錆色港町

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KATO 14系「さくら」の中間カプラーをナックルカプラーに交換する

2010年08月14日 | 鉄道模型
今回はKATO 14系「さくら」の中間車両のカプラーをナックルカプラーに交換します。

中間車両のカプラーって言うのは
「KATOカプラー伸縮密自連形」
のことです。

これは、リアルな連結間隔を演出する反面、同じカプラー同士でないと連結が出来ず、組成に対する自由度はほぼゼロと言っても過言ではありません。

他社製品と連結したい・・・、中間車両と機関車を直接つなげて構内入換を再現したい・・・、こんな模型ならではの楽しみ方も出来ませんでした。

すでに、この世界の先輩方が色々な方法で、KATO新ブルトレシリーズのカプラー問題の対策を発表されていますが、自分はボディや床下に直接カッターを入れたり、溶着を行わない方法でチャレンジしてみました。

今回使用したものは、「EF66前期形ナックルカプラー」とASSYの「4470密連カプラー」です。



14系さくら編成です。車掌室側はアーノルド標準装備でナックルカプラーにも簡単に交換できます。




反対側が問題のKATOカプラー伸縮密自連形です。




外してみました。これを直接加工してもいいのですが・・・




丁度313系の1次車のカプラー修理用にストックしてあった「4470密連カプラー」です。
今回はこれを使います。




分解しました。
バネと密連部分は使いません。



EF66前期形ナックルカプラーです。




右側の様にカプラー上部の厚みのある部分をカットし、出来るだけ薄くします。




ナックルカプラーを裏返しにしてリップシャンクが動かないように稼動部を接着剤で固定します。
今回はバネを使わないので、これをやらないと連結しません。




床下に取り付けるパーツを加工します。
右側の様に、上部の出っ張りをカットし、下部を適宜切り詰めます。




さあ、組み立てです。
写真の様にナックルカプラーをセットします。



そして、ここが肝心。
先ほど加工した床下取り付け部を前後逆につけます。




車両に取り付けます。




連結テスト KATO 14系スハネフと。
連結間隔が広く見えるのはスハネフのナックルカプラーが長いからです。




連結テスト2  ナックルカプラーを装備したTOMIX オハネフ25と。
TOMIX車両が低くなりますね。14系のサスペンションのせい?




連結テスト3 KATOカプラー装備のTOMIX オシ24と。
ここでもTOMIX車両が低いですね。



連結テスト4 KATO EF65-1000後期形3019-3 と。
ピッタリです。




気になる連結間隔です。
KATOカプラー装備のTOMIX車両とです。
奥がKATOカプラー装備車同士のTOMIX24系です。
う~ん・・・ 1mmくらい広いかな?




上から見るとこんな感じ。
床下に取り付けるフック部分を加工すれば連結間隔は修正できそうです。

接着剤でリップシャンクを固定してあるので、自然解放は無く走行テストは良好でした。
とりあえず合格点です。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (関西人)
2010-08-15 20:20:55
こんばんは。また初めまして。
KATO車両のナックルカプラー化、大変参考になりました。
またちょこちょこ拝見させて頂きます。
どうぞよろしくお願いします。
それでは。
返信する
Unknown (プライム)
2010-08-17 00:15:21
初めまして、こんばんは。

こちらこそ関西人さんの所でカプラーの勉強をさせてもらいました。

どうぞよろしくお願いします。
返信する

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