音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

140 『NEVER MIND … THE SEX PISTOLS』 〈'77 イギリス〉

2009年07月25日 17時39分08秒 | CD日記 '70洋楽編
                   

Title : 『NEVER MIND THE BOLLOCKS HERE'S THE SEX PISTOLS』
ミュージシャン:SEX PISTOLS

 1. HOLIDAYS IN THE SUN
 2. BODIES
 3. NO FEELINGS
 4. LIAR
 5. PROBLEMS
 6. GOD SAVE THE QUEEN
 7. SEVENTEEN
 8. ANARCHY IN THE U.K.
 9. SUB-MISSION
10. PRETTY VACANT
11. NEW YORK
12. EMI

タイトルが長すぎて、規定字数を越え、上手く投稿が出来なかった為、ちょっと書式を変えました。(笑)

実は、パンク・ロックが好きという訳ではありません。
しかし、「この作品は耳にしておこう…」と買って聴いたのです。

パンクのカリスマ・バンドと言ってもいい、セックス・ピストルズの唯一のオリジナル・スタジオ・アルバム。
1曲1曲シンプルな構成だが、荒々しい“反抗的なロック”が聴けます。ジョニー・ロッテンのVoに至っては、荒々しくもあり、時には人をおちょくった歌い方もしています。
正直、パンクなので、“演奏テクニックの上手い”とか、“劇的な曲”は存在せず、どれも同じような曲に聞こえてしまいます。私も未だに、本当の良さはわかりません。
私が思うに、アルバムを通して、この“反抗的なロック”を“聴く”のではなく、“感じ取る”ことが必要なのではないかと思います。そのような構えで聴くと、とてもカッコよく思え、時には心地よく響きます。
買った当時は、“聴く”ことに主眼を置いていた為、「あぁ、そう…」という、冷めた感想しか持てませんでした。
しかし、雰囲気を味わう聴き方になってからは、「カッコいいねぇ」という感想に変わりました。
特に好きな作品ではなくても、また回数を重ねて聴く作品ではなくても、今日に至るまで、手放さず持っていたのは、何か惹きつける魅力があるからなのかもしません。
一般的には、8が有名ですが、私は6の方が好きです。過去にカラオケで歌ったこともあります。(笑)
同時期に、ザ・クラッシュというパンク・バンドもいます。クラッシュは少ししか聴いたことがありませんが、やっぱり、ピストルズの方がカッコいいですね。

'70年代後半、イギリスではパンク・ムーブメントが起こりました。その背景には、イギリス経済の大不況があったからだとか。
確かに大不況の下、それまであった劇的なプログレや、ロックなどは、人々の心に響いてきませんよね。「オラ、オラァ~!」とツバを飛ばしながら歌い、不満を爆発させるようなパンクの方が、大不況の下では人の心に響いたのでしょう。
そんな中、“大物(お金持ち)”で、巨大セットでライブを行うような、ローリング・ストーンズや、レッド・ツェッペリンといったバンドは、パンク・ミュージシャン達の非難の的となったとか。
とはいえ、その後の歴史を見るとパンク・ムーブメントも一過性のもの。ストーンズや、ZEPを非難した彼らは、結局、短命に終わったのですが…。
とはいえ、ロックの歴史の中でパンク・ムーブメントは1つの大きな動きだった、と思います。

このセックス・ピストルズ、パンクの興味ない方でも一度耳にしてみるのもいいかもしれません。
ちなみに私の所有するのは、アメリカ輸入盤でジャケの色が薄ピンク色。一般的(?)なものは黄色のジャケとなっています。
[CD日記 '70洋楽編 # 26]
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139 塩ビ管スピーカー第1号完成!

2009年07月20日 23時57分10秒 | 音楽コラム
以前このブログでもお話しした、 塩ビ管スピーカー。
今回、お財布と相談した結果、「まぁ、いいでしょう…」ということで、作ってみました。
数週間前に完成。現在使用しています。
スピーカーユニットは、秋葉原のコイズミ無線というお店に行って購入。8cmユニットか、
10cmユニットか迷ったのですが、最初なので8cmにしました。ちなみに1個1400円です。同店では他に、ターミナル(端子)と、ユニットと端子を繋ぐ、内部配線で用いるスピー
カー・コードも買いました。

それまで、ホームセンターに足を運び、何が必要かをシュミレートしていたので、買い物は何とか上手く進みました。
初めてだったので、少しずつの作業を進めました。総計3日間で完成といったところでしょうか。
完成したものが、こちら。↓↓↓

                
                全高約74cm、太さは約10cm(VU100)のパイプを使用。            
                (スピーカー・ユニット込み、材料費:約8,600円で、出来ました)

