PRESSMAN GOGO

ディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

スーパートライアル2016 第2戦近畿大会

2016-05-25 17:34:19 | 日々の事
九州大会延期で全日本TR的にはちょっと開いている5月下旬。頂点トライアルはDVDでお楽しみ下さい!

というわけで、近畿大会のDVDが完成です。

リヤタイヤがマシンガンのように飛ばす砂に全身撃たれながら撮った映像、満載です。
※体は我慢すればすむけど、カメラがあああ!


今回はMFJ近畿の方々に嫌われてしまいそうな内容も、あえて入れてあります。
批判はジャーナリストの使命だし、まあ本当の友達は苦言も言ってくれる人っちゅうことでご理解いただければ幸いです。
これで全日本が少しでもいい方向に進んでくれればいいんですけどね…

何をどんなふうに、てな事もお楽しみでご覧くださいませ。

サンプル動画はこちら。
https://youtu.be/UYDTIXFFUrQ

5月27日(金)には発送出来ると思うので、今月中にはお手元に〜(^^)/




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スーパートライアル2016 第2戦近畿大会
本編:79分 特典映像:東京モーターサイクルショー トライアルデモンストレーション
税込価格:2,880円

今年も落ちる、落ちる。時には選手にとって危険を伴う大転倒が続出する近畿大会。
開幕戦で惜敗した黒山健一にとっては、負けられない試合。今度こその優勝に向い、黒山はまだ慣れない新型マシンを走らせる。
一方ディフェンディングチャンピオン小川友幸は、最後まで思うようなライディングが出来ない。
この過酷な試合に挑むスーパークラスは、15人。
一瞬で転落するセクションに加え渋滞などによる持ち時間の機微が、勝負の行方を動かしていく。

特典映像は、東京モーターサイクルショーのトライアルデモンストレーション。
成田匠が33年前のTLR200で、現代トライアルテクニックを披露する。
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2016年全日本トライアル第2戦近畿大会

2016-04-20 00:11:13 | 日々の事
土曜日の快晴が一変、大会当日は暴風雨との予報だった全日本トライアル第2戦近畿大会。
朝起きた時は真面目にざあざあ雨が降っていて「ああやっぱり」だったのですが、スーパークラスがスタートする頃には止み始め、その後はすっかり青空に。
こちらは雨対応の装備だったため、直射日光対策が不十分。腕時計跡にマジックで文字盤が書けそうになってしまいました。

試合途中から風がものすごく強くなっても来ましたが、取材側としてはそれでも雨よりは1000倍マシです。

スーパークラスは今回も、チャンピオン小川友幸と王座奪還を狙う黒山健一の激突。
1ラップ目、12人の選手が転落した崖登りの第3セクションを黒山選手は1点。

友幸選手は3点。

このあと二人はいつものようなシーソーゲームを展開しますが、1ラップ目でトップをとったのは黒山選手でした。

「タイトルをとり返せなかった昨年の僕は、突然5点になることが多かったんです。でも開幕戦は敗れはしましたが、5点は1個だけで一番少なかったんです。そういう意味でひとつ課題を突破しているんで、今度は大丈夫です」と語っていた黒山選手。
今回も5点は少ないのですが、2ラップ目の中盤からちょいちょい足着きが目立ち始めます。
その後から走る友幸選手は、まるで黒山選手の足跡を掃除していくように見事なクリーンを続けて、2ラップ目第5セクションでついに黒山選手を逆転して、勝負は3ラップ目。

毎年選手を苦しめている第2セクションは、今年もひとつの3点すらなく全員を叩き落としています。
黒山選手は3回目も、この結果。

ところが友幸選手は、最後にただ一人、3ラップを通じて唯一のクリーンをとったのです。

ここから友幸選手はじわじわと黒山選手を引き離していきます。
この時点で負けを意識してしまったのか、黒山選手はSSを2つとも失敗するという彼らしからぬ走りで、2位をキープするのが精一杯という結果でした。

黒山選手は試合途中から、マシントラブルを抱えていたとのこと。
トラブル内容は秘密とのでしたが、どうもキャブ系のように見受けられました。
また友幸選手は「健ちゃんは時間がなくて焦っていたのではないですか?」との分析をしています。

時間不足の原因はいろいろありますが、まずは渋滞。

この会場での全日本は毎年、特に前半のセクションでひどい渋滞が見られます。


また失敗した選手がマーカーを飛ばしたりテープを切ってしまった際の修復にも、いつもかなりの時間を要しています。
セクションの修復では今回波田親男さんが、本来の吉良祐哉選手のアシスタントからはずれて、進行として非常に頑張っていました。
どのセクションに行っても「分身の術か?」と驚くほど波田さんがいて、せっせとテープやマーカーを直しています。
逆に言うとどのセクションでも「波田さんはどこ?」「波田さんを呼んできて」状態なのです。

