15・16日の2日間にわたり、建設経済常任委員会行政視察に参加しました。
15日は、群馬県太田市の世界最大級の住宅団地「パルタウン城西の杜」を視察しました。
この住宅団地は777区画あり、他市に先駆けて2001年度から一般家庭を対象に
太陽光発電導入奨励金制度を条例化。
1kw当たり10万円、40万円を上限に設定し、3年間で58件に交付されました。
その後、7年間で1929件に奨励金を交付し支給総額は3億6000万円を超える金額となりました。
特に2010年度は、当初予算200件分の2000万円を計上したところわすか
1時間半余りで予定数を超え、その後も多数の問い合わせが寄せられたため、
対応を協議し9月補正予算を組み、当初予算と同額の2000万円を計上。
しかし、これも直ぐに予定数を超え、更に12月補正予算で3000万円を計上。
これも予定数を上回り、最後には専決処分で900万円程の予算措置を講じたそうです。
【パルタウン城西の杜】
この状況は、市民の環境に対する気持ちと、制度的に一般家庭の余剰電力の売電価格が
1kw48円になったことが大きな要因だと話されていました。
また、この奨励金は市内の店舗に通用する
金券として支給したため、市内商業の活性化にも貢献することができたそうです。
さらに、この効果は二酸化炭素を約2753トン削減することができ、
市民の環境意識向上にもつながりました。
【エコハウス】
16日は、埼玉県川越市の節電運動と太陽光システムの導入について視察しました。
「無理なく、抵抗なく、自然体で」をモットーに前市長が1%節電運動をスタートしました。
きっかけは、1995年12月におきた高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ火災事故でした。
早速、1996年から市内に200以上ある全ての公共施設で節電運動を始め、
「100回に1回、エレベーターを使わずに利用するだけでいいんだ。」と、
市長もエレベーターは一切使用しなかったそうです。
住宅用太陽光発電システム補助事業では、1997年度から1kw当たり10万円、
40万円を上限に補助することで始まりました。
昨年までの14年間の補助件数は2010件・年間の二酸化炭素削減量は、2522トンでした。
また、環境教育上からも子供たちにより良い環境を引き継いでいきたいと、
市内の全小中学校54校に太陽光発電を導入し、子供たちが毎日の発電量を見ることが出来るように
校舎入口には表示パネルを設置しています。
【発電量表示パネル】
その他に、市民に向けては電力使用量や電気代がリアルタイムでわかる省エネナビなどの貸出や、
省エネに取組んで頂いた家庭を「エコチャレンジファミリー」として認定する事業や、
環境にやさしい学校づくりをしている学校を「エコチャレンジスクール」に認定する事業も行っていました。
このように、環境問題を市民、行政、民間団体、事業者など幅広く広げていき、
協同で取り組むことが大切だと感じました。
15日は、群馬県太田市の世界最大級の住宅団地「パルタウン城西の杜」を視察しました。
この住宅団地は777区画あり、他市に先駆けて2001年度から一般家庭を対象に
太陽光発電導入奨励金制度を条例化。
1kw当たり10万円、40万円を上限に設定し、3年間で58件に交付されました。
その後、7年間で1929件に奨励金を交付し支給総額は3億6000万円を超える金額となりました。
特に2010年度は、当初予算200件分の2000万円を計上したところわすか
1時間半余りで予定数を超え、その後も多数の問い合わせが寄せられたため、
対応を協議し9月補正予算を組み、当初予算と同額の2000万円を計上。
しかし、これも直ぐに予定数を超え、更に12月補正予算で3000万円を計上。
これも予定数を上回り、最後には専決処分で900万円程の予算措置を講じたそうです。
【パルタウン城西の杜】
この状況は、市民の環境に対する気持ちと、制度的に一般家庭の余剰電力の売電価格が
1kw48円になったことが大きな要因だと話されていました。
また、この奨励金は市内の店舗に通用する
金券として支給したため、市内商業の活性化にも貢献することができたそうです。
さらに、この効果は二酸化炭素を約2753トン削減することができ、
市民の環境意識向上にもつながりました。
【エコハウス】
16日は、埼玉県川越市の節電運動と太陽光システムの導入について視察しました。
「無理なく、抵抗なく、自然体で」をモットーに前市長が1%節電運動をスタートしました。
きっかけは、1995年12月におきた高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ火災事故でした。
早速、1996年から市内に200以上ある全ての公共施設で節電運動を始め、
「100回に1回、エレベーターを使わずに利用するだけでいいんだ。」と、
市長もエレベーターは一切使用しなかったそうです。
住宅用太陽光発電システム補助事業では、1997年度から1kw当たり10万円、
40万円を上限に補助することで始まりました。
昨年までの14年間の補助件数は2010件・年間の二酸化炭素削減量は、2522トンでした。
また、環境教育上からも子供たちにより良い環境を引き継いでいきたいと、
市内の全小中学校54校に太陽光発電を導入し、子供たちが毎日の発電量を見ることが出来るように
校舎入口には表示パネルを設置しています。
【発電量表示パネル】
その他に、市民に向けては電力使用量や電気代がリアルタイムでわかる省エネナビなどの貸出や、
省エネに取組んで頂いた家庭を「エコチャレンジファミリー」として認定する事業や、
環境にやさしい学校づくりをしている学校を「エコチャレンジスクール」に認定する事業も行っていました。
このように、環境問題を市民、行政、民間団体、事業者など幅広く広げていき、
協同で取り組むことが大切だと感じました。