さて、音ですが、スピーカーの音は思っていたより良好。もちろん8cmユニットなので、
“ここぞ”というところでは低音が少し弱いですが、なかなか良い音です。逆に、シンバルや、ギターがカッコよく聴けます。
意外にも、本体下部にあるバスレフ(?)の穴から音が抜けます。曲によっては、低音がよく響きます。
しかし、バスレフからの音の抜けが良いということは…
長所:サラウンド効果あり。またラウドに聞こえる。(←これは良くも悪くもか?)
短所:(パイプ使用の為)“筒くさい”響きが出る
といった感じです。
これだと、バスレフではなく、共鳴管になってしまっています。
盆休みにでも、この点を改良したいと思っています。

またスピーカーユニットのエイジング(簡単に言うと、“慣らし運転”)が完全に出来ていないと思うので、これから変化もみられるかもしれせん。当面、このスピーカーで、音楽を楽しみたいと思います。

しかし、完成してしまうと、何か“楽しみ”が1つ減ってしまったような気も。(笑)
それとまた機会があれば、2号も作成してみたいですね。
まずはその前に、改良です。
[音楽コラム # 52]
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138 お買い物 ('09 6月)

2009年07月15日 10時53分30秒 | 音楽コラム
2009年6月のお買い物報告です。

1. 信近エリ / hands
2. DAVID BOWIE / TONIGHT ※
3. SAVOY BROWN / LOOKING IN
4. LITTLE WALTER / THE BEST OF LITTLE WALTER
5. JIMMY SMITH / JIMMY SMITH LIVE ! ROOT DOWN
6. 小林靖宏 / 風のナヴィガトーレ
7. 小林靖宏 / mania COBA ※
8. 小林靖宏 / mania COBA 2 ※
9. 愛内里菜 / DELIGHT

※印以外は、新規(初めて買った、もしくは初めて聴く)のお買い物です。


先月は少なかったです。
2~9は、近所のブックオフのセールにて、買い物。
以前お話ししましたが、自宅近辺エリアにはブックオフが3軒あります。
中でも自宅近くのO店では毎週末、セール企画が実施されるのです。どうやら、月1回、
「1000円(または950円)以下の値札CDは、半額!」というセールをしているようです。5月にもその恩恵にあやかったのですが(笑)、6月も実施されていたので、朝一番で行きました。(笑)
私と同様、朝一番に来て、まとめ買いをしている人がいましたねぇ。
ちなみに、3~9は250円で買えました。ジミー・スミスのライブ盤がこの価格で買えるのは嬉しい。↓↓↓

                   

                   5. JIMMY SMITH / JIMMY SMITH LIVE ! ROOT DOWN
                     ジャケもキマッています!

もしネットオークションでこの作品を250円で見かけたら、競りは必至。なので、250円で買えるというのがどんなことか、おわかりになると思います。

2は、ボウイの'80年代ポップス期の作品。中学時代、レンタルしてよく聴きました。久しぶりに聴いて懐かしかったです。
[音楽コラム # 51]
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137 CACTUS 『CACTUS』〈'70 アメリカ〉

2009年07月09日 23時08分09秒 | CD日記 '70洋楽編


1. PARCHMAN FARM
2. MY LADY FROM SOUTH OF DETROIT
3. BRO. BILL
4. YOU CAN'T JUDGE A BOOK BY THE COVER
5. LET ME SWIM
6. NO NEED TO WORRY
7. OLEO
8. FEEL SO GOOD

今までの音楽生活の中で、“一度手放したけど、のちに買い直した”という作品が、いくつもあります。この作品もそんな作品の1つです。

なぜ、このアルバムを買ったのか?このバンドのメンバー、ティム・ボガート(ベース)、カーマイン・アピス(ドラム)のプレイを、ベック・ボガート・アピスで聴いていたから。[←CD日記 '70洋楽編 # 17に記述]カクタスを知った私は、「ティムとアピスのバンドなら、いいロックが聴けるのでは…」と思い、買ったのです。

ティムとアピスは、ジェフ・ベックとバンド結成に動くも、ジェフが交通事故に遭った為、話が棚上げに。「話が棚上げになっちゃったから、オレらはオレらで、バンドを組むか。」(←と言ったかわかりませんが・笑)という経緯で結成されたのが、このカクタス。
この作品が彼らの1stとなります。
一言で言えば、泥臭く、ドシンドシンとくるヘヴィなHRが聴けます。
1からノイジーで、ヘヴィなHR。Voは喧しく、ギターがグリグリ、ベースはブルブル、ドラムはバタバタ、といった感じです。
2はこのアルバム唯一、フォーク的な優しい歌。アピスのバス・ドラムが良いアクセントになっています。
5は私のお気に入りの曲。間奏で1つの盛り上がりを見せ、そこでのハードなプレイがカッコいいです。 やはり、ノイジーですが…。
ギターのイントロがカッコいい8。間奏では、アピスの“バタバタ、ドンドン”のドラムソロがフューチャーされています。
某音楽誌で“あまりにマッチョで、辛口で、硬派…”とカクタスのサウンドを形容していましたが、まさにその通り。“男達が汗をビシビシ飛ばしながら、一直線にヘヴィHRを演奏している様相”と言ったらいいでしょうか。(笑)なので、少々暑苦しいアルバムかもしません。
音質も少々荒いですが、返ってそれがとても生々しく、ストレートであるため、そこが魅力でもあります。

