ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲プチポレ第二弾! 鳴虫山 <後編>

2007-03-12 09:16:18 | ▲2007年山行報告

 

             ~ <前半> からの続き ~

 

その後も何度も何度も名前を呼びながら歩いていたら

上の方から 「なに~?」 と 間の抜けたようなかったるい返事が。

さて・・・・この時の弱足隊員の気持ちを想像してみてください。

まず安堵感。 そして間髪入れずに 怒りです。

ものすごい怒り。 般若の面状態。 しかも太った般若。

 ←般若の面  

「なんでどんどん一人で行っちゃうの?」 

「先に歩くのはかまわないけど 後ろからママが着いてきてるか

 ちゃんと確かめてよ!」

「今日は二人なんだからさっ! 頼むよ、全く!!」

隊長、母の般若ぶりに一言も返せず。

その後はゴールまで ずっと時々止まっては母の様子を確かめてました。

よしよし、何事も経験なのだ。

 

 

 

 

 

しかし 安堵と怒りのあとにくる疲労は大きい。

弱足隊員、ますます歩みが遅くなる。

頑張るのだ。

 

 

 

 

 

登っては偽ピーク・・・・を何度も繰り返し、そろそろ勘弁してほしぃ~と思ったら 

 

 

 

 

 

隊長が 「今度は本物の頂上だよ。 展望台みたいなのが見えるから」

やっと着いたか・・・・・。 脱力。 

 

 

 

 

 

ほんとだ~! 着いた、着いた!

三角点もある。  お疲れさん。 

 

 

 

 

 

頂上はこんな感じ。

展望デッキからの眺めはどうでしょう。

女峰山のドッカーンは見れるのか? (既に見えてないことがわかる。) 

 

 

 

 

 

あ~あ・・・・ 

 

 

 

 

 

残念・・・・・・・・・。

男体山、女峰山など、日光の名だたる山が ドッカンドッカンのはずだったのに・・・。

 

どうしたの? てるてるモンてる 曇ってる。 
                     
(弱足心の俳句。季語なし) 

気を取り直して。

頂上で二人連れにお会いしました。

どうやらその方達も母子のようです。

プチポレより少し年上の母子。(向こうもそう思ってたりして)

「こんにちは。 展望、残念でしたねぇ」 なんて感じでおしゃべり開始。

母 「どちらからですか?」

弱 「埼玉です。」

母 「あれま、私たちもですよ。浦和です。」

弱 「そうですか。私たちは ○○なんですよ。」

そこで今度は浦和母子の間で 何故この山が 「鳴虫山」 というかについて

という話が始まったので おせっかい弱足がすかさず

弱 「ガイドブックに書いてあったんですけど この山の上に雲がかかると雨が降る、            

  って昔から言われてるようで そこから名前が付いたみたいですよ。」

母 「でも最初から天気予報で明日は雨って言ってましたよね。」

弱 「・・・・・・・・?・・・・・・・」

なんか話が噛み合ってないような気がしながらも 「はあ」 とか 「へえ」 とか

相づちを打ち、埼玉母子座談会は終了。

その間、両方の 「子」 の方は実に静かだった。

このことから やはり母がおしゃべりだと子供はおとなしいという結果がわかった。

 

 

 

 

 

さて、ちょっと早いけど ここでご飯食べちゃおうか。

とベンチに用意してると 浦和母子は 

「それじゃあ」 と言いながら下山していった。

あの母子はご飯食べないのだろうか・・・ と 人の腹の心配までする弱足。 

 

 

 

 

 

さて、今日は コンビニで調達した山ごはん。

副隊長がいないと どうもねぇ。

それにどうしても時間に制限があるからパパッと食べられる物の方が気が楽だしね。

たまにはこういうシンプルなおにぎりってのも悪くない。

山で食べるおにぎりは最高なのだ! ・・・ ('~`;)

でもやっぱりあったかいものが欲しいよね、ってことで

山頂ココアの用意だけはしてきました。

隊長、ガスの用意頼む。

わかった。 と隊長。

その間、どんどん身体が冷えてきて おにぎりもつめたーくなり

寒い、寒い! を繰り返す弱足。

シュー・・・・ポッポッ・・・・   ん?

シュー・・・・・・・・・・・・・・ポッ・・・・・  は?

なんだ? この限りなく不吉な音は。

「ママ大変! ガスがなかった。」

「な、な、な、なんですと~!!!!!」  

貸してみな! とガスをひったくった時点で 「かるっ!」 と叫んでしまった。

ないじゃんか!!!!!!  ガスがないじゃんかー!!!!!!

これは陽水の 「傘がない」 に匹敵するくらいの大事件だ。 

「あんたねぇ・・・ガスの担当なんだよ。 なんで持ってくる前に確認しないの?

