デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 







選挙の日の夜から未明にかけてのことだった。隣の家のスレートの屋根が台風の強風ではがれ、私の家の二階の窓と窓枠と網戸、その窓のすぐ下の一階の屋根およびそこに据えつけられているエアコンの室外機、大屋根の据えつけてあるBSのパラボラアンテナに直撃した。直撃したときの音はものすごかった。
直撃のせいで私の家の屋根瓦は10枚以上は割れているし、窓ガラスも割れ窓枠は部分的に変形し網戸も破れている。室外機の内側のフィルターにはスレート屋根の破片が刺さっているし、パラボラアンテナはいびつな形に変形している。屋根瓦が割れたことで雨樋へ雨水が流れず、屋外ではあるが雨漏りが起こっている。
隣から飛んできたスレート屋根の大小の破片は、私の家の屋根の上と軒先だけでなく、車が通る一般道にも散らばって落ちていた。二三軒先の屋根にも隣のスレート屋根の破片があった。広範囲にスレート屋根が飛んだのだ。
朝の7時に被害状況を画像に収めた。隣のご主人が訪ねて来て、お詫びとスレート屋根の直撃による損傷個所の修理は隣がすることと、隣が修理業者に修理を依頼する旨を述べた。私の家も隣も誰一人怪我を負った人はいなかった。私の家の被害も被害だが、隣は近所への申し訳ないという気持ちだけでなく、北側の屋根がすべてはがれたので雨漏りが止まらず途方に暮れているという。
1時間以上かけて隣から飛んできたスレート屋根の破片と、ガラスの破片、その他隣からの飛来物を隣の家族とともに片付ける作業をおこなった。台風が去ったのに雨は止まない中での作業だった。
正直いうと大工さんとの思い出もあって頭を抱えたい気分だし、隣の家族はもっとそうだろう。今回の台風で地域によってはもっと酷い被害に見舞われた所も多いし、死者も出ていることは分かっている。私の家で壊れたものは直せたり取り換えのきくものばかりだが、ただ今回の災害にはなんだか心からガックリ膝を折られるような、ため息ばかり出る気持ちが抜けない。災害に遭うというのはこういうことなのだと初めて分かった。さっさと前を向いて気持ちを切り替えるしかないのは分かってはいるが、理解と行動はそうそう簡単には結び付かないのだ。

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