音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

152 THE WHO 『WHO' S NEXT』〈'71 イギリス〉

2009年10月24日 17時16分14秒 | CD日記 '70洋楽編


1. BABA O'RILEY
2. BARGAIN
3. LOVE AIN'T FOR KEEPING
4. MY WIFE
5. THE SONG IS OVER
6. GETTING IN TUNE
7. GOING MOBILE
8. BEHIND BLUE EYES
9. WON'T GET FOOED AGAIN

振り返ってみると、浪人時代の音楽生活で、“最大の出会い”となった作品は、この作品でした。

“THE WHO”というバンドを知ったのは、中学生の頃。今にして思えば、彼らの記録映画『The Kids Are Alright』の“ビデオ化発売”(←時代を感じますねぇ・笑)の広告ページを、ある雑誌で見たのが最初。その時の私、「どうせビートルズをマネしたバンドだろう。それにバンド名が“WHO”だって。ヘヘ…」と内心笑ったものです。いや~、“何も知らない”というのは、コワイものです。(笑)
それから数年後、ある雑誌で“他界した名ミュージシャン”の特集記事を見ました。ジョン・レノン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスetc…と紹介されている中で、キース・ムーンが紹介されていました。何でも、“パワフルなドラムを叩く…”との記述。読み進めると、THE WHOのドラマーであったこと、そして参考作品に、この『WHO' S NEXT』が載っていました。
「あぁ、THE WHOねぇ。この作品だけでも聴いてみるか…」なんて、軽い気持ちで買ったのですが、まさかまさか、それが大きな出会いになろうとは…。

THE WHOの通算6作目。彼らの最高傑作に位置づけられています。
実はこの作品、元々はコンセプト作品にするつもりだったものが変更となったアルバム。
とは言え、完成度は高いです。
一言で言えば、“ダイナミック・ロック”でしょうか。彼らのサウンドはしばしばハード・ロックの範疇に括られます。確かにHRではありますが、ヘヴィメタリックではありません。“ガツン!”、“ザン、ザ~ン!”と力強く、壮大、豪快、快活な面があるので、私の勝手な造語ですが、“ダイナミック・ロック”が適当かもしれません。
この作品では1、8、9が有名曲。
ループ状のシンセのイントロから始まる1。壮大なロックですが、どこか叙情性があり、曲終盤に登場するバイオリンの音色が感動を呼びます。買って聴いた時、この曲に、ただただ感動したものです。
静と動のパートを含む8も、感動を呼ぶ曲。
まさに豪快なロックの9も盛り上がりを見せる曲。アルバム最後で盛り上げて終わるというのも、なかなかの構成です。
ちなみに上記3曲は、昨年2008年11月の来日公演で聴くことが出来ました。本当に感動しました。

THE WHOというバンドは、欧米では、ビートルズ、ローリング・ストーンズと並ぶバンド。日本では近年再評価されていますが、やはり、“聴く人が聴く”バンドという扱い。
その理由は、ある音楽誌の言葉を借りれば、他のバンドに比べ内容が“文学的”だからだとか。確かに1969年のロックオペラ作品『トミー』はまさしくそれですし、この作品の1でも、“Teenage waste land(十代って、荒野だよね)”と、何か奥深いメッセージが込められています。
また、彼らのドキュメンタリーなどを見て思ったのが、このバンドには“イギリスの薫り”が強く漂っているような気がします。何が“イギリスの薫り”か?、と言われると難しいのですが、何と言うか、“イギリス特有の皮肉の要素(?)”が含まれている、と言ったら分かり易いでしょうか。ビートルズや、ストーンズにはそこまで強く“イギリスの薫り”が強く漂っていません。その点や、またTHE WHOの全盛時代、来日公演を行っていないことも相成って、日本では“聴く人が聴く”存在なのかもしません。
私はその奥深さ、また実験的な面もあることから、ストーンズよりも、THE WHOの方が好きです。(ビートルズは、別扱いになりますが…?)
THE WHOのこの作品は、是非押さえておきたいアルバムなのでは、と思います。

この作品に感動した当時の私。これを機にTHE WHOを聴き進めることになりました。
[CD日記 '70洋楽編 # 29]
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151 お買い物 ('09 9月)

