PRESSMAN GOGO

トライアルのディレクター生野涼介が今日もGOGO!(…囂々??)

果てしなきナビ&高速道路との闘い

2012-04-24 12:22:13 | トライアル
2年ぶりの近畿大会。ちょうど先週開通したばかりの新東名を使って行ってみました。


横浜から西に向かい、御殿場で新しい道路に入ります。


広いよ、黒いよ(路面が新しいので)などと前評判は聞いていましたが、それほどの感慨もなく。
ガードレールや照明は新しいのでしょうが、走っている時はじっくり見られるわけでもなく、そんなに変わった気はしません。
それより、カーナビがとち狂ってやたらとUターン指示。画面は山の中をぶち進んでいる事になっています。

こんな風にナビをいたぶるのが好きな人、他にもきっといるよね?

サービスエリアはやたらに広いです。入る時は「混雑」の表示があったのですが、お客さんがまばらに感じるのはスーペースがありすぎるからでしょうか。

どのSAにも必ずコンビニが設置されていて、パーキングの導線も無理なく一方通行にできる設定。ガソリンスタンドもセルフが多くて、世の中の流れにそって工夫はされているようです。

しかし旧東名より山沿いなので津波に強い、との売り文句も、これだけトンネルと橋が多ければ地震がきたらすぐに崩壊か通行止めじゃね?



車線の幅をとったことで最高速度は120~140km/hという予想も、結局100km/h制限に。逆についついスピードを出てしまう車が増えるだろうとのことで、パトカーを大量導入しているのだそうです。それって囮捜査?
車線を見ると、なぜかすでに引き直した跡もあり、うーん。
御殿場から三ヶ日までという距離もかなり短く、これを2兆6000億円もの巨費かけて作る必要はあったのかな、と思います。
別にこれまでの東名でも困っていなかったしねえ。
この道路が計画されたのは20年以上前、バブルまっさかり時代の右肩上がり予想で通行量などを計算しているとのこと。
今後さらに延長(といっても豊田まで)して、工費は4兆4000億円まで膨らむそう。そんな金あるんなら税金上げる必要はないだろうし、どうせなら東電買い取るなり新エネルギー開発した方がよくね?
色々な方面から日本が終わりかかっている今、これを通さなければならない理由が感じられませんでした。

なにはともあれ、奈良に到着。大雨、大風の中でしたが、全日本トライアルの取材も無事終わりました。
大会では、いろんな人にお会いできることも楽しみのひとつ。
ところが今回、いつもお世話になっているK氏の姿が見えません。チームにお尋ねすると、練習中の転倒で骨折してなんと入院中とのこと。
そりゃいかん。せっかく関西まで来ていて病院も近いので、帰りがけにお見舞いに行くことにしました。

初めての場所でもすぐに行けるのが、ナビの便利な所。ふむふむ、これなら午後7時までには着きそうだから、飛び込みでも面会時間に間に合うかな?と車を走らせます。
しかし大阪の道路は細くてぐにゃぐにゃ。交通ルールも微妙に違うのでなんだか走りにくい。周りは知らない地名ばかりで頭に地図が描けず、ナビに頼っていると自分がどこにいてどちらに向かっているのかさっぱりわかりません。なんだかヨーロッパをレンタカーでたどっていた時のような不安感。
取材で昼食抜きだったのでお腹はすくし、ガソリンも切れかかった頃ようやく病院に到着しました。

受付に聞いたら、面会時間は大丈夫なよう。
「Kさんの病室はどちらでしょうか」
「Kさんですね…えーと、そういう方はいらっしゃいませんねえ」
「え?整形外科だと思いますが」
「はい、うちには入院なさっていません」

がーん。どうやら病院を間違えてしまったよう。
確かハンナン中央病院と聞いたのですが、これは大阪府松原市。
あとから調べたら奈良県生駒市に「ハンナ中央病院」というのもあって、どうやらこちらが正解だったのかな?
でもこれは正式名称「和幸会阪奈中央病院」というらしく、このため「ハ」で調べたナビの検索に引っかからなかったんですね。
この辺は「阪奈」「京阪」「名阪」「阪南」など色々あるみたいで、そんな地名の微妙な差、年に1度しか来ないわたくしには判別不明。
関東だって、YSP京葉と京王と京浜の区別がつきにくいというのにさ。

それともこれは、行きの新東名でいぢめたナビの仕返しだったのでしょうか…。
せっかくギブスに落書きしたろと思っていたのに、残念!

