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ヴァーニ・ヴェッキ(古温泉) 平たい顔族もびっくり

2014年08月03日 | 日記

ヴァーニ・ヴェッキというのは、ボルミオから200mくらい上がったところある温泉で、ローマ帝国時代からある本物の温泉はこちらです。全国的に有名で、ボルミオにはテルメ目当ての女性一人の宿泊客もいます。紀元1世紀に『博物誌』を書いたプリニウスがこのボルミオのテルメについて記述しているらしい。
とはいえ私だって、大国主命が入ったという、日本最古の温泉地の出身者です。テルマエ・ロマエごときに負けるはずがありません。ローマ風呂がどんなもの何か見てやろうと思いやってきました。

ここはQCテルメという、イタリア全土でテルメを展開している企業に運営を委託しているようです。入場料42エウロ。ボルミオのホテルに泊まっていると 10パーセント割引で、38エウロになりますが、いくら円安でも、日本国内で入浴料を4,000円取るスーパー銭湯はないでしょう。星野リゾートがスー パー銭湯をやっているようなものか。



ボルミオの町が一望できる絶景の露天風呂があります。あまりに見事で1時間は浸かっていました。二枚目の写真が露天風呂から撮影したテルメの主要部で、左端に写っているのが、この温泉をよく利用していたハプスブルクのエリザベート妃のために建てられた建物で、スチームサウナなどいくつかのサウナが入っています。
奥に見えるのはホテルですが、この黄色はマリアテレジアン・イエローですよ。つまりこの施設は、オーストリア占領時代に出来上がったものなのだと思います。
高級テルメだけあって、バスタオルからバスローブ、サンダルに至るまで貸してくれます。喜んでいたら、更衣室でなんとスイムウェアを忘れてきたことに気がつきました。「また1時間かけて取りに戻らなければならないのか」とがっかりしていたら、レセプションの女性が、「水着だったらあげますよ」とあっさり新品を出してきてくれました。
こういう事はふつうのテルメではないと思うので、よい子は水着を忘れないようにしましょう。
それで写真に戻ると、この右側の建物、これが驚異の温泉コンプレックスなんです。中に入ると更衣スペースがあって、下に降りればボルミオの町を見下ろす屋外風呂になっています。内部は19世紀に整備された建物で、いくつかの個室風呂や、圧倒的な水量で肩こりをあっという間に治してくれる打たせ湯や、当時女性専用風呂として使われていた、音楽でリラックスしながら浮き輪でプカプカ浮ける屋内風呂などがあります。さらに驚くのはその地下2階層にわたって、5つ以上の異なるサウナがあり、それらのサウナから、このボルミオの町を見渡す見事な展望があることです。こんなサウナみたことない!
それが35度から100度の全く違うコンセプトのサウナで、ハーブやリンゴ、オレンジ、ラベンダーなどが燻んじてあったり、この近郊の大工が古くから疲れを取るために使っていた松が燻んじてあったりという具合です。これらのサウナと休憩室を回ることによって一日で健康状態を改善するというコンセプトらしい。最下層のサウナは、13世紀に作られた部屋で、この建物はその上に次継ぎ足されて作られた、究極の温泉建築なんです。
昨日今日作ったコスメを売っているようなのとは違うんです。この温泉文化の深さには圧倒される思いが出します。


さらにこの左側の山中には19世紀前半に50メートルほど岩を掘り込んだグロッタがあります。グロッタはヨーロッパの庭園で大流行した人工の洞窟ですが、ここのは本物の洞窟で、源泉に近く、天然スチームサウナと洞窟風呂になっています。これもまたおもしろい遊びです。エステやマッサージもあり。
はっきり言って、丸一日遊べます。スキーの後ここに来たら最高だろうな。道後温泉は、完全に負けてると思います。
結局、平たい顔族はローマ帝国の風呂には勝てるかもしれないが、ハプスブルグ帝国の風呂には未だに勝てていないという敗北感を感じずにはいられませんでした。ま、いいか。気持ちいいし。

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