QAZのつれづれ日記

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さて、電気をどこから買うか

2016年03月03日 | 時事

電力が自由化され電気をどこからでも自由に買える時代の到来です。
前回のブログに書きましたように決して喜んでばかりいられませんが、ともか
く電気代が安くなるところを探そうと思います。

東電の現在の料金体系は    
基本料金:1,404円
第1段階料金(≦120kWh):19.43円/kWh(2016.6.1からは19.52円/kWh)
第2段階料金(≦300kWh):25.91円/kWh(2016.6.1からは26.00円/kWh)
第3段階料金(300kWh<):29.93円/kWh(2016.6.1からは30.02円/kWh)
燃料費調整単価:-2.30円/kWh(2016.3月分、毎月改定)
再エネ発電促進賦課金単価:1.58円/kWh(2016.4まで、1年ごと決定)
となっています。
円表示はすべて税込み、以下同様です。

我が家の現在の状況は
・電力会社:東京電力
・契約種別:従量電灯B
・契約容量:50A
ここ1年で最も良く電気を使う月(2月)と最も使わない月(6月)の電気使用量の差は2.9倍もありますが、ほとんどの月が電力単価の一番高い第3段階料金まで使っています。

ネットにいろんな電気代節約額の比較サイトがありますが代表格はエネチェンジ価格.comでしょうか。
そこでまずこの2つのサイトで料金シミュレーションしてみたいと思います。

エネチェンジでの結果は節約額の大きい順に
1位 ENEOSでんき JXエネルギーAプラン 1年間の電気代が15,211円節約
2位 東京ガス ずっとも電気1 12,276円節約
3位 イーレックス 従量電灯B 10,885円節約
9位 東京電力 プレミアムプラン 2,965円節約

価格.comでの結果は節約額の大きい順に
1位 ミツウロコグリーンエネルギー 東京標準プラン 29,414円節約
2位 ENEOSでんき JXエネルギーAプラン 28,277円節約
3位 東京ガス ずっとも電気1 22,866円節約
18位 東京電力 プレミアムプラン 4,056円割高

両サイトで節約額にかなりの差が出ていますが、東電との契約を続けるよりENEOSでんき、次に東京ガスが有利であることは共通しています。

ENEOSでんき

JXエネルギーAプラン
第1段階料金(≦120kWh):20.76円/kWh
第2段階料金(≦300kWh):23.26円/kWh
第3段階料金(300kWh<):25.75円/kWh
基本料金、燃料費調整額、再エネ発電促進賦課金は東電に同じ
にねんとくとく割
・1~2年目0.20円/kWh割引
・3年目以降0.30円/kWh割引
・解約金1,080円(税込)
早割キャンペーン(期間2016.3.31まで) 初月2,000円割引
ANAカード:クレジットカード会社のポイント移行とは別にさらにANAカードでの支払い200円(税込)=1マイルを自動で積算
KDDIと事業提携予定(具体的内容は未)
契約期間1年、解約手数料不要

ENEOSでんきサイトでの料金シミュレーションでは18,364円(にねんとくとく割では19,780円)の節約になると出ました。

東京ガス

ずっとも電気1
第1段階料金(≦140kWh):23.24円/kWh
第2段階料金(≦350kWh):23.45円/kWh
第3段階料金(350kWh<):25.93円/kWh
基本料金、再エネ発電促進賦課金は東電に同じ、燃料費調整額は独自計算(額は非公開)
契約期間1年、解約手数料不要

東京ガスサイトでの料金シミュレーションでは14,653円の節約になると出ました。

東京電力

プレミアムプラン(スマート契約)
基本料金:468.00円(契約電力1kWhあたり)
第1段階料金(≦400kWh):9,700.00円(定額)
第2段階料金(400kWh<):29.04円/kWh
スマート契約では使用電力量で契約電力が決まるため単純には電気代を算出できません。

東京電力サイトの料金シミュレーションでは2,972円の節約(プレミアムプラン)になると出ました。

以上をまとめて1ヶ月の電気使用量を600kWh、700kWh、800kWhとした場合の電気代を試算してみました。

(基本料金、燃料費調整額、再エネ発電促進賦課金は含めていません)

ところで我が家はJ:COMのケーブルテレビに加入していますので電力サービスもJ:COMをと検討したのですが、我が家は旧JCN時代の「とく得パック」を継続して契約中で、電力サービスに申し込むには「とく得パック」同等のJ:COMの「スマートお得プラン160」に契約替えしなくてはならないとのこと、契約料は両プランほぼ同じなのですが問題は「スマートお得プラン160」では我が家で良く視聴している「旅チャンネル」が見れませんので話しになりません。
従ってJ:COMは検討対象から外しました。

ENEOSでんきはJXエネルギー(株)が運営する電力サービスで親会社はJXホールディング(株)、LNG火力41%、石油火力35%等自社保有の発電施設を主力に発電しているのが特徴で、新電力(PPS)の中ではエネット、F-Power、丸紅に次いで売上げ第4位、原子力発電による電源調達は今後も想定していないとしています。

JXホールディングの売上げは出光興産、東燃ゼネラル石油、昭和シェル石油を抜いて石油元売り国内最大手の約11兆円(因みに東電の売上げは約7兆円)、2017年4月をメドに東燃と経営統合し石油製品の販売でシェア5割以上、売上高14兆円の巨大企業になる見込みです。

石油精製販売事業の縮小が続くなか2016年3月期の連結最終損益が過去最大の赤字見通しとなったJXホールディングですが企業統合で石油偏重から総合エネルギー企業への脱皮をはかれるかどうか、今は安く設定されている電気の価格も今後これに大きく左右されるのではないでしょうか。

以上、検討の結果現状ではENEOSが良さそうです。
私は電気代が安くなることともう一つ、何より原発を使用していない会社を選ぶつもりです。
キャンペーン期間にはまだ少し余裕がありますので今後の新しい情報等様子を見て決めたいと思っています。

関連ブログ
電力の自由化って言うけれど(2016.02.26)
原発再稼働問題を考える(2012.07.18)
原発事故に思う(2011.05.15)



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