2009年10月10日 22時37分27秒 | 音楽コラム
2009年9月のお買い物報告です。

 1. Superfly / Box Emotions
 2. STRAWBS / GRAVE NEW WORLD
 3. TOMMY BOLIN / TEASER
 4. CHICKEN SHACK / IMAGINATION LADY
 5. BADFINGER / STRAIGHT UP
 6. BLACK SABBATH featuring TONY IOMMI / SEVENTH STAR
 7. GEORGE HARRISON / ALL THINGS MUST PASS
 8. ROBERT PALMER / SNEAKIN' SALLY THROUGH THE ALLY
 9. RORY GALLAGHER / CALLING CARD (LP) ※
10. JOHNNY WINETR AND / LIVE (LP) ※
11. VANILLA FUDGE / VANILLA FUDGE (LP) ※

※印以外は、新規(初めて買った、もしくは初めて聴く)の作品。

先月、1を購入してから何も買うCDがなく、「もしや、今月は1枚だけになるかも!?」と思いながらも、結局買いましたね。
その理由は、[その他コラム #14]で書いたように、予定外(?)にディスク・ユニオンに行ってしまいまして…。(笑)

東京郊外にあるディスク・ユニオン某店に行きました。そこで買ったのが2~6。
最大の収穫は2。この作品聴きたかったのです。輸入・デジリマ盤を購入。素敵な作品ですねぇ。↓↓↓

                      
                      2. STRAWBS / GRAVE NEW WORLD

翌日、気持ちが収まらず(笑)、上記とは異なる、ディスク・ユニオン某店へ行きました。そこで買ったのが7~11。
そのお店では過去にもアナログ盤買い物の“打率”は良く、今回もセール品から9~11を買いました。
そして最大の収穫は、7。聴いてみたいと思いながら、なかなか買わなかった作品。
現行デジリマ盤は、ジャケットもカラー処理されているため、「旧規格盤で、出来ればUK盤が欲しいなぁ~」と、“コレクション魂”を抱いていた私。(笑)しかし、ジョージの名盤ゆえ、手に入らないだろうと思っていました。
しかし、旧規格、UK盤CDが売られていました。ちなみに、2,100円でした。↓↓↓

                      
                      7. GEORGE HARRISON / ALL THINGS MUST PASS


値札に“NIMBUS盤”と、またCD盤中心にも「MASTER BY NIMBUS」と表記してあります。よくわからないのですが、これって“準正規盤”なのでしょうか?おわかりの方がいらしたら、教えてください。
それでも、ディスクの“EMI”、“Made in UK”の表記に満足!
内容はというと、うん、名盤と言われるだけあります。メロディラインがめちゃくちゃ良いです!
となると、リマスター盤も持っていたいなぁ~。(笑)


秋の夜長ですね~。音楽が心地良く楽しめます。
“秋だ!夜長だ!プログレ特集!”で楽しみたいと考えております(笑)
[音楽コラム # 55]
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150 テンプレート変更

2009年10月06日 14時34分07秒 | その他
本日6日は、仕事が臨時休み。

「気分直しに、ブログのテンプレートの色を変えるか」と思ったら、これまで使用していたテンプレートが無くなり、新デザインのものになっていました。
幸い、デザイン編集が出来るということで、少し編集しました。
読んでいただいているみなさんもそうだと思いますが、慣れるまで時間を要しますね。

テンプレート変更にあたり、みなさんにお知らせを。
今回のテンプレートから、みなさんの読みやすい文字サイズに変更が出来ます。右側モジュールをスクロールしていただきますと、「文字サイズ変更」という欄があると思います。お好みの文字サイズをお選びください。
ちなみにこれまでのテンプレートでは、文字サイズが大きめなものだったので、文字サイズ“大”をクリックしますと、これまでと同じ(?)文字サイズで読めます。
私も慣れてる大きいサイズで文章体裁を整えたりするつもりです。
ご参考までに。

それと、これまでのものと書式が変更していますので、過去の記事での文章体裁、また写真の位置も不自然なものになりますので、悪しからず。

そんな訳ですが、よろしくお願いします。

10月12日で、このブログも丸2年になります。
いつもお読みいただいているみなさん、ありがとうございます。
[その他コラム #15]
コメント (2)
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