タイ東北部から世界を見る

国際結婚、海外駐在、旅などを通じて感じたこと

アイニー族の村へ(2)

2005-12-14 | 中国
われわれ4人だけで、さらに奥地に入っていくことにした。獣道のような道がずっと続いていた。一本道であったので迷うこともなく、2時間くらい歩くと次の村に着いた。

歩きながら糸紡ぎをしている女性がまず目に入った。雲南の山岳地では、独楽のように回しながら、糸を紡いでいる。彼女が着ている民族衣装は、ハニ族のものと一目でわかるものであった。まだ、日も高い時間であったが、ここまでの道のりで雨に打たれながら、やってきていたので、疲労感を感じていたために、この村に泊めてもらおうと4人の意見は一致していたので、交渉をすることにした。

雨の中、外を歩いている村人を探すのも、簡単ではなかったが、しばらく歩くと、村人がいたので、宿泊の交渉をすることにした。片言とはいえ、中国語がはなせたので、交渉役はわたしの役割であった。

彼は1件の家に連れて行き、われわれ4人はこれで夜露がしのげるとほっと安堵していたら、答えは「ノー」であった。仕方がなしに、さらに奥の村の方向と距離を確認して、奥の村へと行くことにした。日が暮れると大変なので、すぐに行こうと4人は同じ考えで、先を急ぐことにした。

しばらく歩くと、雨も止み、1時間くらいで次の村に着いた。