冨田家住宅、茅葺き屋根の葺き替え工事のパート2
年は明けて2011年・・・、その年の早い蝋梅の花がほころび出した1月8日。
棟木はすっかり丸裸・・・、いよいよ新しい妻飾り、大きく「水」の字くり抜いた三角形の妻板煙り出し?の取り付け。
葺き替え工事のハイライトでしょうか・・・・かなり慎重です。
歪みの無い事を何度も何度も遠目に近目に確認してから固定。
明けて翌日1月9日・・・・足場に登って、東北方向から
こちら東南方向から・・・・・棟にも新しい茅が積み重ねられ、それらしい形になって来ました。
逆側、西南方向依り・・・
これは西北方向から・・・・ここまで来たらもう少し。
富田家母家は南面して建ち、正面に大きな「かど」を持ち、母屋を挟んで東に納屋、西に土蔵を配する旧庄屋さん。
子供の頃の景観とは随分変わったが・・・・。
棟もすっかり覆われいよいよクライマックスも近い。
<撮影2011.1.19>
いよいよクライマックス、棟を檜皮で覆いその上に筒状の枕??
枕の上、中央にはには太い孟宗竹??・・。
いよいよ最後の仕上げ整形・・・。
見事な切れ味のハサミで素晴らしい整形。
正面から見てもバッチリ決まって居ます。
<撮影2011.1.24>
すっかり完成なった富田家住宅・・・庭の蝋梅が色を添えています。
素晴らしく刈揃えられ、見事な美しさを見せて居ます。
嘗て、南山城の茅葺き民家にはこんな入母屋の家が多かった。
<撮影2011.2.14>
屋根が葺き上がって暫くすると南山城では滅多に降らないない雪が積もった。
こちらでは滅多に見れない雪景色の茅葺き屋根。