ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲足尾で全員集合! 備前楯山 <前編>

2008-11-07 05:11:50 | ▲2008年山行報告

歩いた日 2008年11月2日(日)

 

備前楯山。

この山の名前を偶然知ったのは 2年くらい前だったでしょうか。

びぜんたてやま・・・

その美しい響きが 私の心の奥底にすーっと入り込んで忘れられなくなりました。

いつか訪れるその日がくるまで 私の記憶の小部屋に大切にしまっておこう・・・

「その日」 が どんな日なのかはわからないけど なんだかそんな風に思わせてくれる印象深い山名でした。

 

ポレポレ隊が意識して山に向かうようになってから 約3年半。

プロフィールにも書いてますが、

「長男も交えていつか4人で山を歩きたい」 

これが弱足ママの 小さいけれど熱い夢の一つでした。

今までも何度か誘ったことがあるのですが  

「そんな疲れること嫌だね」 と 一蹴され続け。

離れて暮らしているし、仕事も忙しいみたいだし まあ仕方ないか。

でも いつかきっと・・ って 叶いそうで叶わないこの想いをずっと持ち続けてきました。

 

2008年の年頭に 「今年は節目がいっぱいあるなぁ」 と思いながら 私の脳裏に この山の名前が閃いた。

そうだ! それにひっかけて誘い出すことはできないか?

けっこう義理堅いところがある長男なので 案外すんなり付いてくるかもしれないぞ。

恐る恐る誘ってみました。

「今年はパパとママ、結婚25周年なんだけど・・・ つまり銀婚式。 

 何もお祝いいらないからさ、一緒に山に行ってよ。 すっごく簡単な、ハイキング気分で歩ける山だから。」

少し間があったけど 「わかった。」 と 渋々承諾。

やったー! 作戦成功!

『秋に皆で備前楯山』 ・・・・ 年明けからずっと反芻してきた言葉です。

そして

そして

そして・・・ 

とうとうその日がやってきました!

 

 

 

 

 

 

 

筑波山に程近い場所に住んでる長男、前日から我が家に泊まって 車2台で出発。

備前楯山は足尾にあります。 

昔は銅山で栄えた場所です。

位置が微妙なので 今日は高速を使わないで一般道で行くことにしました。

3連休の中日。 

帰りの渋滞は避けられないだろうけど とにかく歩く時間が少ないので気が楽です。

 

 

 

 

 

 

 

6時に自宅を出たので お山に行くにしては珍しく出発前に朝ご飯食べました。

国道ワンツーツーをひた走り 栃木県に突入。

袈裟丸山、庚申山 等 この辺りには魅力的なお山がたくさんあります。

本来車で備前楯山に入る場合、わたらせ渓谷鐵道 原向駅 の先から庚申山公園線に入るのだけど 

ガイドブックによると、舟石林道から山容がよく見えるって書いてあったので 

そのまま分岐を通り越し、間藤駅も通り越して  舟石林道へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

おお、見えてきた 見えてきた。

あれが 備前楯山だね。

朝日が当たって 私たちを呼んでるみたいだ。

ワクワクするね。 

 

 

 

うん、ワクワク。

 

 

 

ワクワク・・・・・・

 

 

 

 

 

 

( ̄Д ̄;)    ワクワクするけど通れない・・・・ね・・・

 

工事のため、12月26日まで通行止だって・・・

仕方ない。 戻ります。

我が家と同じはめにあった車 (しかも団体さん) が他にもいました。

 

 

 

 

 

 

 

来た道を戻って庚申山公園線に乗っかります。

写真、ちょっと見にくいですが 急角度で右折する分岐に 『備前楯山』 の看板あり。 

 

 

 

 

 

 

この道でいいのかー? って不安と共に進むと、舟石峠到着。 

 

 

 

 

 

 

 

すごく立派・・・っていうか 広い駐車場です。

ただしトイレはありません。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな気持ちのいい場所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

男体山、おはよう!

今日はいつもより1人多い4人で来ました!

どうぞよろしくお願いしまーす! 

 

 

 

 

 

 

 

舟石峠の由来。 

 

 

 

 

 

 

 

と、その石。

本当に舟みたいだね。 

 

 

 

 

 

 

 

いつもは ファインダーのぞいても二人分の後姿しか見えないのに

今日は三人いる・・・・・

不思議だねぇ~   そして うれしいねぇ~。 

頂上まで あっという間に着いちゃう距離だけど 1分1秒を噛みしめながら出発します。

 

 

 

 

 

 

 

余りにも歩行時間が短くて 汗も出ないかな。 でも一応ね。

今日の手ぬぐい。 柿。 

 

 

 

 

 

 

 

逆光の中、進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

ん? 頂上まで何キロですか?  コンマ4?5? (笑) 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉の感じはこんなです。

優しい色合い。 

 

 

 

 

 

 

 

そよそよ揺らぐススキの道。 

 

 

 

 

 

 

 

お兄ちゃん、もちろん山道具も山ウェアも持ってません。

今日は登山じゃなくて 簡単ハイキングなので Gパンとかでも全然OKだと思うのですが 

せっかくなので 3人のあれこれを貸してあげました。

一番問題なのはシューズ。

彼が我が家にはいてきたのが あまりにも底がツルツルの靴だったので

隊長のハイキングシューズを貸してあげました。

二人共28cmで同じサイズ。

ちなみに隊長は 普通の運動靴はいて歩いてます。 (笑)

 

 

 

 

 

 

 

指導標はたくさんありました。

迷う道はないのですが やっぱりあると心強い。 

 

 

 

 

 

 

 

お兄ちゃん、 軽い足取りの弟に 「すげえなあ」 を連発してました。

だって今日は・・・・山ノボリとは言えないような道じゃん。

大丈夫かい、長男よ。 

 

 

 

 

 

 

 

私が 「いい道だねぇ~」 って言ったら

「どこがいい道なんだよっ!」 と 突っ込む長男。

「いい道じゃないのよ。 気持ちいいでしょう?」

「全然よくないよ。 もう疲れた。」

「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

「わー! なんだよ、この登りは! 聞いてないし」  (長男)

「あんたさー ハイキングって言ったって山は山なんだからさー。 少しくらいは傾斜あるんだよ。 平な山がどこにあるかね。」 (母)

「それより あんたのかぶってるその帽子はなんだよ。 いつからマジシャンになったんだ? 変なのー。 ガハハハハ!」  (長男)

「ひ、ひどい・・・ あたしはマジシャンじゃなくて主婦だよ。」 (母)

 

頂上に着くまで ずっとこんなやりとりでした。 (恥)

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら、ほんのり優しい木々の色を楽しみなさいよ。」 (母)

「ただの枯れた木じゃん。」 (長男)

(ノ_-;) ハア…   (母)

 

 

 

 

 

 

 

途中、ベンチもありますが スルーします。

だって まだほんのちょっとしか歩いてないもん。 

 

 

 

 

 

 

 

あと1キロだよー。

もう着いちゃうよ。 

 

              <中編> につづく・・・

 

 

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