満天の星空を夢見て

タイトルとは全く関係のないお話ばかりです。あしからず!

妙高山!

2011-08-16 | 山・登山
女房の実家へ帰省中の14日。終日高校野球見ているのも休日がもったいないので・・・
横浜から合流した息子と二人で行って来ました「妙高山」。
自称軟弱山ノボラーは楽できるところは徹底的に楽します。
今回目指すコースは赤倉温泉コース。赤倉温泉登山口からですと標高差1700m
歩行時間は7時間強ですが・・・ケーブルカーがあるんですね~楽チンです。

前日のアルコール摂取量を考えると山登りはちょっとキツイだろうな~と思いつつ
朝の4時に起床、高速約200km走って着いたのが妙高高原スカイケーブル乗り場。

6:40分この時間で既に暑い。天気は快晴~・・・登山客らしき人は殆ど無し
陸上部らしき合宿の学生はた~くさんいましたけどね~

正面奥に見える山が越後富士と呼ばれる「妙高山」と思われます。
良~く見ると確かに富士山の山頂みたいな形にはなってるような・・・


スカイケーブルの始発は7:30。
ネットで印刷しておいた割引券を利用して往復1500円のチケットを購入してしばし待機。


10分ちょっとで山頂駅へ。ここの標高は1256m。
ここでエッと思いましたね~妙高山頂の標高が2454m。標高差が1198mもある!

事前に調べていたのは登山コースと往復の標準タイムだけ。
標準タイムは登り3時間50分、下り2時間30分。
3時間50分で標高差1198m?????これまでの経験でいくと、かなりキツイ。

まぁそんな事言ってもしょうがないし、まして今日の相棒は24歳の息子だしね~。


登り始めはスキー場コース、下刈りされているので歩きやすいけど傾斜はキツ~。
歩き始めて30分で・・・気持ち悪いし、吐き気はするし、異常な汗は出るし、最悪。
全く帰る気はありませんでしたが、マジこれではヤバイな~と感じつつ何度も休憩。

結構休憩も多くとったわりには・・・さすがに元気な息子が一緒のせいもありペースは速く標準時間より10分多い1時間40分で1780mの大谷ヒュッテ到着。


このときお腹の調子も良くなく・・・完全に飲みすぎ。助かりました。


大谷ヒュッテを出るとすぐそばに「水場」の案内板があったので、二人で行って見るべ~と下りましたが・・・
水の流れの音はすれど全く見えず・・・これはかなり遠いな~断念しました。

大谷ヒュッテより30分、ほぼ時間通りに標高1930m「天狗堂」到着。
水で薄めたポカリを飲みながらの歩行、おかげで体調復活~腹減った~。

天狗堂には燕温泉登山口からの登山者で賑わってましたね~
燕温泉登山口からは赤倉口より40分ほどかかるようですね~。


2070mにある「光善寺池」。チラッと横目で見ながら足早に・・・


そしてついに9合目。コース最大の難所、山頂直下にある鎖場の標識だ~


写真では上手く伝えることができません。是非自分の目で確かめに行ってケロ。
まぁあちこちの山登っている山のぼら~にすれば・・・全く問題なし。


縦に登って、横に歩いて・・・
山始めての息子はちょっとだけビビッてました。高度感は殆ど感じません。


10合目~到着~。標高2454m、山頂だ~・・・と誰でも思いますよね。
まして初めての山だし、10合目の標識があるしね~!


妙高山、登山日は2011年8月14日。花の季節も終わりなんでしょね~
体調も悪かったので撮る気力もありませんでしたが本当に少なかった。

「トウヤクリンドウ(当薬竜胆)」山頂直下にちょぼちょぼ咲いてました。
この色のリンドウ、初めて見ました。


山頂付近に群生する「ミョウコウトリカブト」手前は「キオン」。


10合目でオニギリとカップ麺食べてしばし休憩。雲も多く景色は・・・駄目。
あちこち見渡すと・・・あれっ・・・あのたくさん人がいる山は何だ?
んっ・・・あれっ・・・と地図を広げて見たら

10合目に三角点が無いのもおかしいな~と思ってたんだよな~
妙高山の山頂は向こうの山だったんですね~バカですね~本当に、信じられない。
知らずに帰るところでした。


荷物を片付けと二人でバカだね~と笑いながら・・・
ホンモノの山頂だ~三角点もある~当たり前です。
調べて分かったんですが、妙高山の山頂はとっても広くて10合目標識がある場所が南峰、三角点があるところが北峰となっているようです。
※国土地理院の地図では10合目の標高が2454m、山頂は2445.9mとなってます。


雲の合間から見えた「火打山」。
今回は無理でしたが可能だったら一泊二日で妙高山・火打山縦走がベストですね。


天気も下り坂のような雰囲気でしたので12:30分下山開始。
山頂駅に着く30分ほど前から・・・ゴロゴロ鳴ってパラパラ降ってきました。
高原方面は晴れていたのでザックカバーだけかけて合羽は着ないで下山。

湿度も高く、気温も高かったので汗だらだらの体には雨も心地良かった~
標準タイム通り下り2時間30分で15:00に無事に山頂駅到着しました。

帰りのスカイケーブルから「斑尾山」と「野尻湖」が見えました。
斑尾は学生の頃スキーで来た事ありますが・・・こんな場所にあったんだ~!


下山後は杉野沢温泉「苗名の湯」450円に浸かって・・・天国~。
帰りはUターンラッシュで渋滞の上信越自動車道上り線を横目に見ながらスイスイ。
女房実家到着は18:30でした。しかし日が短くなったね~悲しいね~。

初めての山行だった息子には、景色もあまり見えなかったこと、高山植物も少なかったこと、そして急登続きだったことに加えて親父が体調不良だったことを思うと申し訳なかったと感じております。

何度も下りで滑ってシリモチついてましたけど、スニーカーで登ることが出来たのもさすがに若者の力だね~と感心しました。

今度は鳥海山でも一緒に登れたら楽しいだろうな~そんな事を願ってます。

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2 コメント

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不思議な体験ですね (たまびと)
2011-08-17 21:08:35
頂上だと思っておにぎりを食べていたのですね?
そしたら向こうの山に人がたくさん・・・
結局そこにも登られたんですね?
なかなかおもしろい体験で、いい思い出話になりますね。
たまびと 様 (北極星)
2011-08-17 23:35:05
こんばんわ!
私の周辺に妙高山登った人などおりませんから、気付かず下山してもそんな間抜け話、だ~れにも知られませんよね~

しかし、いずれ誰かと山談義なんかしたときに「妙高山には三角点無いんだよな~」なんて口走ってしまったら・・・考えるだけで恐ろしや~

二度と登ることは無い山、本当に気付いて良かったと思ってます。

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