楽天経営主義

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本当に使える経営戦略・使えない経営戦略

2013年05月03日 | 日記
久々におもしろいビジネス書を読みました。

この本は帯にあるように「著名戦略セオリーの有効性と限界を
読み解く!」ものです。

第一にあげられていたのが「エクセレント・カンパニー」なの
ですが、あの本の内容がデータをねつ造したでっち上げだった
と、著者自身が告発していることが驚きでした。

以下の話は今日投稿する主旨とは違うのですが、こんな事って、
あまりニュースにならないですよね。
でも、凄いことだと思います。このエクセレント・カンパニー
は世界一売れた経営書と言われ、世界中で600万部が売れたそう
です。

これって、600万人の人をだましていた訳ですよね。

出版社からお詫び広告があっても良いような気がします。


さて、本論に戻ります。
この本に書かれていることは、日頃私が思っていたことを代弁
してくれています。
というより、漠然と思っていたことをこの本の著者が明らかに
してくれたと言った方が良いかもしれません。

これまで、新しい経営戦略・セオリーがでると意図した場合も
しない場合も仕事柄、目にすることが多いです。
使えないセオリーとして著者が挙げている「コア・コンピタンス
経営」「ビジョナリー・カンパニー」「ゲームセオリー(理論)」
「ブルー・オーシャン戦略」などは、一時期それらの名前を
副題や帯に冠した本が山積みになっていました。

それらを読んだ時に納得できなかったり、多くの場合が意味が
理解できなかったことを覚えています。

「コア・コンピタンス」はまるっきり意味がわからなかったですね。
でも、早速その「コア・コンピタンス」を連発するコンサルタント
も知り合いでいました。
「ブルー・オーシャン戦略」なんて、理想論ではあるけど、できる
会社は凄いよねと思っていました。
しかし、さっそくブルー・オーシャン戦略を冠にしてコンサル
ティングを行う会社が出てきたりしました。

これらのセオリーがなぜダメなのかもこの本は解き明かして
くれています。

多くの経営戦略、セオリーといわれるものが欧米、大半が米国
からの輸入物です。
そして、それらを作り上げたのは大手のコンサルティングファームや
マネジメントスクールの教授達です。
この人達の顧客は欧米のコングロマリットであったり、世界市場
で市場占有率の高い圧倒的強者が多いのです。
そうでないと莫大なコンサルティングフィーを払えませんから。

だから、そんな会社の事例や経営環境に合わせて作り出した理論や
セオリーが中小企業にマッチする訳が無いのです。

だから中小企業を相手にしたコンサルタントが大企業向け強者の理論
を無理矢理中小企業に押しつけてもマッチするわけがありません。

前述の聞きかじり理論を企業に押しつけていたコンサルタントは
でっち上げを600万部売りつけた出版社と同列とは言いませんが、
強く反省してもらいたいと思います。


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