男社会という差別の中で逆境に立ち向かう女性の姿を描く。アカデミー賞女優となったシャーリーズ・セロンが主演。監督は「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。
前半はわかりやすいくらいのセクハラが繰り広げられる。
この鉱山にはまともな労働者はいないのか、っていうくらいにそれは露骨に誇張されていて、あまりに構図的にすぎる。確かにこういう環境では平気でセクハラをする奴らはいるだろう。特に昔はセクハラという感覚すら発達していなかったからなおのことだ。
しかしさすがにここまで公然と嫌がらせが続けられていたら、まともな人間が一人くらい出てきてもおかしくないのではないか?
そんな風に思いながら僕は映画を観ていた。それが男である僕の限界かもしれない。
しかし後半からはさすがに面白くなってくる。特に労働者を前にしてのシーンは感動的ですらある。
この手のプロットの持っていき方はハリウッドらしいなと思わなくないけど、それが臭くなりすぎず、適度に感動を呼び起こしているのがいい。
そしてラスト近くの裁判所のシーン。
やはり人と人が連帯する映画は美しいと思う。誰かを思い、共に立ち上がって戦おう、そんな人間への信頼ってやつについてを考えさせられた。
ともかくもお勧めの一品である。
評価:★★★★★(満点は★★★★★)
前半はわかりやすいくらいのセクハラが繰り広げられる。
この鉱山にはまともな労働者はいないのか、っていうくらいにそれは露骨に誇張されていて、あまりに構図的にすぎる。確かにこういう環境では平気でセクハラをする奴らはいるだろう。特に昔はセクハラという感覚すら発達していなかったからなおのことだ。
しかしさすがにここまで公然と嫌がらせが続けられていたら、まともな人間が一人くらい出てきてもおかしくないのではないか?
そんな風に思いながら僕は映画を観ていた。それが男である僕の限界かもしれない。
しかし後半からはさすがに面白くなってくる。特に労働者を前にしてのシーンは感動的ですらある。
この手のプロットの持っていき方はハリウッドらしいなと思わなくないけど、それが臭くなりすぎず、適度に感動を呼び起こしているのがいい。
そしてラスト近くの裁判所のシーン。
やはり人と人が連帯する映画は美しいと思う。誰かを思い、共に立ち上がって戦おう、そんな人間への信頼ってやつについてを考えさせられた。
ともかくもお勧めの一品である。
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