本来はNGなのですが、競技の進行を少しでも遅らせないためアシスタントがマーカーを刺したり、時にはプレスが倒れた杭を打ち直したり、なんて事も。

誰からも手が届かないヒルクライムの途中にあるマーカーは、ずれた状態のまま競技が進行されています。


今年はちょっとだけいじってありましたが、この会場のセクションは2012年の開始当初から基本的に同じ。
危険な設定もいくつかあって、アシスタントがヘルプに立つ位置がほとんどないため失敗したマシンを掴むことが出来ないのです。
このため転倒した選手はバイクと一緒に崖を転がり落ちてしまいます。




この結果、今年はついに深刻な怪我がいくつも出てしまいました。

1ラップ目の第3セクション。
あと一歩で登りきれなかった田中善弘選手のマシンを、アシスタントの山村史人さんが掴みに行きます。

この時山村さんは、左手に命綱のロープを握っています。ところがこれが、右手でバイクを掴んだ山村さんの腕を締めあげてしまうのです。


右手はマシンに挟まり、落とすことすらできません。なんとかマシンを捨てても、自分の体重だけでロープが締まって行きます。
波田さんや他のアシスタントの協力でなんとか引き上げたものの、このアクシデントで山村さんは左手の指を骨折です。


善弘選手のアシスタントは試合途中から、小川毅士選手のお父さんにチェンジされました。

たまたま有能な人材が空いていたのは、単なる幸運。
下手したら善弘選手はその後の試合をサポート無しでトライして、さらに怪我人を増やす結果になっていたかもしれません。

こちらは同じ1ラップ目第3セクションの野崎史高選手。

登りきれなかったマシンにアシスタントの中山浩さんは追いつけず、野崎選手はマシンと団子になって崖を転がり落ちます。


数分間動けない状態の野崎選手でしたが、なんとか立ち上がって試合に復帰します。


この怪我の影響でしょう、1ラップ目は4位という結果の野崎選手、でもその後少しずつ減点を減らし順位も上げます。
その復活に怪我は単なる打撲程度だったのかと、スペシャルセクションの前に様子を伺いに行ってみたら…。
「いやあ痛いと思ったら、スネの肉がぱっくり割れて中の骨が見えてるんだもの。そりゃ痛いよね」
本人は笑って語りますが、縛り上げた包帯の下は血だらけです。

最後のセクション、SS第2を終えた直後はこの表情でしたが、それでも黒山選手が5点のここをクリーン。2位に1点差にまで迫る3位で試合を終えました。


このほか、加賀国光選手は2ラップ目第9セクションで転落。
肩を脱臼したかという怪我でしたが、そのあとを申告5点にするにも脱臼した肩でマシンを押してコースを回らなければなりません。
それができないとリタイアになるところでしたが、加賀選手は何とか競技に復帰できてラッキーでした。

でもどんな環境であっても、選手たちは全力で走ります。

今回印象的だったライダーは、まずは藤原慎也選手。
前回関東大会はTRSで参戦した藤原選手ですが、その後「大人の事情が色々ありまして」とのことで今回はガスガス。
しかも大会直前に友達から借りたという、フルサイズではない280での参戦です。

かねてから「成績よりもカッコいい走りを目指します」と言っていた藤原選手。
全員が5点の1ラップ目第2セクションでは、それ必要あるの?という派手なエアターンなどを交えての走りです。

結局タイムで5点にはなるものの、昨年はオッサで大転倒、今年もほとんどの選手が落ちた登りはクリアしました。

その後も、ほとんどの選手が中盤までに落ちたSSの第1を3点で頂上まで登るなど、へー、ここ行っちゃうんだ、という走りをいくつも見せてくれました。

もう一人はやはり、優勝の小川友幸選手。
とにかく抜群の安定感がすごい。
リードされていてもまったく焦ること無く、自信に満ちたトライを続けます。
派手さはないものの、アシスタントの田中裕大さんも驚くほどの集中力でどこでも確実にクリーンをとって行くのです。

ゴール直後にチーム員と余裕の握手。

「今シーズンの目標は、全勝です」と言っていた言葉も、2連勝実現で早くも現実味を持ってきました。

優勝 小川友幸 減点28c16
2位 黒山健一 44c13
3位 野崎史高 45c13
4位 小川毅士 57c9
5位 柴田 暁 66c7
6位 田中善弘 91c3
7位 野本佳章 96c3
8位 斎藤晶夫 102c4
9位 藤原慎也 102c3
10位 砂田真彦 104c2
11位 加賀国光 105c1
12位 吉良祐哉 108c2
13位 岡村将敏 108c2
14位 武井誠也 113c3
15位 氏川湧雅 116c1

