タイ東北部から世界を見る

国際結婚、海外駐在、旅などを通じて感じたこと

オイスター

2012-06-01 | タイ
最近、ファイスブック、その他で、一般タイ人の政治的な発信が減ってきた感じがします。

何を意味するかは、理解できることと思います。

タイ経済を読む

2011-09-07 | タイ
タイでは国債発行高をGDP比60%以下と法律で規制しているようです。現在の国際発行高は、約40%であり、日本などと比べると健在財政といえるレベルです。前政権の民主党時代にかなりの経済健全化をしてきたようですが、日本のタイ研究学者の間では、まったく評価されていないようです。
新政権では、ポピュリズムによるバラマキが実行され、財源確保のために、国債発行高は、おそらく上限の60%に近くなることと思われます。あるいは、法改正で上限をあげるかもしれません。
国債発行だけでは原資を確保できない時には、国有企業の民営化あるいは保有株の売却を「民営化」という大義名分で進めることになると思います。

わたしの見方が必ずしも正しいとは限りませんが、そんなところにも注目して、タイ経済を見ていったら、面白いと思います。

セリーグのリーグ優勝

2010-10-06 | その他
今年のペナントはドラゴンズのリーグ優勝で終ろうとしていますが、何か歩に落ちぬものを感じませんか?
タイガースが残り2試合勝つと同率で1位ですよね。

もし、そうなった場合は、同率1位なのに、CS では、1勝のアドバンテージですか?
この場合は、2-3位のカードをなくし、1位同士で5回戦での優勝決定戦にすべきだと思いますが、どう思いますか?


中国系タイ人

2010-06-17 | タイ
昆明空港での中国系タイ人の会話。
「タイでは中国人と言われ、中国に来るとタイ人と言われる。わたしたちは、一体何なの?」

そういえば、娘も日本ではタイ人と言われ、タイでは日本人と言われています。

プアタイ党

2010-06-01 | タイ
さきほど、Facebook の書き込みを見ていたら、プアタイ党(タクシン派政党、訳すとタイの為党)のことを、パオタイ党(タイを燃やす党)と文字っている表現を見つけました。

また、大学の経済学の先生と話をしている時に出てきた言葉は、タクシン政策の結果が今の所得格差の拡大を生み出したのだから、今回の事件は、かれの責任であると強く主張していました。
今のタイの現状は、タクシン政権の結果なのですから、当然と言えば当然ですね。
単純ですが、明確な説明だと思います。
日本でも小泉政権のつけが、今、あらわれているのですから、、、。

新学期開始

2010-05-26 | タイ
デモ(テロ)の影響で、新学期の開講が延びていましたが、月曜日より、新学期がはじまりました。

わたしは、今学期は日曜日しか講義を取っていないので、まだ、始まっていませんが、Facebookの書き込みなどを見る限り、みな、大学院に通えることがうれしそうです。
いつもは、もう始まるの?という感じですが、今学期に限っては、大学院にいけるようになった喜びの方が大きいようです。

バンコクの大掃除

2010-05-26 | タイ
日本で報道されているかは知りませんが、5月23日(日)にバンコクで大掃除が行われました。

赤シャツが破壊して、汚した街を、民主党およびボランティアで掃除をしました。
わたしにも、大学の友達から声がかかりましたが、怠け者なため、掃除には参加しませんでした。
Facebook上に掃除に参加した人たちの写真が貼り付けてありましたが、みな、自分の国、街を復興させるために、楽しげに掃除をしていました。

この中には、赤シャツ派はいません。

日本のマスコミは取り上げていませんが、また、国が二分しているように報道されていますが、この姿がタイ人の大半であり、赤シャツはタイの半数ではありません。

彼らの姿を見ていると、この国にも希望が持てる気がします。

2010年のデモ

2010-05-23 | タイ
2ヶ月間にわたったデモに関して、日本の報道では、さまざまな解説がされているようですが、大半はまったく的をえていないものと思います。
タイ研究の第一人者といわれる学者の意見も本当にタイのことを理解しているのかと疑いたくなるものばかりです。

よく言われることに、今回の対立は、(1)貧困層と富裕層の対立、(2)新興勢力と旧勢力の対立と解説されています。
この見方は、断片的な面しかみていません。

(1)に関しては、タイの田舎の社会構造を理解していないところから誤解が生じています。
黒幕が、各地域の代表者に金をばら撒き、村人は自分の意思とは関係なく、その恩賞を預かるために代表者の意思に従います。これは、選挙中も同じことです。タクシン派が選挙で大勝した経緯にはこういうからくりがありますが、報道者も学者もこの点には言及していません。
例えば、東北地方では、選挙後は、誰がどの候補者に入れたがガラス張りです。こんな状態で、勝った選挙で民主的と言えるでしょうか?

(2)に関しては、代表者以外の顔ぶれをみれば、双方に新旧が入り乱れていることがわかるはずです。
タクシンとアピシット首相しかみていないのではないでしょうか?

日本の報道では、30バーツ医療などタクシンの功績はすばらしいと言っていますが、この弊害を理解しているのでしょうか?

30バーツ医療ではそれに見合う治療しかしません。いままで、効率の病院で安く医療を受けられていたのに、この制度を境に公立病院からは、医師が離れ、おまけに安い薬を渡して終わりとなることが多く、多くの人々が私立病院にいって高額な医療費を払わざるをえなくなっています。

今月の惨事に関しては、日本で報道されているような思想的な対立ではありません。
タイの歴史上、もっとも卑劣な事件のひとつと言っても過言はありません。過去の悲劇(1973年、1976年、1992年)とは比較できる出来事ではありません。
1992年5月の惨事には、集会などにも参加していました。あの時はタイ人の民主化へ向けての意思を強く感じました。

今回の事件に関しては、怒りと悲しみ以外、何も感じることはできません。

タイ人の日本人に対する見方

2010-02-26 | タイ
大学院で仲のいい日系会社のタイ人幹部との会話から、
「日系会社のお客が偉そうにデカい態度で見下して対応してくるけど、日本人はタイ人を見下しているのではないか?」
「まあ、人によると思うけど、一般的には、年配の日本人は、日本人が世界で一番優秀だと思い込んでいる人が多いから、タイ人に限らず、外国人を軽く見る風潮はあるかもしれないね」
「ところで、運転手をつけて偉そうに威張っている連中も日本に帰れば、満員電車にギュウギュウ詰めになって通勤しているのだろ?」
「まあ、大半はそうだね」
「大したことないな、、、」

タイのような超格差社会では、タイ人の上流階級のひとたちは、平均的な日本人より裕福な生活をしている人が多いのが実情です。かれらから見れば、日本人の駐在者、たとえ、一流企業のトップレベルでさえ、こういう見方をされているのですね。

水道代

2010-02-25 | タイ
タクシン派の政権時代に貧困者救済として水道代をタダにする政策があり、最近、本政策を取り下げることになりました。

理由は簡単です。東北部の農村など、水道があるのは富裕層の家であり、まだ、井戸水で生活している人たちはたくさんいます。

つまり、水道代の無料化は富裕層を助けるための政策だったわけです。