ショルダーバッグにリングメモ のち ビール な雑記帳

空の下が好き。ちまちました生きものが好き。妄想できる時間が好き。それからそれから…

おもしろアートで土木を考える

2016-08-31 | アート鑑賞

東京ミッドタウン内の21_21DESIGN SIGHTで開催中の「土木展」
チケットが手に入ったので行ってきた。
なんと、館内は写真撮影オールOKでした!

これは渋谷駅の解体図。

駅周辺を透視化したもので、建物の構造と人々の流れが細かく描かれている。
何かの資料かと思いきや、そうではないとのこと。新宿駅と東京駅のもあった。
見ていて全然飽きなかったよ。

人孔(ひとあな)は、本物のマンホールに入れる体験型。
一緒に行った相方もヘルメットを被って記念撮影。顔は修正済み(笑)

砂を掘ったり山にしたりして、投影された等高線や水たまりを動かす作品。
これは、つい夢中になってしまった。

他にも、
昭和の工事映像に合わせて、工事現場の音で作ったラヴェルのボレロが流れる「土木オーケストラ」や、
迫力ある重機の写真の展示、食品サンプル集「ダムカレー」など、興味深いものばかりだった。


土木の発展とその技術を知ることができた企画展。
今の世の中、道路や鉄道、水道に電気にインターネットなど、あたりまえのようにインフラが整っている。
正直、自然を切り崩す作業などには、複雑な気持ちを抱くときもあるが、生活や災害への備えにつながる工事は必要なのも事実。
環境や歴史を考慮した土木の未来に期待したいね。


夏休み 生きものと会う

2016-08-19 | ふらっとお出かけ

家庭内共通連休Part2

井の頭公園の自然文化園へ行ってきた。
この日の目的は、水生物館。

ここは淡水の水族館で、川に生息する魚、両生類、水生昆虫などがいる。
私はこの日が初入場。


トウキョウダルマガエルたち

学名“Rana porosa porosa”
私の勝手なブログネームはこのコからいただいている。
関東地方などの浅い水辺で暮らすカエルで、近年はめっきり数が減っている。
我が家の行きつけのフィールドでも、すんなりとは会えなくなってしまった。
水槽の中とはいえ、この日はたくさん見られてうれしかった~。

ヒキガエルさんたちもわんさか。

ほかの水辺の生きものたちもじっくり見られたし、ヤマセミまでいたのはびっくり!
こじんまりした建物ながら、なかなか充実していてよかったです。

外には水鳥などがいて、かわいいこのコはずっと日陰で涼んでた。

さて、公園を出て歩いて向かうは吉祥寺。
暑くてたくさん歩いたからね。水も飲むけどビールも飲みたい!
まだ明るいのに、飲み屋さんはどこも賑わい始めている。さすが人気の繁華街。
どこに入ろうかと路地をさまよい、たどり着いたのは手羽先のおいしいお店。
ここも1時間後には満席になっていた。


夏休み ドライブする

2016-08-18 | ふらっとお出かけ

7月後半にあった4日間の家庭内共通夏季連休。
その中の1日で、山梨方面へ出かけてきた。
大好きな「水めぐり」ドライブなのだ♪

◎三分一湧水

八ヶ岳からの伏流水が湧き出ているところに、この分水設備があるのだが、
農業用水を3つの村に平等に分配させるために作られたもので、名の由来にもなっている。
のちの円筒分水の原型みたいなものだよね。

源流部分はこんな感じ。


水は、触ってみたら冷たかった。
まわりは整備された緑地で散歩も楽しめ、隣接する蕎麦屋でざるそばもいただきました。


◎サントリーの白州工場散策

通りすがりにちょっと立ち寄ってみた。
でも、ガイド付きの工場見学は予約制だし、車だからウイスキーの試飲とかできないし。

↑ 車で来た人用の“飲酒できません”を意味する赤い紐付きの名札を渡される

…ということで、ウイスキー博物館やフリーエリアを軽くぶらぶらした。
名水を守るためと思われる広大な緑の敷地には驚かされたね。


◎尾白川渓谷

「南アルプス天然水」のふるさと。
尾白川は、甲斐駒ヶ岳の雷神から生まれた白馬の尻尾という意味があるんだって。

途中、趣のある神社で参拝し、定員5名の吊り橋を少々びびりながら渡り、そして川へ降りる。

とてもきれいな川原で、うれしくなった。
人で賑わう季節とは少しずれていたようで、静かで得した気分。

もう少し先に行くと、滝がいくつも見られるスポットがあるのだが、結構な山登りになるとのこと。
いつか挑戦してみようか…?いや、いいかな(笑)

帰りは、道の駅「白州」で、とれたて地元野菜を買って家路へ。
4月の終わりに買い換えた車にもすっかり慣れて、そういう意味でも気持ちのいいドライブになりました。


待っていた音 フィッシュマンズライブ2016 

2016-08-02 | ライブ(音楽)

いろんな想いがありすぎて、ブログにどう記すか悩んで日が経ってしまった。
ライブ感想は自己満足な備忘録。そう割り切っているはずなのにね。
記憶のメモばかりが散らかってまとまらず、逆に熱い文面になってしまったような気がする…


FISHMANS TOUR“LONG SEASON 2016”

2016/07/14 Zepp Tokyo

フィッシュマンズ are
茂木欣一(Dr, Vo)
柏原譲(Ba)
HAKASE-SUN(Key)
木暮晋也(G)
関口 " ダーツ" 道生(G)
勝井祐二(Vl)
原田郁子(Vo)
zAk(En)

Special Guest : ASA-CHANG(Per)


2Fから見下ろすと、1Fのスタンディングフロアは人でいっぱい。
いろんな世代がいて、伝説?となっているフィッシュマンズをあらためて実感した。

始まりは水滴の音。
そこから音が次々と重なり、長い序章となって「Go Go Round This World!」へ。
照明も音とシンクロしているかのようにステージを盛り上げる。

初期のナンバー「土曜日の夜」「ひこうき」では、渋谷ラママの頃を思い出したり、
大好きなアルバム「ORENGE」からは「気分」が聴けて有頂天になったり。

そして「MELODY」
あの歌詞の世界は小さな部屋の中なのに、この広い会場にきっちりはまっていた。
「あと2時間だけ 夢を見させて…」のあたりでなぜか泣けてきた。

佐藤くんが亡くなって、新作が出なくなったフィッシュマンズのライブも何回か観てきている。
それらも決して、昔の作品をただ演奏しているというものではなかった。
でも、この日は全然違っていた。なんていうか…もう特別!
こういうのを待っていたんだ、私は。

「バックビートに乗っかって」
「IN THE FLIGHT」
軽くお酒でも飲んだかのように、音に酔い、からだは揺れ、
「すばらしくてNICE CHOICE」の歌詞「そっと運命に出会い運命に笑う」で、また涙腺を刺激され、
それこそ「あー、やられそうだよ」って何度も思った。

「weather report」
「ナイトクルージング」
そして40分の大作「LONG SEASON」
他にもたくさんのナンバーを聴かせてくれた。

アンコールの「いかれたbaby」では佐藤くんの声が聞こえて、切なく優しい空気で包まれた会場だったが、
最後はカラッと明るく「チャンス」で終了。とてもよかったと思う。

あっという間に引きずり込まれて、気がつけばそのまま3時間半。
どの音楽のカテゴリにも入らない唯一無二の音楽チームであるフィッシュマンズ。
メンバーと少しばかり近い関係…というのを除いても、昔も今も純粋にファンなので、こういう形でバンドが続いていることに感謝(驚)!
また、こんなライブを体感させてほしい。何年も先でいいから。