表彰式は野崎選手はゴール後病院に直行のため、2人(+アシスタント)で進められました。






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スーパートライアル2016 第1戦関東大会

2016-04-13 15:55:37 | 日々の事
2016年の全日本トライアル開幕戦 関東大会のDVDが完成です。


全7戦ある全日本トライアルですが、その中でも特に開幕戦は、新しい選手、マシン、新体制が並びフレッシュです。
新昇格の選手はいったいスーパークラスでどこまで走れるのか。
特に今年は久しぶりに浪人なし、ストレートに上がってきた氏川湧雅選手が注目です。

またヴェルティゴ、TRSという全日本参戦が初めてになるマシンも興味深い存在。
シェルコのように昨年も走っていたマシンも、モデルチェンジがされています。
さらに野崎史高選手のように、マシンは変らないながらも契約が微妙に変わるライダーも。
これらがトップライダーたちのトライに微妙な変化を与えていく様子を、映像でしっかり描くことが出来ました。

ストーリーの中心となるのは、やはり黒山健一選手vs小川友幸選手の戦い。
バージョンアップされたマシンを持ち込んだ黒山選手に対し、一見新しい変化はないものの、そこは開幕戦ならではのプレッシャーを背負う友幸選手。
二人の優勝争いを中心に、今年も全ライダーのトライを描きます。

特典映像は、東京モーターサイクルショーでのダンロップブースのトークバトル。
小川友幸と黒山健一はここでも激突。開幕戦の裏側を語ります。
もうひとつ、この大会から始まったレディースクラスの様子もピックアップです。

CM動画は以下からお楽しみ下さい。
https://youtu.be/IgJd7ExaKQg
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2016東京モーターサイクルショー

2016-03-28 14:43:20 | オートバイ
ここ数年毎年取材している東京モーターサイクルショー。今年も行ってまいりました。

東京ビッグサイトの会場にはいつものようにロードの大排気量車がたくさん並び、パワー溢れる粒々たる筋肉をみせてくれます。
MVアウグスタ

ノートン

カワサキのNinja H2海外向けモデル。

インディアン

こちらのビモータ、これで679万円というのはかなりお買い得なのでは?

おじさんの脇の下汗も乾かしちゃいそうな、エアコン室外機のようなラジエターを積んだトライク。

「フランスのオートクチュール」がキャッチフレーズだというマッチョバイク、Avintonというメーカー。


新しさやパワーよりも趣味性を重視したマシンも色々。
現存するバイクブランドでは世界最古。自転車を作り始めたのは1851年、バイクも1901年からというロイヤルエンフィールド。


これはハーレーカスタマイズのメーカーが作ったマシン。

免許もないので個人的にはハーレーはイマイチな私ですが、こういう手書きのようなグニャグニャした線はインタレスティングですね。鳥山明が好きそう。


今年の東京モーターサイクルショーの展示、去年や一昨年はなかなか見つけられなかったオフ車が、今年は結構な数が展示されていました。
オフも走れますよ、という車体から


完全なオフ専用車まで。


2015年JMX IA2チャンピオン富田俊樹選手のマシン。富田選手は今年450に乗り換えてAMAに挑戦するそうです。

最近は4輪や電車にも乗る仮面ライダーも、やっぱりオフ車が似合う気がします。

ほかにも定番のKTMをはじめオフ車がいっぱいありましたが、中にはこんなバイク展示も。


そういや今年のポスターはオフ車をモチーフにしたと思われる、こんなデザイン。

時代はパワーからテクニック重視、アスファルトからオフロードに向かっているのでしょうか。
何はともあれ、いろいろな価値観があるのは喜ばしいことです。

オフ車じゃないけど、トライアルファンには懐かしいメーカー、SWMの展示。


伺った所、ハスクバーナの工場を借りて製作しているのだとか。
今はさすがにトライアル車はないそうですが、モタードマシンなどは作っているそうです。

もうひとつ今年特徴的だったのが、キャンペーンギャル。


といったいつもの感じも活かしつつ、谷間やおへそのないパターンもいっぱい。








先ほどのインディアンも、ヘビーな車体に対してこのコスチュームの女の子でした。


大阪オートメッセ以来の過激露出キャンギャルにちょいと辟易していたわたくし、これはこれでひじょーによろしい、と思っていたら、こんな女の子(?)も発見。

パーツクリーナーメーカーの、ちゃんとしたキャンギャルのようです。


かなり多くのブースでは、見るだけではなく参加型の企画もやっていました。
ダンロップのブースにはこのポスター。ダンロップを履くスター選手総出演でしたが、トライアルファンに向けては小川友幸vs黒山健一のトークショーを開催です。

