PRESSMAN GOGO

ディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

野崎史高トレッキングスクール

2016-09-16 16:08:08 | 日々の事
「ゼッケン1番と2番の人が外国にいますんで、今日本にいる中で一番上手なライダーです」と紹介された、ゼッケン3番の野崎史高選手。

トライアル・デ・ナシオンが開催される9月11日、愛知県のオフロードバイクショップ「タンデム」の主催で開催されたトレッキングスクールを取材しました。
http://www.tandem-kt.com/

集合場所は、全日本トライアル開催を1ヵ月後に控えた、キョウセイドライバーランド。
ここに野崎選手を招いたのは、みんなから「大将」と慕われるタンデムの杉浦勝好さんです。

彼がお客さんと一緒に、もう10年以上も走り回っているというキョウセイの周りのお山。
その林道の各所にあるトライアル的ポイントの攻略&練習方法を、直々に教えてもらおうというスクールです。


杉浦さんの元に集まったのは、トライアル車も3台ほどありますが基本はセローかトリッカー。
大将によると、みなそれなりの腕前とのこと。
「フロントアップや少々のステアケースは問題ありません!」との大将の太鼓判で、基礎練習は無しでいきなり山に入ります。



まずは軽く登ってみましょう。

「さわやかヒルクライム」と呼ばれるまっすぐの登りは、さすがに皆さんノープロブレム。
でも登りの途中にちょっとターンが入ったら、どうなるかな?






林道によくあるつづれ織り登りの、鋭角ターン。






足を着いて切り返せば行けるだけど、やっぱりそこはクリーンを狙ってみようよ。ほら、ちょっとこうするだけでスルスルと。


タイヤ1本の獣道を移動して、登りの途中にある岩越え。

このくらいならちょっとフロント上げれば、マシンが勝手に上がってしまう高さなはずなんですが・・・。


それほど高くないダム型ステアケースでも。





「低いつもりで高いのが、プライド」なんて言葉もありますが、高いつもりで低いのが、フロントタイヤ。
大将が「問題ない」と言っていた皆さんのフロントアップ。実は不完全だったりたまたま1回できちゃっただけだった事が、次々と露呈します。

今度は助走がなく、滑りやすい丸太のオーバーハング。さらに越えたた先が登りになっているという丸太。

野崎選手をもってして「これは難しいねえ」と言わしめます。
頑張って挑戦した生徒さん達ですが、地面や空など、クリーンではない色々なものを見てしまったようです。






でも野崎選手が走ると、セローでもトリッカーでももちろんオールクリーンです。その場でターンして、クリーンの往復まで。






これらのマシンはタンデム杉浦さんがモディファイしているものですが、野崎選手は「いいねえ、これ」としきりに感心。
「十分セクションも走れますよ。ちょっと重たいトライアル車って感じ」だそう。



セローはアンダーガードの他、ギヤ比や吸排気もいじってあります。


でも大将ほどお金と時間をかけなくても、ちょっとした調整だけでもぐっと走破力が上がります。
たとえば、クラッチレバーの調整。


こちらは重たくなったスロットルホルダ。CRCをシュッとやるだけで全然変わります。


テクニックやボディアクションも、疲れが出ると出来ているつもりで乱れていることがよくあります。
マシンも同じでちゃんと診てやらないと狂ってしまい、それに気が付かないまま体が対応してしまうと、ライディングにも悪い癖がついてしまうんですね。

というわけで、テクニックもマシン整備も「基本がいかに大切か」という事を、ちょっと痛い思いもしながら教えてもらいました。

そしてもうひとつ大切なのが「うまく行くイメージ」。
先ほどの丸太も、もうセクションを見ただけでビビっての失敗が連続しました。


この連続ステアでも、3段の岩にビビって「クリーンしているイメージ」が作れないと、行けるものもダメになってしまうのです。








でも気持ちに余裕を持てていれば、イメージ通りに基本を繰り返すだけというわけです。


最後にやってきた、杉浦さんが「魔王ステア」と呼ぶこの高い段差。


ただ突っ込むだけではこんなふうになっちゃいます。




でも野崎選手のテクニック解説を聞いて基本を理解、次に何度かお手本を見て行けるイメージを作った大将。


何人もいるお助けにも安心した事もあったのでしょうが、10年間挑み続けて初めてのクリーンを見事に記録。

最後に自らを人柱として、基本テクニックと基本整備、そしてイメージの大切さを立証した次第です。
いいイメージを作るためには、1ショップに1人、野崎史高ですね。

今回テーマとなった各種基本の大切さは、この映像も含めて近々製作予定の「野崎史高の 変身!トレールテクニック」第2弾に収録します。
いいイメージを常にお手元に置いておくためにも、お役立ちの予定です。おったのしみに〜。

