横浜トリエンナーレ2005に行ってきた。
少なくとも1回は再訪するつもりなので、迷わずフリーパスを購入。2回で元が取れるので、かなりおトク。フリーパスを買った直後、チケット係のセリフにちょっとびっくり。それはティノ・セーガルによるコミュニケーションのためのアートとのこと。
会場までの無料バスもあったけど、往路は徒歩で行くことにした。プロムナードを彩る紅白の三角旗、ダニエル・ビュランの《海辺の16,150の光彩》をくぐっていると、だんだん期待が高まってくる。
あと、入り口付近には、ボートピープル・アソシエーションの《L.O.B. II-13号計画》が係留されていた。これは艀(はしけ)を改造した船のようなスペース。中に入ると、そこには素敵な空間が広がっていたけど、揺れがひどくて早々に退散。
10分ほど歩いて3号上屋前に到着。構造がむき出しの倉庫内に、主に工事用の仮設材で作られた展示が並ぶ光景は圧巻。雑然として騒々しい空間は、美術館の展覧会とは全く逆の雰囲気だった。
以下、特に印象に残った作品を紹介。
【3号上屋 3A】
25 池水慶一 《コンニチハヨコハマソウコデス》:工事用の金属パイプとベニヤで作られた巨大な階段状の作品。約7メートルの高さまで上ることができ、展示室を一望することができる。相変わらず高いところが大好きな私……。
58 高松次郎 《工事現場の塀の影》:1971年に工事現場の塀に描かれ、1日で撤去されてしまった幻の作品を再制作したもの。現代美術の古典とも言える作品だけど、あえてこのような作品を出展したことに意義があるのかも。
【3号上屋 3B】
56 ソイ・プロジェクト 《メロ・グリーン》:小部屋がドアでつながって、迷路のようになった作品。ドアには可愛らしいイラストがあり、ほほえましいストーリーが展開される。見上げると満天の星空!
52 さわひらき 《trail》:洗面台の中や窓の縁を、ラクダなどの影が歩いていく映像作品。ゆったりとした幻想的な光景に、時間がたつのを忘れてしまいそうだった。
【3号上屋 3C】
40 奈良美智+graf 《Yokohama seaside tenement house》:過去の展覧会の記録、アトリエを模した小部屋、海を望む物見台、コンテナののぞき穴(上下で別の光景!)、韓国でのワークショップの成果、そして大型ペインティングと盛りだくさんの内容。奈良ファンは必見!3号上屋で一番のオススメ。
【ハトバ】
67 ヴォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト 《カスランハウス 720.9-横浜展望台》:ビールケースの壁でできた展望台。黄色いビールケース越しに眺めた横浜港は、青みがかって美しかった。
※ 見落とした作品や、味わい尽くしていない作品があると思うので、ほかにオススメの作品があったら是非教えて下さい。
後編に続く。
少なくとも1回は再訪するつもりなので、迷わずフリーパスを購入。2回で元が取れるので、かなりおトク。フリーパスを買った直後、チケット係のセリフにちょっとびっくり。それはティノ・セーガルによるコミュニケーションのためのアートとのこと。
会場までの無料バスもあったけど、往路は徒歩で行くことにした。プロムナードを彩る紅白の三角旗、ダニエル・ビュランの《海辺の16,150の光彩》をくぐっていると、だんだん期待が高まってくる。
あと、入り口付近には、ボートピープル・アソシエーションの《L.O.B. II-13号計画》が係留されていた。これは艀(はしけ)を改造した船のようなスペース。中に入ると、そこには素敵な空間が広がっていたけど、揺れがひどくて早々に退散。
10分ほど歩いて3号上屋前に到着。構造がむき出しの倉庫内に、主に工事用の仮設材で作られた展示が並ぶ光景は圧巻。雑然として騒々しい空間は、美術館の展覧会とは全く逆の雰囲気だった。
以下、特に印象に残った作品を紹介。
【3号上屋 3A】
25 池水慶一 《コンニチハヨコハマソウコデス》:工事用の金属パイプとベニヤで作られた巨大な階段状の作品。約7メートルの高さまで上ることができ、展示室を一望することができる。相変わらず高いところが大好きな私……。
58 高松次郎 《工事現場の塀の影》:1971年に工事現場の塀に描かれ、1日で撤去されてしまった幻の作品を再制作したもの。現代美術の古典とも言える作品だけど、あえてこのような作品を出展したことに意義があるのかも。
【3号上屋 3B】
56 ソイ・プロジェクト 《メロ・グリーン》:小部屋がドアでつながって、迷路のようになった作品。ドアには可愛らしいイラストがあり、ほほえましいストーリーが展開される。見上げると満天の星空!
52 さわひらき 《trail》:洗面台の中や窓の縁を、ラクダなどの影が歩いていく映像作品。ゆったりとした幻想的な光景に、時間がたつのを忘れてしまいそうだった。
【3号上屋 3C】
40 奈良美智+graf 《Yokohama seaside tenement house》:過去の展覧会の記録、アトリエを模した小部屋、海を望む物見台、コンテナののぞき穴(上下で別の光景!)、韓国でのワークショップの成果、そして大型ペインティングと盛りだくさんの内容。奈良ファンは必見!3号上屋で一番のオススメ。
【ハトバ】
67 ヴォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト 《カスランハウス 720.9-横浜展望台》:ビールケースの壁でできた展望台。黄色いビールケース越しに眺めた横浜港は、青みがかって美しかった。
※ 見落とした作品や、味わい尽くしていない作品があると思うので、ほかにオススメの作品があったら是非教えて下さい。
後編に続く。
次回は青空とビュランの旗を観て欲しいです。
3号上屋の中で他に私が気に入ってる作品はやはり3Bにある照屋勇賢さんの《Notice-Forest》と壁の扉から流れる音楽の作品。
あとちょっと分かりづらいかったかもしれませんが、3Cのクレイグ・ウォルシュの《クロス・レファレンス-35:27:02N/139:39:36E》の映像作品。上屋の小さな模型を覗き込む人間の映像を実際の上屋の出入り口に映し出している作品なんです。鑑賞している自分が鑑賞されているというユニークな発想だと思います。
あと3Aのハトバ付近にあるアトリエ・ヴァン・リースホウトの《バー・レクタム》もオススメカフェです。
あっこの前、会場で奈良美智さんを見かけました!!コンテナの覗き穴はホント可愛かったですよね。
後半の日記も楽しみにしています!!
青空にはためくビュランの旗、きっとキレイなんでしょうね。
あの扉も照屋さんの作品なんですね。紙袋の作品ともども、次回じっくり観てきます。
クレイグ・ウォルシュの作品って、そんな仕組みだったんですか!気づきませんでした。これも次回のお楽しみです。
バー・レクタムも良さそうな雰囲気ですね。でも、先客がいたので入りそびれてしまいました。
奈良さん+grafの作品、どんどん進化していますね。これまで初台、原、森と観てきたんですが、今回の作品がいちばん充実していました。
pizzさんはなんでした?
一瞬、何が起きたか分からなくて、思わず聞き返してしまいました(汗)。
横浜トリエンナーレにようやく行ってきました。
天気にも恵まれて、とても楽しいひとときでした。
TBさせていただきます。
天気に恵まれてよかったですね!
私が行った日は二日とも「うすぐもり」でした。
(旅行のときも「うすぐもり」が多い私……。)
晴れていると、海がキレイなんでしょうね~。
あと、私からもTBさせていただきますね。