この二人、絶対裏でしっかりネタ合わせをしているよな。

ボケと突っ込みが絶妙に入れ替わり、最後が「もうええわ。ええかげんにしなさい!」の落ちじゃないのが不思議なくらいでした。

こういうモーターショーでは色々な形で活躍できるのが、トライアルのいいところ。
屋外会場では今年もデモンストレーションを開催です。成田匠、成田亮、野本佳章の3選手がやってきました。

昨年は電動バイクでのデモを見せてくれた成田匠、今回はなんと1983年製TLR200を持ち込みました。

33年前成田省三さんが乗っていたというマシンで、倉庫でサビサビになっていたものをこのデモのためにレストアしたのだそうです。
匠さんは小学生の頃、これに乗った記憶がかすかにあるそう。世界ランカー成田匠の出発点になったバイクですね。
「今のバイクより20kgくらい重たいんで、もう腕が上がっちゃって大変なんですよ」と言いながら、2本サス、前後ドラムブレーキのこのマシンでこんなことしちゃいます。




後ろに見えるクレーンで釣ってるんじゃないかいな。




33年前はエディ・ルジャーンですらこんな所登るなんてあり得なかった、120cmほぼ直角ステアケース。

キッカケなしのグランド・エアターン。

現代トライアル最新のテクニック、ハンドル真っ直ぐスタンディングも披露。

それを見たMCのジャッキー浅倉さん。

わざと話を長引かせて、匠選手が足を出すまでいぢめます。


お客さんを呼んでのスタンディング挑戦では、「5秒出来たら、なんとこのマシンをプレゼントしちゃいます!」「ちょっと待って下さい、これ父のバイクなんで勝手に決められないです」「川崎のお父さん、いいですよね?」とマジなやり取りも。

カウントダウンはすごーく早く数えて、残念ながら4.8秒でした。

いたずら心のジャッキーさん、今度は選手たちに90度ウイリーを要求します。でもなかなかうまく行かない野本選手。

一方匠選手は


やべ!リヤフェンダーからガリって音が!
タンクとフェンダーはホンダショップナリタ(当時)のオリジナルだというこのマシン。もう換えがないので匠選手、真剣に心配します。

まあこのくらいなら大丈夫だったかな?


最新マシンで負けてなるものか、という野本選手。こちらもちょっと頑張り過ぎちゃいました。




と、いろいろな盛り上がりがあったトライアルデモンストレーション。
最後はやはり野本選手のこの大技で締め。

正直今年はちょっと迷ったんんだけど、頑張って取材行ってよかった。
今年も大盛況の東京モーターサイクルショーでした。

この映像は、今後「スーパートライアル」の特典映像や「モーターゲームス」に収録予定です。
お楽しみに〜!
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2016年全日本トライアル第1戦 関東大会

2016-03-16 00:24:54 | 日々の事
2016年も始まった全日本トライアル。
第1戦の結果は、12セクション2ラップ終了時に小川友幸選手を1点差で抑えて1位だった黒山健一選手が、SS第1で痛恨の足着き。


この結果2点差で2位、友幸選手は逆転優勝という劇的な結末となりました。

上記の通りその足着きの瞬間の映像ももちろん撮ったのですが、今回はちょっと違う角度からの動画を制作してみました。

開幕戦といえば、選手の新しい体制やニューマシンの登場も楽しみのひとつ。
今年も多くの選手が様々なチェンジを経ての参戦となりましたが、中でも目を引いたのがついに全日本トライアルに登場した世界最新の2つの新メーカー。
というわけで、TRSとヴェルティゴをご紹介です。

あのジョルディ・タレスが開発。昨年末からアダム・ラガが乗って高性能を証明しているTRS。
https://youtu.be/mepPXlINHdU

こちらはドギー・ランプキンが開発ライダー。今年はジェロニ・ファハルドが乗るヴェルティゴ。
ランプキンのライディングで2015年SSDT優勝マシンなので、耐久性も折り紙つきです。
https://youtu.be/AaWXVBVUeyM

いずれもスーパークラスのライディングとともにお楽しみ下さい。
※氏川選手のライディングは「僕のあのナイスサポート撮ってくれた?」と言う田中裕人さんのリクエストにより、あえて転倒シーンを入れました(^^)
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