。風邪の時に貰う白い顆粒や胃薬の青いろのもの、消化剤の茶色いものなんかあります。これは溶けやすく飲みやすいようにと合成したものです。

ドライシロップ:これは小児の粉薬に多いタイプで、甘いコーティング(ドライシロップ)で苦い薬の成分を包むように生成されています。よって、あまり口中に含んだり、口の中に残っているとそのコーティングが取れて、苦い思いをします。後味が苦いのはそのためもあります。お子さんの場合は、そのコーティングが取れない様にゼリーやアイスにまぜたりする飲ませ方もあります。

プリンでもいいよ

「シロップ」

液剤とも言います。殆どはシロップに薬剤成分を溶かしこんだものになります。調整は精製水などの綺麗な水で希釈したりします。当然ですけど決められた分量を飲むようにして下さい。

「塗り薬」

軟膏、クリーム、ローション、とあります。

軟膏はベトベトします。クリームはさらっとします。ローションはほとんど水っぽいです。顔や手にはクリームや頭にはローション、などといった様に使い方はその使う部分や使用感できめることあります。

「貼り薬」

貼付剤(ちょうふざい)と言います。咳止め等のシールのものや心臓用のものもありますけど、皆さんの使うのは大半はいわゆるシップと思いますので、そのシップの案内を。

ハップ剤:いわゆる普通のぼてっとしたシップです。冷、温、両方のタイプありますし、無臭のものもあります。昔ははがれやすかったのですが、最近のは性能良くて剥がれにくいです。これは次のテープ剤も含めてシップ全体の注意事項ですけど、はかぶれたら剥がして皮膚を休めることと、入浴の1時間くらい前には剥がすことです(お湯がしみてひりひりしないために)


テープ剤:肌色の薄いピタッと貼りつくものです。これはピッタリ貼りつきますので、包帯や紙テープなどで止める必要がありません。ただ、紫外線により薬物が皮膚に刺激を起こす場合がありますので、貼った部分への直射日光は気を付けて下さい(布を当てる、等でも防げます)

この他にもいろんな薬の剤形とその使い方がありますので、くわしくは近所の薬剤師さんに
聞いて下さい。


「薬の形状にもいろいろあるんだな」




使い方分かると薬にも親近感湧きますよ




「私たちのことも分かると親しみやすいわよ」



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