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スーパートライアル2016 第3戦九州大会

2016-09-09 15:30:24 | 日々の事
もう20年くらいも全日本トライアルの取材を続けていますが、いったん流れた大会が復活したのは、おそらく初めてではないでしょうか。
運営スタッフの情熱に支えられ、中国大会と北海道大会の間に開催された九州大会。
やはり日程的にちょっとキツいところもありましたが、内容的には「頑張って開催してよかった」という見どころの多い大会となりました。

いつものスーパークラストップライダーの走りや勝負の機微はもちろん、前回から特典映像として入れている全クラスの表彰式では、他クラストライも見られます。

この取材で九州に着いて真っ先に行ったところは、大会会場ではなく熊本城。
過去の九州大会DVDにもここの映像をたっぷり入れたことがありますが、いやあ、聞きしに勝る被害にビックリです。





不謹慎ながらおもわずこの映像を連想してしまいましたが、本当に怪獣が暴れたような惨状です。

地元ではまだ揺れが続いているようなので、心配です。

DVDの発売は9月中旬となりますが、事前にご連絡いただければ中旬にはお手元に届く形もとれそうです。

CM動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=6Xrjb7FQKnE
以下、DVDの解説文から内容ご紹介。

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スーパートライアル2016 第3戦九州大会
本編:約109分 税込価格:2,880円

熊本地震の影響で、第4戦のあとに開催された2016年の全日本トライアル第3戦九州大会。
第4戦では約1年ぶりの優勝を遂げた黒山健一選手にとっては、ここでも勝てるかどうかがタイトル奪還への分水嶺となる。
待ち受けるのは、豊かな自然の中に作られたスリッピーなセクション群。走破のためにはテクニックはもちろん、豊かな経験と知恵が必要条件となる状況は、第4戦と同じである。ところが黒山は中国大会で見せた、あの迫力ある走りを再現出来ない。
一方前戦で優勝をのがした小川友幸は、同時に全勝チャンピオン達成の重圧から脱け出せたはずである。
しかし今回も不安定な走りが続き、試合の主導権を握ることができない。
いつもの2人の闘いに割り込んだのは、小川毅士と柴田暁。さらに特別仕様のマシンを持ち込んだ野崎史高。
そして火の国の大地を相手に繰り広げられた優勝争いは、思わぬどんでん返しを迎えていく。


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スーパートライアル2016 第4戦中国大会

2016-08-10 23:12:08 | 日々の事
お待たせいたしました!
2016年の全日本トライアル第4戦中国大会のDVDが発売です。


熊本地震の影響で九州大会が延期になったので、第3戦より先の開催となった第4戦中国大会。
会場はJTRは5年ぶりとなる、鳥取のHIROスポーツパークです。
セクションはどれも、猛烈にスリッピーな岩と斜面が続く設定。
このところの全日本はずっと、アクセル開けてクラッチを繋いで飛んで行く、というセクションが多かったので、ここの設定はなかなか新鮮。
選手はそれぞれのテクニックと知恵と経験を活かして1点でも少なく抜けようと、アタマをひねります。

今回はレポートの構成を、選手単位からセクションに変更。できるだけ試合の進行にともなって見られるように工夫もしてみました。
さていかがでしょうか。

DVDはすでに直ちに発送可能となっておりますので、このお盆はクーラーの効いた部屋でトライアルをお楽しみ下さい。
CM画像はこちらです。
https://youtu.be/zWx9oN-U6mo

以下DVD解説文から。
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経験豊富な選手が有利?
テクニックはもちろん、ラインの読み、突発の判断力、知恵と作戦。何よりも勝利に向かう強い気持ち。
全日本トライアル開催は5年ぶりとなる鳥取県のHIROスポーツパークには、ライダーの総合力を試すセクションが待ち構えていた。
選手たちが「トライアルらしいトライアル」と評する、今回の中国大会。彼らの走りからは、トライアルというスポーツの真髄が見えてくる。
スーパークラスでは、今回もシリーズ全勝を目指す小川友幸選手とタイトル奪還のためにはもう負けられない黒山健一選手が激突。この2人の勝利に対する強烈な想いは、それぞれのトライにいったいどのような影響をもたらすのか。そして優勝争いの常連、野崎史高選手、小川毅士選手は?
さらに意外なクリーン、失敗を見せる若手選手の走りも、可能な限り全て収録。
第3戦九州大会が地震の影響で延期のため先に開催された第4戦を、試合展開に沿って綿密レポートする。
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サンデーファミリートライアル Special in 平谷