 今日はおにぎりがメインだったからいいけど もし上でガスを使ったご飯だったら

 どうなったわけ? 昼抜きだったじゃん。 もうっ!!!!」

「ごめんなさい。」

どうも般若母には弱いらしい。

今度はもっと痩せて より般若らしくなってやろう。

「もういいよ、仕方ないよ。 さっさとご飯食べて下りよう。」

と 怒りながら準備していたら 今度は母・・・

弱 「あっ! 手袋がないっ!」

隊 「え?」 

弱 「あんた知らない? ママの手袋」

隊 「知らないよ。ポケットとかに入ってるんじゃないの。」

弱 「ない。やだー どうしよう、こんなに寒いのに手袋がなかったら死んじゃうよ。」

隊 「手袋がないくらいで死なないよ。」

弱 「実際には死なないけど それくらい寒いってこと!!!」

自分が悪いくせに わめき散らす弱足。

弱 「あんたさ、手袋使わないでしょ? 貸してよ。」 と

強引に隊長の手袋をはめてやっと下山開始。

それにしても手袋・・・・・・どこに落としたんだろう。

 

 

 

 

 

往路に上った分だけ 今度は下らなきゃ。

本当は含満ヶ淵という所を通る周回コースを歩きたかったのですが

そちらを回ってると帰りの列車に間に合わない可能性があるのでピストンに。

隊長は周回コースを希望してましたが 今回は色々あったし

いつものようには強く主張せず、 ピストンということで納得。

 

 

 

 

 

ご覧の通り、往路にあった雪は全くなくなっていました。

お守りは使わなくて済みました。 

そして 行きにも休憩した 神ノ主山にてまた休むことに。

止まると寒いので 軽く水分取ってまた歩き出そうとした時・・・・・・・

あっ! 

 

 

 

 

 

なんと!!!!

弱足隊員の手袋が!!!!

そっか・・・・・・行きで休憩した時に ここで落としたんだ!

誰かが拾って道標にかけといてくれたみたいです。

ありがとうございました。 どなたか存じませんが助かりました。 

 

 

 

 

 

時々こんな景色を見ながらズンズン下ります。 

 

 

 

 

 

 

シュワッチ!!!

すみません 突然。 

手袋見つかって、ゴールも近づいて ちょっとハイテンションの弱足。

うなっちに捧ぐ。 (笑)

 

 

 

 

 

途中で小高い場所があったので 登ってみると 

 

 

 

 

 

なんてことはない電波塔でした。  小さい祠が一つ寂しげに。 

 

 

 

 

 

そして行きに通り過ぎてしまった鳥居も 帰りにはしっかりくぐりました。 

 

 

 

 

 

ここも一応 天王山 というピークになってました。 

 

 

 

 

 

登山道に戻って下ります。

 

 

 

 

 

 

さてもうゴールは目の前。   家並みが近づいてきた。

 

 

 

 

 

ゴール! 無事に到着!  良かった、良かった!

来た道を通って日光駅へ向かいます。 

 

 

 

 

 

さて、ここで寄りたいお店が。 金谷ホテル直営のベーカリー。 

日光に来たら寄らないとね。

時間がまだ少しあったので  頂上で飲めなかったココアを喫茶室で頂きました。

その後、予定通りの列車に乗って無事帰宅。

ふぅ・・・・。

 

鳴虫山バッジ風絵

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

プチポレ隊、第二弾はこのようにして 一応無事に終了しました。

アイゼンの件や隊長を見失ったことや ガスの残量未確認など

反省すべき点はたくさんありますが これらは次回への課題ということで

心に刻みたいと思います。

副隊長が留守中のお山でしたが 何事もなくて本当に良かった。

次回は3人で登れるといいな。

そうそう、今回不思議だったのは 隊長、すごい花粉症で

家では鼻はグシュグシュ、目もカユカユなのに 

歩いてる時は全く症状出てませんでした。 

なんでかなぁ・・・??

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

 鳴虫山 (なきむしやま)

 1104m 栃木県

 栃木百名山 、日本の山1000

 コース・・・・・東武日光駅(8:35) ~ 登山口(8:50) ~ 神ノ主山(9:30)

         ~ 鳴虫山(10:45) ~ 東武日光駅(13:10)

         
 全所要時間・・・4時間35分 (含 休憩・昼食) 

 歩行時間・・・・・約4時間

  メンバー・・・・・・ 隊長、弱足隊員 (プチポレ隊)

 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(T▽T)アハハ! (ひろ)
2007-12-26 08:31:14
ママさん、(*゜ー゜)vオハヨ♪

カルディナさんとのコメントのやり取りで、
ここに来てしまいました

プチポレ隊、なんか凄い楽しそうじゃないですか~!
まるでお二人の漫才レポですね

このお山、1月2月はどうなんでしょう?
やっぱ雪だよね?
3月には解けてるってことなのかな?

ん~
やっぱりヤシオツツジの頃にするか?
悩む、、、

んでは、このコメ、
足跡として残しておきま~す ← もう遅いね(^^)
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TO ひろさん (弱足ママ)
2007-12-27 05:53:14
ひろさん、いらっしゃーい!
いつもありがとう!

鳴虫の件は そちらにも書いたとおり、
1,2月はけっこう雪があるかもしれませんね。
でもアイゼンさえあれば、返って登りやすいと思われます。
頂上からの女峰山、是非見て欲しいです。
私たちは見えなかったので。
ここはまた副隊長も誘って行ってみようかな。

今年、ひろチームはいったいいくつのお山に登ったのかなー。
ほんとすごいよねー。
来年もまた楽しい報告を待ってます。
楽しい山歩き、お互いいっぱいしましょうね!

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