仕方なくわたくしは帰路へ。ナビで名神高速道の一番近いインターと出た「尼崎」に向かい大阪縦断。
いやあ、相変わらずどこをどっちに走っているのかわかならいし、ウミウシのようにどぎつい色使いのビルが並ぶ街、突然現れた、あれが噂の通天閣?「あぶさん」の漫画では白黒だからわからなかったけど、目が疲れる電飾だなあ。そしてどかんと立ちはだかる阪神デパート。関東では全然見ないけど、こっちでは阪神てでかいんだなあ。渋谷の「109」とそっくりのネオンで「103」とは、あっわかった、ここが大阪人がクスっと笑う「十三」ってところだな。ゴルゴ十三。

尼崎に着く前に案内標識で「名神豊中」を発見。ナビ君どうなってるの、はともかく、なんとかこれで大阪脱出に成功です。
京滋バイパス、新名神から東名阪自動車道を使って東名を目指します。
ちなみに最初に走った時、この「東名阪」を「とうめい阪」と読んで東名の一部かと混乱していた私。
ナビもこのへんの道は知らないので、またまた田園地帯をぶっとん行く表示であたふたしております。
へへへ、これは「ひがし名阪」と読むんだよ、と阪南と阪奈で騙された仕返しでナビをいたぶっていた私ですが、すぐに再び逆襲されることに。

このまま東名につながるはずが、あれ?なんで名古屋高速の表示が??しまったあ、またやっちまったかあ。

東名阪自動車道から東名につながる道は、ある時ふと左に折れて伊勢湾岸自動車道に入らなくてはならないのですが、この表示がかなり小さく見落としがち。以前もやっちまったことがあるんだけど、またもや入りそこねてしまったのです。

仕方なく車は名古屋第二環状自動車道へ。
この道路、最近名前変更されたんだとか。なにー、そりゃあ間違えるわけだよ。政治の都合でこういう固有名詞や地名は変えてはイカンよ。
ヨーロッパの高速みたいに誰でもわかる番号で呼んで、どんな国の人がいつでもちゃんと走れるようにしてくれないと世界から置いていかれちまうぜ。
しかもちまちま小銭稼ぎで通行料取りやがって、それが目的か?とプンプンしながら走っていて、ふと気が付きました。

大阪ですっかり時間を食ってしまった私、只今時刻は23時45分ではないですか。
24時までに東名に戻らないと、ひええ、土日半額の割引が効かなくなるううう!

大阪以上に名古屋の地名を知らない私、今自分がどこにいるのかもわからずひたすら車を走らせます。
見えた!東名こちらの表示。果たして間に合うのか?ダメならちくしょー正規料金なんか払えるか!全部下道で横浜まで帰ってやる!!
電波時計とさらにラジオの時報もセット。007の時限爆弾コード切断か、はたまた全日本トライアル、アシスタントの秒読みカウントダウンよろしく、23時59分40秒の段階でなんとか東名のETCゲートをくぐることが出来ました。ふううう。

そのあとは帰りも新東名を使って、眠気覚ましに各SA全部に入って「開通記念 スタンプラリー」のハンコを押しまくり。せめて何か賞品当てて元をとらないとね。
午前2時半まで頑張ったけど、長泉沼津というSAでついに沈没、仮眠をとります。
寒さで目が覚めたのは朝7時過ぎ。ふらふらとトイレに行って戻ってくると、あれ?どこかで見た顔が。おやまあ、田中裕人君ではないですか。あはは、おでこに枕の跡が付いている。
「随分遅いですね、どうしたんですか」「いやあ、カクカク・シカジカで」「じゃあお気をつけて」
と別れたけど、そういや彼も随分遅くて今日の仕事は大丈夫なのかな?
まあどの人にもそれぞれのドラマがあるということでしょう。

スタンプラリーはやってみると結構大変で、どのスタンプをどう集めればいいのか非常にわかりにくく書いてあります。
要するにそこそこの賞品に応募するためには新東名と旧東名両方が必要で、しかも2つが並行していない海老名SAとかにはスタンプ置いていないのね?
なんだよ、これじゃ頑張ってみてもなかなか応募まで行きつけない仕組みじゃねえか。
ちっくしょー、嵌められたとわかっていても、約1ヵ月後の九州大会の時に再びチャレンジして何か取り返してやるぜ!