2016-07-26 18:19:30 | 日々の事
オートバイを通して人生をいかに楽しむか。
「サンデーファミリートライアル Special in 平谷」は、それを具体的な形にしたイベントでした。

標高1000m近い平谷高原の山の中に用意されたコースは、約60㎞。選手たちはここに7時間かけて深く分け入り、楽しみます。
25のセクションはほとんどが沢登り。

高いステアやきついターンはなく、危険度もかなり低いもの。
全日本トライルのようにセクション内での停止や振りはまず必要なく、どの選手もまるでノンストップルールのようにインからアウトまでを抜けていきます。
タイムでの5点もたまにはあるものの、その笛の音はひっかかってもがく選手に「はいお疲れ様、もう頑張らなくていいよ」とやさしく語りかけているようです。
これらの仕様のためオフロード車での参加も可能で、2016年は全部で108名ものエントリーがありました。

トライアルジャーナリストやショップオーナーの参加も沢山。みなさん「年に1度の、仕事ではないトライアルですよ♥」とニコニコしています。

ストレートオン 泥稔選手


フリージャーナリスト 藤田秀二選手


Tom's 吉川富美男選手


Trial exchange  高橋明男選手

今年はなんと遥かイタリアからマリオ・カンデローネ氏も参加。

世界を代表するトライアルジャーナリストのマリオ氏、過去の「平谷」の映像を見て何としても走りたいと思い、このためだけに来日したのだそうです。

前日夜のライダースミーティングでは、乾杯のご発声。「チンチン!」


昨年は快晴で気温も30度を越えたというこの大会。今年は25度ほどの曇り空。でも心配された雨は最後までのがれることが出来ました。まあ降ったら降ったでまた楽しみも深まったのだとは思いますが。

朝7時30分からスタートした選手たちは、地元の人でも知らないだろう、林道とも呼べない獣道を走ってセクションへ。辿り着いたセクションは沢登りに、また沢登りが続きます。
全日本でもそうですが水を含むセクションは、環境問題からなかなか許されなくなっているとのこと。下見するのも億劫になるくらいの長い沢やつるつるのガレ場を走ることができるのは、今や貴重な体験です。






これらのセクションをつなぐコースには、「オートバイってホントに楽しいですよね」の気持ちがたっぷり注入。言い換えれば、めちゃくちゃきつい。
セクション部分はオブザーバーが採点できるようにある程度広くとってあるのですが、コースはバイク1台がギリギリの幅しかなかったり、水が深かったり、曲がりくねっていたりの設定で、さらに登ったり降りたりとずーっと続くのです。






今年はリタイアが例年より少し多かったそうですが、こんなになっちゃったら舗装路まで引っ張りだすだけでも大変です。


写真で見ると、なんでセクションのこんなところで転んじゃうの?とも思いますが、コースに十分体力を吸い取られたあとだと思うと、当然ですね。




でも諦めずに頑張っていると、こんな風景が見られたり

おにぎりにありつけたりするわけです。


試合の途中で出会った、三谷知明選手。

「ここまで減点12点。もしかして優勝かな」と笑っていますが、ありゃあ、すってんと5点。

マシンはSL230。ボルトが1本折れてステップがくるくる回る状態なのも、勲章のひとつです。


こちらは優勝候補No.1の波田親男選手。

「あかん。もう(合計)2点も着いてしまいました。最低や」と苦笑いながら、さすがSSDT出場者というライディングでクリーンしていきます。

小玉健二選手は新発売のモンテッサ4RIDE250での参加。あああ、ピカピカの新車がああああ。

トライアル世界選手権チャンピオンマシンの血筋を引くこのバイクですが、ミッションやサスは全く別物だそう。
その新コンセプトマシンで平谷を楽しみ、オフロード車部門で2位を獲得した小玉選手。
ゴール後のマシンはもう立派な中古車ですが、とっても楽しそう。

