月島に行ってきた。
KIRIN ART PROJECT 2005 @タマダプロジェクトアートスペース
ゲスト作家と、公募で選ばれた4組の作家が同一テーマで作品を作り上げる展覧会。公募で選ばれた作家は、それぞれ第一線で活躍するキュレーターのサポートを受けて制作を行うというのがミソ。
ヤノベケンジがサポートしたのは、淀川のゴミなどを使って作品を作る淀川テクニック。旧作のほか今回の新作として、淀川のゴミを発泡スチロールトレイに梱包し、これを壁一面に配置した《ゴミ淀川産》。ゴミ・屋外というイメージと、手堅くまとめた作品とのギャップが面白かった。
椹木野衣がサポートしたのは、スタンダードな油彩画を描く大森隆義。非常にマトモな人物&風景画で、こういう絵を観るのは本当に久しぶり(苦笑)。それにしても、あの椹木野衣がこのような作家を選んだのが衝撃的だった。
後藤繁雄がサポートしたのは、顔面フィギュアのアニメーションを制作するカワイオカムラ。ちょっとクセのある映像で、ハマる人はハマりそうだけど……、私とはツボがちょっと違うみたい。
そして残念だったのは、五十嵐太郎がサポートした建築家石上純也による《テーブル》。花瓶や食器などが載ったテーブルを良くみると、天板と脚が信じられないほど薄くてビックリ!このベニヤみたいな天板は、実は厚さ4ミリの鉄板で、もともと丸まっていたものとのこと。それを構造計算の結果、見事にバランスさせて……のはずだったけど、調整中のため天板が台で支えてあった。これでは台無し!
ゲストの束芋の作品は、360度スクリーンの映像作品《ギョニる》。ギャラリー小柳で観た手のひらの複合体がワサワサしてて、グロテスクな「事件」も起こる。でも、これまでの作品ほど気持ち悪くなく、むしろ美しいとさえ感じた。単に私の感覚がマヒしてきただけなのかもしれないけど。
全体として、去年観た「ハイ・エナジーフィールド」よりずっと大人しい印象だった。まあ、去年のはそれまでの集大成だから比較する方が悪いんだけど。
10月23日まで、会期中無休。
その後、KPOキリンプラザ大阪に巡回(10/29~12/11)。
KIRIN ART PROJECT 2005 @タマダプロジェクトアートスペース
ゲスト作家と、公募で選ばれた4組の作家が同一テーマで作品を作り上げる展覧会。公募で選ばれた作家は、それぞれ第一線で活躍するキュレーターのサポートを受けて制作を行うというのがミソ。
ヤノベケンジがサポートしたのは、淀川のゴミなどを使って作品を作る淀川テクニック。旧作のほか今回の新作として、淀川のゴミを発泡スチロールトレイに梱包し、これを壁一面に配置した《ゴミ淀川産》。ゴミ・屋外というイメージと、手堅くまとめた作品とのギャップが面白かった。
椹木野衣がサポートしたのは、スタンダードな油彩画を描く大森隆義。非常にマトモな人物&風景画で、こういう絵を観るのは本当に久しぶり(苦笑)。それにしても、あの椹木野衣がこのような作家を選んだのが衝撃的だった。
後藤繁雄がサポートしたのは、顔面フィギュアのアニメーションを制作するカワイオカムラ。ちょっとクセのある映像で、ハマる人はハマりそうだけど……、私とはツボがちょっと違うみたい。
そして残念だったのは、五十嵐太郎がサポートした建築家石上純也による《テーブル》。花瓶や食器などが載ったテーブルを良くみると、天板と脚が信じられないほど薄くてビックリ!このベニヤみたいな天板は、実は厚さ4ミリの鉄板で、もともと丸まっていたものとのこと。それを構造計算の結果、見事にバランスさせて……のはずだったけど、調整中のため天板が台で支えてあった。これでは台無し!
ゲストの束芋の作品は、360度スクリーンの映像作品《ギョニる》。ギャラリー小柳で観た手のひらの複合体がワサワサしてて、グロテスクな「事件」も起こる。でも、これまでの作品ほど気持ち悪くなく、むしろ美しいとさえ感じた。単に私の感覚がマヒしてきただけなのかもしれないけど。
全体として、去年観た「ハイ・エナジーフィールド」よりずっと大人しい印象だった。まあ、去年のはそれまでの集大成だから比較する方が悪いんだけど。
10月23日まで、会期中無休。
その後、KPOキリンプラザ大阪に巡回(10/29~12/11)。
ヘコヒョンは私のツボでもないようです(笑。
想像しただけで凄そうですね。
たどり着きました。
KIRIN・・・の記事にTBさせて頂きました。
あのテーブルに支えがあったのですか!
それは残念です。
結構気になる記事が他にも沢山あったので
また来ます。宜しくお願いします。
コメント&TBありがとうございます。
私が行った日は、《テーブル》が調整中だったんですよ。
本当に残念でした。