という訳でお見舞いには行けなかったけど、Kさん、早く回復なさって九州でお会いできることを楽しみにしております。
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全日本トライアル第2戦 近畿大会速報

2012-04-22 20:32:48 | トライアル
結局1日雨。風も強く、選手も観客も大変な1日でした。
かなりやさしい第1セクションはみなクリーン。続く第2はみな5点。ここを2点で抜けたのがガッチと健ちゃん。二人は1ラップ目はいい勝負をするものの、2ラップ目第5でガッチが転倒。一時は歩けないくらいのダメージを負いそのあとバタバタと5点で自滅。4位にまで落ちてしまいます。この時2位は毅士。いつものように2ラップだったらよかったんですが、今回は3ラップ。きっちり点数をまとめたベテラン勢にしてやられてしまいました。
優勝 黒山健一 27c14
2位 小川友幸 56c9
3位 野崎史高 57c11
4位 小川毅士 62c7
5位 柴田暁 72c6
6位 田中善弘 81c4
7位 野本佳章84c4
8位 斎藤晶夫 96c4
9位 宮崎航 98c2
10位 滝口輝 100c4
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全日本トライアル近畿大会前日情報

2012-04-21 20:33:04 | トライアル
全日本トライアルは初めての開催となる名阪スポーツランド。カートなどのスピードコースが何面かとモトクロスコースも備えた、結構な広さ。中に入ってから迷子になってしまいました。
セクションは斜面の土の登りが中心。見た目の派手さはそれほどでもないのですが、行ける人とバタバタの人と、大分差がつきそうな設定です。
明日はかなり強い雨も降るとの予報。押しまくり、滑り落ちの試合になるかも。


斎藤晶夫/転勤などの影響で真壁から二回しか乗ってません。厳しいところはありますが、出来るだけの事はします。

滝口輝/今回の目標は順位ではなく、打倒宮崎航選手です。彼が6位に入るなら僕が6位に入って彼を7位にします。
    (輝選手はIA時代から航選手をライバルと思っているのだそうです)

宮崎航 /負けないです。僕は5位以上を目指します。

田中善弘/苦手な高いステアが少ないおじさん向けセクションです。頑張ります。

野本佳章/右足首を捻挫してしまったんですが、負けないように頑張ります。

柴田暁/久しぶりの3ラップのレースです。オフの間頑張った体力作りの成果が出せると思います。明日は勝ちます!

野崎史高/明日は雨で気温が低いなりそうで、腰痛の再発が心配です。
     でもそんなこと言っていられないので、前のような事(4位)がないよう頑張ります。

小川友幸/正直言って勝つには厳しい環境ですが、出来る限りの事はします。

小川毅士/はい、まあ、ええ。頑張ります。(前回の2位では満足していないという感じでした)

黒山健一/初めての会場で楽しみです。もちろんしっかり勝たせもらいます。
     右手首を怪我して痛いんですが、アクセル開けないと行けない所ばかりなので、我慢して開けます。

明日は8セクション3ラップ。久しぶりにSSはありません。舗装路に泥が落ちないようプレスのバイクもかなり制限されそうで、大変な1日になりそうです。
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小川友幸トークショー

2012-04-19 00:33:12 | トライアル
先日の東京モーターサイクルショーで開催された、小川友幸選手トークショーの動画をアップしました。

http://www.youtube.com/watch?v=YnGEtW11UOQ

Hondaではなく、ダンロップブースでのイベント。

せっかく来ているんなら野崎選手/滝口選手デモに乱入したら?という話もあったのですが、小川選手、乗るだけではなくいろんな形でいい仕事しています。
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全日本トライアル総集編

2012-04-08 21:58:49 | トライアル
随分遅くなって申し訳ない限りですが、2011年全日本トライアル総集編が明日4月9日から発送可能となりました。

テクニック的には差はないも同じと言われるトップライダー達ですが、ではいったい何が勝負を分けるのか。
あとからじっくり振り返ったからこそそのほんの僅かな境目が見えてきて、編集していても驚きがありました。
という訳で、時期や季節に関係なくじっくり楽しめる内容となっております。


詳しくは
http://question-tv.com
DVDの紹介ページからご覧下さい。

サンプル動画はこちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=rceiw1_SXds
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インドア・デ・ナシオン

2012-04-07 10:23:12 | トライアル
4月6日にフランス/ニースで開催されたインドア・デ・ナシオン。
日本チームは2位を獲得です。

優勝 スペイン (カベスタニー/ボウ) 減点2
2位 日本 (小川友幸/藤波貴久) 減点9
3位 フランス (フェレール/グビアン) 減点17
4位 イギリス (ダビル/ブラウン) 減点22
5位 ノルウェー (アンダーセン/ペデルセン) 減点45

イギリスもランプキンがいないと、4位なんですねえ。
ノルウェーにはアウドドアTDNの日本チームで、借りを返しておきたかったかも。

なにはともあれ藤波選手と小川選手、頑張ってくれましたね!

