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気の毒なほど焼け爛れ、粉々にひび割れまさに現状は留めないが、地蔵殿と言う立派な覆い堂を建てられ、今でもしっかり祀られている磨崖石仏です。
慶州市街地近くの新羅史跡が広がる東方、耕地とKR線を挟んで狼山と呼ばれる小高い丘陵が在り、付近にも新羅史跡が点在している。
観光地慶州も市街地を少し離れてしまうと、僕が子供だった頃の田舎に瓜二つ 、あの懐かしい牛の啼き声がひびき、家畜の糞入り混じった強い臭いがして、それこそ田舎道を放し飼いの鶏が走り廻ってたりする。
鄙びた田舎寺の感が強いここ衆生寺(チュンセンサ)も度重なる戦禍に見舞われたのであろう、すっかり寂れ果てた田舎寺院の感が強い。
新しい物であろうが境内入り口には豚とも犬ともつかぬこんなユニークな・・・・やっぱり狛犬さん??。
本堂左手脇の山裾に青丹も鮮やかな地蔵殿・・・・、赤茶け焼け爛れた岩に磨崖石仏。
中尊には高麗仏画に登場してくる、頭に頭巾被った地蔵と思われるような姿、法衣をすっぽり肩から被って、足は結跏趺坐、手印は法衣の下に隠れて不明ですが、おぼろげながら頭光背と身光背が見えます。
両脇にもそれぞれ、殆ど目視でも解らないほど痛んだぞうが有り、向かって右には剣を持つ神将像・・・
向かって左にも同じく神将像・・・、どちらも武人像をあらわしているのではないかと言われ、三尊磨崖には違いありません。
近くによってもご覧の通り・・、剣も持ってるのも確認できませんが、韓国でも珍しいものでその彫刻手法から統一新羅時代のものだとされ、宝物第665号指定。
この辺りまで来る物好きな日本人もまた珍しいかも??。
撮影2011.10.3
ハハハハハ思わず笑ってしまいました~
田舎の臭いってありますよね。
以前、海石榴市観音堂へ行った時、集落を歩いていると
子供のころに嗅いだ事のある臭いがしていて
懐かしさが込上げてきました・・・
雰囲気のある磨崖ですが痛々しいですね
こう言うのを見ると、ちょっと悲しくなります・・・
ほんとう、懐かしくって・・、でもあの牛糞の強い匂いに耐えられない人には薦められませんけど・・・。
本当色々考えさせられる旅でしたよ。
幽黙さん、韓国には神社がありませぬ故・・。
しかし向こうではヘテと呼ばれる新羅時代の獅子がいました。
これはこちらの狛犬そっくり。
多分近々UPする予定です。