愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

名張市 上比奈知(かみひなち) 国津神社双体石仏

2011年03月01日 | 石仏:三重

奈良の奥、大和と伊勢の境に有る曽爾村からの帰り道ちょっと遠回りして国道368号線を北上、途中比奈知ダムの懐にある上比奈知の国津神社に珍しい石仏が有ると云うので寄ってみた。

比奈知ダムを越えた辺りに上比奈知に下る新道が有り、道なりに下って行くとダム下流の名張川と山の斜面に挟まれるようにして上比奈知の静かな集落が有る。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/57/726db71f91a07dfb307dae02d0a7e38c.jpg?random=31b4200ea18cfe115df39f734cd3802b

道路右側脇に直ぐそれと解る神社が在って明るく開けた境内奥、拝殿の右にこの小さいながらも存在感の有る板碑の様な石仏が祀られて居る。

我が国最古の双仏石という触れ込みの石仏なのだが??誠に無防備に誰でも触れるところにチョンと祀られていてちょっと拍子抜け。

もともと石仏とはそうした物だが、最近はあちこちで盗難に遭うことも多く厳重な管理のもとに有ることも多く、石仏ファンにとっては嬉しい限り。

双石仏はの、板碑状石材の上部に舟形の後背を彫り沈め、左に阿弥陀右に地蔵の像高約30cmの二立像を中肉彫りで刻んで居る。

彫り凹めた後背下部の蓮弁と銘が刻まれ建武二年(1335)の造立で有ることが判明し、我が国最古の双体石仏だとされて居るが・・・。

見た感じ、正直そうかなあと云う印象しか受けなかったけど・・・。

撮影2007.10.14



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。