ガッチ背たかっ!
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X-Trial パリ大会

2012-04-02 00:03:36 | トライアル
3月31日に開催されたインドアトライアル世界選手権第7戦フランス/パリ大会の結果です。
トニー・ボウが今回も圧勝。今季全勝でチャンピオンを獲得です。

これはある意味予測できたかもしれませんが、おやまあ、ラガが決勝進出を逃した一方ジェロニ・ファハルドが2位に入っています。

優勝 トニー・ボウ 減点3
2位 ジェロニ・ファハルド 21
3位 藤波貴久 27
4位 アルベルト・カベスタニー 29

以下準決勝まで
5位 アダム・ラガ 16
6位 アレクサンドル・フェレール 16(フランスのシェルコ乗り)

以下予選まで
7位 ロリス・グビアン 11
8位 マイケル・ブラウン 15
9位 ジャック・チャロナー 15
10位 べノート・ダグ二コート 20(フランスのベータ乗り)

この結果2012年ランキングは
チャンピオン ボウ 140
2位 カベスタニー 87
3位 ラガ 84
4位 藤波貴久 69
5位 ファハルド 51
6位 グビアン 33
7位 ブラウン 20



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と、まあいつものレポートならここまでなんですが、今回はパリ大会ということで友人のフランス人が見にいったとのこと。
わざわざ藤波選手を撮って写真を送ってくれました。




以前もこのブログでご紹介しましたが、わたくしにはチェコにもトライアル仲間がいます。
自転車トライアルをやっていたルカシュ君。来日経験もあり、西本良太君ら日本の自転車選手とも友達という親日家です。
彼は第6戦 イタリア/ミラノで開催されたX-Trialを見に行ったそうで、こんな動画を撮ってくれました。

http://youtu.be/hylhpGjXCHY

おお!なかなかスピーディーでいいじゃないですか。
フランス君もチェコ君も観客席からこれだけの映像撮ってしまうなんて、FIM正式プレスはちょっとふんどしを締め直さないといかんぜよ。ヨーロッパ人がふんどしをしているかどうかはともかく、オートバイを撮り始めた頃の気持ちを思い出す必要があるんじゃね?。

ルカシュ君とはデナシオン取材の時知り合ったんだけど、彼は日本が今年のデナシオンをどうするのか今から心配してくれています。
「以前のようなオールスターチームか?それとも昨年のような若手チームか?」と聞かれています。
ヨーロッパではトライアルをやっている限り、出場することは当然なんですねえ。

MFJの方々も、オートバイの世界に入った頃の気持ちを思い出して体制づくりをしてほしいものです・・・。



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東京モーターサイクルショー

2012-03-27 21:52:47 | トライアル
3月23日から25日までお台場で開催されていた、東京モーターサイクルショーを撮って来ました。

昨年は震災の影響で中止となったこのイベント。
震災が一段落した今もオートバイをめぐる厳しい環境はあまり変わりませんが、思った以上の賑わいが見られてよかったです。

取材目的は、もちろんトライアルデモンストレーション。

今年の出演は野崎史高選手と、スーパークラスに上がりたての滝口輝選手。




土曜日は天気予報が外れてあいにく小雨も降る空模様で、路面はツルツル。イベント最初のデモでマシンを壊すわけにもいかないので出だしの技は少し控えめでしたが、それでも次第にライダーの本性が出て派手技が…
初めてトライアルを見る人からかなりのツウまで、十分楽しませてくれました。




スタジアムトライアル時代からの名MC、ジャッキー朝倉さんの盛り上げも注目(注聞?)です!


動画はこちらからお楽しみ下さい!!
http://www.youtube.com/watch?v=AcQ197bTsw8
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がんこジジイへの道

2012-03-26 00:18:35 | トライアル
えー、最近のテレビ業界にぶつぶつ言ったばかりのわたくしですが、つづけてもうひとつ。

先日オンエアされたピクサーのアニメーション「ウォーリー」を見ました。いやあ、面白かった!
途中、人間が出てくる所からストーリーがよくわからなくなったりしますが、頭の30分、まるで無声映画みたいにウオーリーがひたすら掃除しているシーンだけで「これぞアニメーション!!」って価値があると思います。命のないもの(CG)に命を吹き込みたい、という作者の想いがストレートに伝わってくるんです。
この「作家の想い」に商売やタレント性などのよけいなものを絡めないところが、ピクサーという会社のいいところですね。
普通「作品」を「商品」にすると作家の「想い」はまっさきに潰されてしまいますからねえ。
そうではなくて、会社やプロデュースとは、作家の内側から湧き出てくる作品を、それ以外の問題から守る城壁でなければならないと思います。


