ここ数日間、バンコクの王宮前広場を中心に民主化デモが行われています。5月30日にタイ愛国党の解体判決が出て以来、民主化を求める声が大きくなっています。
今回の民主化デモに参加している人たちのなかには、金でデモに参加するように雇われた人も多いと聞いています。
最近のタイの意識調査の結果では、8割くらいの人が自分の生活レベルが上がるなら、多少の不正をしてもかまわないという結果が出ています。
タクシン首相時代に行われた政策、つまり、一品一村運動や低所得者への融資などは、地方の経済活性化に対しての功績は大きいと一般的には評価されているようです。実際の話を聞いていくと、一品一村運動で各村にばらまかれた資金は村の団体旅行など、村興しに関係のない使い方がなされていて、残念なことに税金のムダ使いとしか言いようがない結果となっている面があるようです。
また、低所得者に対する低金利融資は、結果的には、ヤミ金融に活躍する場を与えたようです。低所得者が手ごろな現金を掴み、何に使うべきかが判断できず、オートバイなどを購入した人が多いようです。いざ、返済の時には、返済するお金を持っていないので、低金利融資の返済のため、高金利の借金をするはめになっています。
タクシン時代の政策は、賛否両論がありますが、実際のところどうだったのでしょうか?政策の思想自体はよかったのでしょうが、運営面でうまくいっていなかったように思えます。結果的に、目先の現金に惑わされた低所得者は前政権に政策を継続してもらい金を回して行くしかない状態になっているのでしょう。そうした人々は倫理を持って正当な政策を行われてしまうと目先の借金に苦しまなければなりません。
こういう状況が上述している意識調査あるいは大規模デモにつながっているのでしょう。今後の展開を見守っていきたいと思います。
今回の民主化デモに参加している人たちのなかには、金でデモに参加するように雇われた人も多いと聞いています。
最近のタイの意識調査の結果では、8割くらいの人が自分の生活レベルが上がるなら、多少の不正をしてもかまわないという結果が出ています。
タクシン首相時代に行われた政策、つまり、一品一村運動や低所得者への融資などは、地方の経済活性化に対しての功績は大きいと一般的には評価されているようです。実際の話を聞いていくと、一品一村運動で各村にばらまかれた資金は村の団体旅行など、村興しに関係のない使い方がなされていて、残念なことに税金のムダ使いとしか言いようがない結果となっている面があるようです。
また、低所得者に対する低金利融資は、結果的には、ヤミ金融に活躍する場を与えたようです。低所得者が手ごろな現金を掴み、何に使うべきかが判断できず、オートバイなどを購入した人が多いようです。いざ、返済の時には、返済するお金を持っていないので、低金利融資の返済のため、高金利の借金をするはめになっています。
タクシン時代の政策は、賛否両論がありますが、実際のところどうだったのでしょうか?政策の思想自体はよかったのでしょうが、運営面でうまくいっていなかったように思えます。結果的に、目先の現金に惑わされた低所得者は前政権に政策を継続してもらい金を回して行くしかない状態になっているのでしょう。そうした人々は倫理を持って正当な政策を行われてしまうと目先の借金に苦しまなければなりません。
こういう状況が上述している意識調査あるいは大規模デモにつながっているのでしょう。今後の展開を見守っていきたいと思います。