タイでは国債発行高をGDP比60%以下と法律で規制しているようです。現在の国際発行高は、約40%であり、日本などと比べると健在財政といえるレベルです。前政権の民主党時代にかなりの経済健全化をしてきたようですが、日本のタイ研究学者の間では、まったく評価されていないようです。
新政権では、ポピュリズムによるバラマキが実行され、財源確保のために、国債発行高は、おそらく上限の60%に近くなることと思われます。あるいは、法改正で上限をあげるかもしれません。
国債発行だけでは原資を確保できない時には、国有企業の民営化あるいは保有株の売却を「民営化」という大義名分で進めることになると思います。
わたしの見方が必ずしも正しいとは限りませんが、そんなところにも注目して、タイ経済を見ていったら、面白いと思います。