現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

大地の芸術祭(その13:松代→十日町→川西)

2006-08-27 | アート感想@遠征
前の記事の続き

■ 松代エリア

国道353号線を北上し、松代エリアへ。10時までは国道403号線を西に進みながら渡辺行久《農舞楽回廊》(283)や杉浦康益《風のスクリーン》(288)といった屋外作品を回り、10時からは丸山純子《無音花畑》(291)や豊福亮《天竺》といった屋内作品を回りながら来た道を戻る。

時間があれば古巻和芳+夜間工房《繭の家-養蚕プロジェクト》(209)やリチャード・ディーコン《マウンテン》(215)にも再訪したかったけど、未見だった作品を回ることに。でも、やっぱり再訪のほうが良かったかな。

最後に塩澤宏信の《翼/飛行演習装置》(232)と《イナゴハビタンボ》(230)を鑑賞。《イナゴハビタンボ》は仕上げ作業の真っ最中(写真)。この作品、滑り台にもなっているのが面白い。(私は滑らなかったけど。)

■ 十日町エリア・川西エリア

薬師トンネルを抜け、十日町エリアに入ったところで、菊池歩《こころの花-あの頃へ》(58)がある中平地区へ。あとで聞いた話だけど、ビーズの花を持ち帰る人がいて、当初よりも本数が減っているとのこと。残念。倉谷拓朴《名ヶ山写真館》(56)も再訪したかったけど、時間の都合で泣く泣く通過。

続いて、川西エリアのナカゴグリーンパークへ。ジェームズ・タレル《光の館》(111)とその周辺の作品を鑑賞。途中、夕立が降ってきたので、慌ててクルマに避難。

このあと、十日町エリアに戻って戸千世子《山中堤 スパイラル・ワーク》(9)や古郡弘《胞衣 みしゃぐち》(12)、レアンドロ・エルリッヒ《妻有の家》(82)あたりを回ろうと思っていたけど、雨がやまないので断念。

結局、予定より早く越後湯沢に戻り、レンタカーを返却して帰宅。最後の雨は残念だったけど、かなり充実した二日間だった。

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006
新潟県十日町市・津南町全域(約760km2の広さ!)にて、9月10日まで。