岡本りょういち の活動日誌(京田辺市議会議員)

◇命とくらしが大切にされる市政を◇

広報編集特別委員会管外視察研修に行ってきました。

2014年04月19日 | 活動
 広報編集特別委員会は、4月17、18日、東京都あきる野市と
町田市へ管外視察に行ってきました。

 あきる野市の「ギカイの時間」発行に至るまでの取り組みについて

 あきる野市(人口約8万2千人、3万4千世帯)では、平成23年10月に
調査研究グループ(議員3名、職員1名)を結成し、来庁者270人に協力し
て頂き、10自治体の議会だよりをならべ、どの冊子を手にとって見たいですか?
という市民アンケートを実施されました。結果は10自治体中8番目、手にとっ
てもらえたのは、全体の4%でした。
 そこで、どうすれば手にとってもらえるのかと議論を行い、表紙づくりや表現
方法をリニューアルすることを決定したそうです。
 まず、レイアウトのポイントとして、ストレスなく一気に読める導線、読み進
めるのに必要なホワイトスペースの確保、字数制限や写真を縮小し全体に統一感
をもたせる工夫を行っていました。

          

 その他、議会だよりは、市民のみなさんに読んでほしいのですが、なかなか読
んではもらえません。そこで、あえてターゲットを絞った特集をきっかけに、
号ごとにターゲットを変え、時間をかけて市民のみなさんに読んでもらうやり方
を行っていました。また、裏表紙には「小学生が夢を語るコーナー」として、
市内10小学校の6年生が交代で毎号登場し、啓発的な記事の掲載もされていま
した。

      

 今回の研修を受けて学んだことは、知らせたい内容と読んでもらえる量のバラ
ンスを考え、全て掲載させるのではなく、あくまでも議会だよりをどう気軽に手
にとって読んでもらえるのかを考え、編集を行うことが大切だと感じました。



 町田市の情報発信の取り組みについて

 18日は、町田市(人口約42万6千人、18万5千世帯)で、市民への情報
発信の方法や工夫について研修しました。

   
       【研修のようす】

 同市では、これまで市民への情報発信の方法として、議会だよりを新聞折込で
知らせていましたが、購読率は市民全体の70%弱でした。そこで、平成15年
12月定例会から市民の70%以上が利用しているインターネットを利用するこ
ととなり、議会中継を開始されました。

 平成24年7月には、総額約150億円の新庁舎が移転新築され、本会議だけ
でなく常任・特別委員会もインターネット中継を行い、各個人の表決結果も議会
だよりと、インターネットに公表することになりました。また、通常1週間後く
らいにだされる録画配信は、24時間以内にだすとのことでした。

   
       【全員協議会室】

 その後、議場内を見学させてもらいましたが、小さな子供連れの方にも、気兼
ねなく傍聴してもらえるように、防音の親子傍聴室があり、議場最後列の後ろの
部屋から、ガラス越しに場内の様子が見えるようになっていました。

      
       【親子傍聴室】
 また、議場内には磁気ループシステムが設置されており、音声が聴こえにくい
方をサポートするために受信機の貸出がされていました。
 京田辺市においても、誰もが安心して気兼ねなく傍聴できる議場にすべきだと
感じました。
コメント
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