オフロード車部門 優勝:三谷知明選手(SL230) 2位:小玉健二選手(COTA 4RIDE) 3位:杉浦勝好選手(TRICKER250)

マリオ選手は途中から見えなくなってしまったと思ったら、マシントラブルでリタイアという結果。
どうやらコースの長〜い下りにやられて、ブレーキがトラブったようです。

それでも最遠来賞で、生日本酒をゲットだぜ。(あ、「ゲット」はポケモンでマリオじゃないか)


レディース賞のトップ3人。
2位小林由利子さんの目標は「100歳までトライアルやります!」だそうですが、そのためには是非肝臓もお大事にね(^^)

優勝:沖本由香選手 2位:小林由利子選手 3位:齋藤由美選手

セカンドクラスの皆様。


ファーストクラスの皆様。


総合トップの3人。波田選手は結局、合計2点で走り切っちゃいました。

優勝:波田親男選手 2位:三好弘祐選手 3位 阿部利弘選手 

この他にも完走賞や何だかんだ、いろいろな理由をつけての表彰がいっぱい。
こちらは最高齢賞の、衣笠剛選手(71歳)


1人の優勝選手を決める全日本とは違い、これはみんながオートバイを楽しむためのイベントなのだということを、改めて感じさせます。
それはこの大会を支える50人ものスタッフにも言えること。ゴールデンウイーク直後から草刈りやコース整備に努めたというスタッフは、全員無給。山奥にある平谷までのガソリン代ですら自前とのことに驚きましたが、実はそれを含めて皆様「オートバイを通していかに人生を楽しむか」という、選手と同じ命題に挑戦しているのだと理解いたしました。


そしてこの大会の総合プロデューサー兼ディレクター兼小間使いの、伊藤敦志氏。
全日本トライアルではすでに伝説のチャンピオンではありますが、そのカリスマ性に頼ること無くこれだけの人をまとめ、もう18年にも渡って動かし続けているのです。

伊藤氏は選手引退後、「オートバイを通して人生を楽しむ」部門でも立派なチャンピオンになっておられたわけですね。

ひたすら成績を求め競い合う全日本も大切な価値のひとつですが、平谷には沢山のやさしさと感謝の気持ちが、まるで沢の水のように流れているんですね。
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2016年全日本トライアル第5戦 北海道大会

2016-07-20 17:25:49 | 日々の事
熊本地震の影響で、ほぼ1ヵ月の間に3大会が開催された2016年の全日本トライアル。
この3連戦でどういう成績を残すのかは、ほとんど今年のランキング争い全てを決めると言ってもいいでしょう。


「3つを獲ってチャンピオン奪還を実現させます」と言っていた黒山健一選手。

3連戦ひとつ目の中国大会では貫禄すら感じさせる走りを復活させ、優勝。

一方追われる立場の小川友幸選手は「勝ちたい」という気持ちが空回りしたとのことで、中国大会では今季初黒星。
次の九州大会でも「あれ?」というミスを繰り返しますが、黒山選手がマシン不調に見舞われた事と野崎選手のミスにも助けられ、何とか優勝を拾います。

この北海道大会はそれぞれの選手が問題に対策を施しての、いよいよ事実上チャンピオンを賭けてのぶつかり合いとなるわけです。

セクションは重機を入れて掘ったり岩やヒューム管を移動したり。限られた地形の中でスタッフは色々頑張って見どころを作ってくれていました。
ただ知恵と技術で何とかなるかもというこれまで2戦とは違い、行ければクリーン、ミスすればただちに5点という設定はいつもの北海道大会と変わりません。

この中で激突した小川友幸と黒山健一。最初の山場は第3セクションです。
これまで単独でも厳しかった高いステアを、今回は右の岩から挑むラインです。

左か右か。岩のどの位置に前輪を当ててのウーポンかが悩みどころですが、どこからやっても誰もここを越えられません。







※写真上から吉良祐哉選手。斎藤晶夫選手、柴田暁選手、小川毅士選手

黒山選手も失敗。あやうく顔から岩に突っ込むところでした。


ところが友幸選手はクリーンで越えたのです。


試合は第4セクション。北海道大会では定番の難セクションです。
下から大きな2段ステアを越えていく設定なのですが、今年は1段目を上がったあとに一旦左に迂回して2段目に挑む事ができるようになっています。

