「階段かよー! 山にも階段あるのかよー!」 (長男)
「いいからだまって登れ。」 (母)
疲れて死にそうだ、と連呼する長男に 呆れる母。
たった45分の歩きなのに・・・。
(ノ_-;) ハア…
パパさん、なんとか言ってケロ。
笑ってる場合じゃないっしょ。
運動不足なんとかしな。
昔は陸上部でブイブイ言わしてたのにねー。
同じ人間とは思えないねー。
人間、退化するのは早いねー。
ママも気をつけよっと。
そう思うでしょ? 葉っぱさん。
こんないい道なのになー。
ほら、あんたの得意な階段だよ! さっさと登りな! ・・・・なんだかだんだん拷問みたいになってきてないか?・・・汗。
実は正確に言うと、この4人で山を歩くのは今回が初めてではありません。
まだ隊長が山に目覚める前に 観光で那須の茶臼岳に行ったことがあります。
その頃の私は100mも歩かないうちにバテて、
「もう無理。 帰る。」 と泣き言をいい、 それに対して長男が
「これくらいでもう疲れたのかよ。 信じられねぇ。 ちょっと考えた方がいいぞ。」
と 呆れられたものでした。
隊長は小学生で 長男は高校生だったかなあ。
あれから月日は流れました。
今は、その言葉 そっくりそのままあなたにお返しいたします。
ヾ(  ̄▽)ゞ オーホホホホホ
最後の登りに喘ぎながら 彼は言いました。
「もう絶対に来ないから。 今日が最初で最後だぞ。」
( ノД`) そ、そんなぁ~ 逆効果になってもうた。
ほら、着いたってば。 良かったねぇ。 ヾ(;´▽`A``
マイナーな山の割には混んでました。
しかも頂上狭い・・・。
備前楯山、ゲットしました! しかもこのメンバーで!
おめでとう!
ありがとう。
4人で三角点ターッチ!
これも長男、 「なんなんだよ、これ・・・ 恥ずかしいじゃんか」
うるさい! 黙って従いな。
ほらあ~! どうよ、この景色!
素晴らしいでしょう?
「・・・まあね。」 よおし! その調子!
しばし展望を楽しみます。
やっぱり男体山が一番目立ってました。
隣にはチラッと 女峰山 が見えます。
半月山も社山もこんにちは。
袈裟丸さんも元気そう。
いつかお邪魔しますから~!
すぐ近くには庚申山。
そしてチラッと見えてるのは・・
隊長が以前から気にかけている皇海山。
こんなに短時間で登れるのに これだけの景色。
なんてお徳な山なんだ!
もう見れない? 3ショット。
私はマジシャンじゃありません。
足場がちょっと不安定ですが とことん展望を楽しみます。
なんだかんだ言いつつ 景色を写メする長男。
どこに送るんでしょ。
ちょっと早いけどそろそろ山ごはんにする~?
本当は頂上で食べたいけど 4人で、しかもガスを炊くと けっこう場所取っちゃうよねぇ。
どこか別の場所を探しましょ。
っとその前に せっかくだから 本当のポレポレ隊、全員集合!!
Now, we are here!
We did it!
さて、それでは来た道を戻ります。
ほんといい道だよねぇ~。
ママ、3人の後姿を見てすごく喜んでいたんだよ。
一人で静かにね。
この時間がずっと続くといいのにな。
「今日が最初で最後だから。」 (長男)
母の想い 子知らず。
「そんなに何度も言わなくてもわかったってば。」 (涙目母)