こんな秀作でも日本のスタッフがCMにすると、こんなになっちゃいます。
http://www.youtube.com/watch?v=Y-9NvrOkCBc
ナレーションで喋りすぎて、せっかくの作品をぶち壊しです。
現在のテレビって視聴者にくどい以上に説明しないと落ち着かないんでしょうね。それを「演出」と勘違いしているように思います。
テロップ載せて映像を記号化したり、笑い声足して「笑うところですよ〜」とかもその結果なのではないでしょうか。

これもテレビで見た映画なんだけど、1ヵ月くらい前にオンエアした「招かれざる客」という作品も拾い物でした。
タイトル聞いたことあるな、くらいで録ったんですが、久しぶりに映画見ていて涙出てきました。

今の映画と比べるとものすごく地味でアクションも殺人もないし、映像的にも革新的なものはないんだけど、人の心の機微をみごとに映像化していたと思います。脚本家の人間に対する洞察力と、それを表現するキャサリン・ヘプバーンやスペンサー・トレーシーの演技がすごい!
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/GuessWhosComingToDinner.htm

この映画、1967年の作だそうだけど、映像の世界は新しくなるほど質が下がっているように思えてしまいます。
ちなみにこの映画は2005年にリメイクされました。新しい方の予告編もネットで見てみたけど、なんじゃこりゃ。
http://movies.foxjapan.com/guesswho/
コメディーを否定はしないけど、あの重厚な心理劇がお笑い番組になっちまってるうう。「作品」を「商品」にした結果ではないでしょうか。

ちなみにスペンサー・トレーシーは、これも作家の趣味だけで作ったようなピクサーのアニメ、「カールじいさんの空飛ぶ家」のじいさんにそっくりだと思いません?



男って歳とって頑固になると、みんなこんな顔になるのでしょうか。
それじゃあオレもこんな風になるんだなあ(^^)

というわけで、もうすっかり頑固ジジイへの兆しが見えている私でした。
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テレビ10年今昔

2012-03-22 23:39:08 | トライアル
今日はちょっとお仕事お休みで中華街。
そしたらTVがロケをやっていました。


関帝廟の階段の上でカメラに向かって喋っているのは、おお、渡辺真理さんではないですか。

渡辺真理さんは昔僕がいた会社がマネージメントしているフリーアナウンサーで、番組でも一時一緒でした。
でもまあ、お仕事中なので声はかけず。
道ゆく人が「え?芸能人が来てるの?」と彼女ばかり見ている中、僕は撮影スタッフのお仕事を観察しておりました。

カメラは僕が今使っているものと変わらないクラスです。
10年前はショルダータイプじゃなければカメラじゃないって感じでしたが、今はそれなりの番組でも家庭用ムービーと区別がつかないくらい小さなものですね。
音声さんがついて、外付けマイクとワイヤレスで声を拾っています。これも昔と変わらず。

10年前の現場と違うのは、カメラの前にADさんが常時でっかいカンニングペーパーを出していること。


カンペは昔もなかったことはないですが、それは盛り上がっているフリートークの中にディレクターの指示を伝えるためのもの。
なので現場でマジックでなぐり書きでした。
でも今は事前にきっちり内容をつめて活字で書き出したものを現場で読み上げる、という作りです。


やっぱりテレビで面白いのは、今見ている瞬間がどう変化していくのか、という緊張感。
どんなに上手い人でも原稿読むと、やっぱり読んじゃうんですよね。そこには現場で感じたナマの声は出て来ません。

限られたオンエア時間、それに向けての足りない制作時間。
ここからはみ出さないようにするには便利だろうけど、それじゃ企画書どおりの予定調和で終わってしまうじゃないですか。
そりゃああんた、まさに「仏作って魂入れず」ってヤツでっせ。

企画書をどれだけ飛び出して、しかもそれを時間的にも内容的にもいかにオンエア枠内に収めるかがディレクターの腕の見せ所だったはずなのになあ。

まあバイクの修理も、今はアッセンブリでの部品交換ばかり。職人的メカニックが腕をふるう時代ではなくなってしまいました。
その結果日本のバイクは「確かに「不可」はないけど、なんだかつまらないね」という存在に。
テレビも予定調和ばかりやっていると、ますますつまらなくなって行くんじゃないかなあ…。



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