全員がそのラインを狙うのを見た山本昌也氏は、「あれ?あの抜け道は塞いだはずなんやけど」。どうやら昨夜から今朝のうちにセクションの設定を変えられたとのことで「まさかそんなヤツがおるんやなあ」と不満気です。
※ただ前日の選手下見時間に撮影した映像には、特に抜け道規制のマーカーやテープはないように見えます。


セクション設計者の意図とはちがったのかもしれませんが、それでもこのポイントの難しさは変わりません。





※上から氏川湧雅選手、斎藤晶夫選手、柴田暁選手

転倒が相次ぐ中で、黒山選手は針の穴を点くようなマシンコントロールで、1点でアウト。

これで第3の失敗を取り返したかと思ったのですが、最後を走る友幸選手もクリア。

最後のヒューム管からは落ちてしまいますが、すでにマーカーを越えていたため減点は2点。

結果としてこの減点が、この日の友幸選手唯一のミスとなりました。

このセクションでは5点になった野崎史高選手。

でも前戦では黒山選手を破り、さらにあと1歩で友幸選手にも勝って優勝、というところにまで迫ったライダーです。
今回は腰の調子がイマイチとのことでしたが、第3セクションでは友幸選手と並んでクリーンを記録。

野崎選手は1ラップ目の前半を、黒山選手の上を行く2位につけています。

試合は、ここも毎年ドラマを産む第6セクション。


柴田暁選手が2点、小川毅士選手が1点の他は黒山、野崎選手を含め全員が5点となりますが、友幸選手はただ一人クリーン。









今回手がつけられないほどの安定感を取り戻した友幸選手は、1ラップ目の中盤で早くも勝負を決めてしまった感じです。

1ラップが終わって1位は友幸選手の減点2、2位は野崎選手の減点10、黒山選手は減点11で3位に着けますが、2ラップ目もあの第3セクションで失敗。


ライバルの2人は、2ラップ目もここをクリーンです。




ところが第6セクション。野崎選手はマーカーに触れ5点。

黒山選手は今度こその1点で抜けて、ようやく野崎選手と同点にまで追いつきます。

でも絶好調の友幸選手ははるか先で、すでに優勝は絶望的。
それどころか2ラップが終わっても野崎選手との同点は変らず、クリーン差で負けているという状態です。

野崎選手vs黒山選手。お互い2位の座を賭けたスペシャルセクションです。
その第1を野崎選手はクリーンでアウト。


それがプレッシャーになったのか、次に入った黒山選手はトライ途中に予定していたラインを変えます。
その結果時間に追われ得ることとなり失敗。この瞬間2大会連続3位が確定してしまいました。


2試合連続で2位獲得の野崎選手ですが、優勝の友幸選手には「今回は歯がたたない状況で」と非常に残念そう。


今回終わってみればほぼオールクリーンと言ってもいいような走りだった、小川友幸選手。
シーズン開始時に言っていた「目標は全勝チャンピオン獲得です」を再び持ち出し「1敗しているので実現は不可能ですが、残り2戦も勝って<ほぼ全勝チャンピオン>を実現したいです」とのことでした。


優勝 小川友幸 減点2 c21
2位 野崎史高 17 c18
3位 黒山健一 22 c16
4位 小川毅士 31 c13
5位 柴田暁 35 c13
6位 野本佳章 47 c11
7位 吉良祐哉 54 c8
8位 加賀国光 58 c7
9位 斎藤晶夫 62 c8
10位 田中善弘 62 c5
11位 成田亮 70 c6
12位 氏川湧雅 80 c4
13位 砂田真彦 80 c2
14位 岡村将敏 83 c2
15位 藤原慎也 35 c2

前回試合終了直前まで6位に着けていた野本佳章選手。SS第2でわずかに杭に触れた5点で逆転され、またしても7位。
「また7位!もー7位は飽きたよ。6位になりたい。5位はいいから6位になりたい!」と叫んでおりました。


その野本選手の、北海道名物の超絶ヒルクライム第2セクション。

いつもの年より重機で難しくされたここを真っ先にクリーンするなどの走りで、ついに狙い通りの6位を獲得です。

きっと5位はあえて避けたのでしょうね。九州大会直後に生まれたばかりの長女杏ちゃんに、立派な北海道土産です。
今年初めての表彰台では「誰も獲ってくれないから」とスマホで自撮りをしておりました。証拠写真かな?



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