さぁ、当時期待をして買った私は、あまり良さがわからず、後年手放すことに。
それからまた数年後、「カクタスをもう一度聴きたいなぁ」と思い、買い直し。その頃はたくさんの音楽を聴いていたために、“免疫” が出来ていたのか、違和感なく聴くことができ、「あれ、カクタスいいじゃん!」という具合になりました。
現在、カクタスはこの1stとベスト盤を持っています。ベスト盤を通して聴くと、これまた良い曲がたくさんあります。
彼らは4枚のアルバムを出して、解散。ティムとアピスは、ジェフ・ベックとバンド結成に再び動くのです。
ちなみに4枚のアルバムは、現在リイシューされています。

2006年に、ほぼオリジナルメンバーで復活した彼ら。『Ⅴ(ファイブ)』というアルバムを発売。
中古で入手し、聴きました。確かに、彼らの持ち味の泥臭さいHRなのですが、やはり現在の録音なので、'70年代の“泥臭さ”のそれとは違っていて、何だか寂しくも思いました。
結局、そのCDは手放しました。
[CD日記 '70洋楽編 # 25]
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136 LED ZEPPELIN 『PRESENCE』〈'76 イギリス〉

2009年07月02日 07時03分21秒 | CD日記 '70洋楽編
                   

1. ACHILLES LAST STAND
2. FOR YOUR LIFE
3. ROYAL ORLEANS
4. NOBODY'S FAULT BUT MINE
5. CANDY STORE ROCK
6. HOTS ON FOR NOWHERE
7. TEA FOR ONE

ツェッペリンの7枚目のアルバム。

このアルバムの特徴は、アコースティック・ギターを用いた、フォーク調の曲が一切無く、最初から最後までハードなサウンドが並んでいる点です。
音質も乾いた感触。ペイジのギターも“ジャリン”とした金属音的なもので、耳に残ります。
よって、よりハードで硬質なサウンドに聞こえるのだと思います。

この作品の最大の聴き所は、10分に渡る劇的な1でしょう。ジョン・ポール・ジョーンズの
ベースも太く鳴っていますが、ジョン・ボーナムの鬼気迫るドラムも最高です。
しかし、この曲はスタジオで作り込んだ曲のため、サポートメンバーがいないステージでのプレイだと、とても貧弱な曲になってしまいます。ブートCDで聴いた時、私もガッカリしました。(笑)。
3は、ファンキーな1曲で、ZEPには珍しいコンパクトな曲。
後期ZEPのライブでもプレイされた、ヘヴィ・ブルースHRの4。本当に“ズンッ”とくる重さがあります。間奏部のハーモニカが、とてもカッコいいです。
5は、ロカビリー調の曲。ZEPがプレイしているので“ヘヴィ・ロカビリー”といったところでしょうか。
6もファンキーな曲。曲終盤のボーナムのドラムが地響きのように鳴っています。またペイジのギターソロで終わるのが印象的。私個人、けっこうこの曲が好きです。
7はアルバム『Ⅲ』(←[CD日記 '70洋楽編 # 13]参照)に収録の“貴方を愛し続けて”風のスロー・ブルース曲。こちらも切ない雰囲気が漂っていますが、音質がドライなせいか、あまり面白い曲ではありません。ちなみにこの曲、1995年のプラント・ペイジ来日公演でプレイされ、「シブイ曲をチョイスしたなぁ」と思ったものです。

この作品、“後期ZEPの傑作”と言われています。しかし、私は聴いていて、少々退屈さを覚えたりします。
完成度は高いと思います。またZEP本来(?)の“ハード&ヘヴィ”な曲が並んでいます。
しかし、彼ら初期の柔軟でウェットな“ハード&ヘヴィ”ではなく、乾いた音質が助長しているのか、硬い音の塊がドンッ!とある感じ。もっと例えるなら、“無機質なコンクリートの塊がドンッと、もしくはゴロゴロとある”感じなのです。
またロバート・プラントも交通事故に遭い、回復期間中でのレコーディングであった為か、
Voも今ひとつ全開になっていない感もあります。
なので私の中では、少々面白味を感じられない作品という印象があります。
[CD日記 '70洋楽編 # 24]
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