Perola Atlantica Um diario de empregado(Staff blog)

ポルトガルリゾートレストラン ペローラアトランチカのスタッフが綴るエピソード。Obrigado!

ポルトガル旅行記10

2010-02-28 17:03:41 | スタッフのポルトガル旅行記

【3日目 1月28日パートⅢ】

葡萄畑の見学を終わり、昼食へ。
昼食は北部の海岸に面するレストラン。
美味しいマグロ料理を出すお店だとの事。
ここではバーベイト社のワインになる葡萄を
代々育てている家系の方も同席された。
リカルドは仕事の打合せを兼ねているようだ。



~本日のランチメニュー~
・豚モツと白インゲン豆の煮込み
・豚バラ肉の塩焼き
・豚レバーのソテー
・マグロの香草オーブン焼き
・ラパシュのトマトリゾット
・パン
・人参とキャベツのサラダ
・さつまいも
・ジャガイモ
・ミーリョ・フリット(とうもろこしの粉を練って揚げたもの)
・チーズのポルトガルプリン

前菜の3品はレストランの手前にあるカフェにて。
しかも爪楊枝にて食べる。
モツはパプリカを使ってはいるが、味は控えめ。
豚バラは塩辛いがビールとよく合う。
唐辛子と塩だけの味付け!?
豚レバーの臭みがまだ残った状態。タイムを使っている。
前菜の3品を食べたところで、お腹8分目状態。
ようやくレストランへ移動。

ヴィーニョ・ヴェルデをサーブされてまもなく
メインディッシュがテーブルへ。
マグロの香草オーブン焼きは、中までしっかり火が通っている。
日本人であればもう少しレアを好むところだが・・・。
味付けはタイムを使っており、塩味は控えめ。
玉葱の入ったドレッシングを好みでかけて食べる。
ラパシュのトマトリゾットはトマトの味が強く、
チキンライスのラパシュ版のような味。



このレストランで一番印象深かったのは
デザートでチーズのポルトガルプリン!!
チーズケーキのような食感と味で、絶品でした




ポルトガル旅行記9

2010-02-27 11:41:50 | スタッフのポルトガル旅行記

【3日目 1月28日パートⅡ】

市場を後にし、北部の葡萄畑へ向かう。
ようやく雨が上がってきた。
しかし、かなりの寒さである。
葡萄畑なので少し標高が高い事もあり、震えるほどだ。



そんな寒い中、葡萄畑の説明を受ける。
畑の面している方角により太陽の当たり方、
風向きなどで葡萄の育ち方が違うとのこと。
私たちが見せて頂いた葡萄畑は
黒葡萄のティンタ・ネグラモーレ。
ティンタ・ネグラモーレは標高に関係なく育つが
白葡萄は標高によって品種が異なる。
辛口になるセルシアルは標高の高いところ。
中辛口になるヴェルデーリョはセルシアルより少し低いところ。
中甘口になるブアルはヴェルデーリョよりもさらに低いところ。
甘口になるマルヴァジアはブアルよりもさらに低いところ。
そして、マルヴァジアよりも低いところには
バナナの木があるそうです♪

しか~し、1月で葡萄どころか
葉っぱも無い状態なので
あまり説明のしようが無いが・・・とのことでした。
4月になると芽が出始め5月後半ともなれば葡萄の新緑が美しいとの事です。


ポルトガル旅行記8

2010-02-26 18:44:38 | スタッフのポルトガル旅行記

【3日目 1月28日パートⅠ】

6時半過ぎに起床し、
ホテルのビュッフェでヨーグルトなどで軽く朝食を済ませる。

8時にロビーでリカルドと待ち合わせをして、早速市場へ。
しかし、あいにくの雨。
しかもかなりの寒さ
リカルドは、
「島の山の上では雪が降っているね。
フンシャルがこんなに寒いのは初めてかもしれない。」
って。
確かに服装が東京にいる時と同じである。
出国前にマディラ島に詳しいワインのインポーターであるK商事さんから
「水着持って行ったほうがいいよ」
と言われたにも関わらず・・・

10分ほどのドライブでラヴラドーレス市場に到着。



まずは1階の花、野菜、果物コーナーを見て回る。
珍しい果物ばかりで面白い。
果物と果物を掛け合わせたものがいくつもある。
マンゴーバナナ、バナナパイナップル、グアバパッションフルーツなどなど
どんな味がするのか興味津々の私たち。
味見をしたくて思わず購入。
掛け合わせの果物は普通の物よりちょっとお高め。
と言っても日本と比べ物にならないくらい安い。

1階を見終わり2階へ上がるとすぐに、乾物屋さんを発見!!
そこで月桂樹の枝が売っているではないか!!
ペローラのシェフに頼まれていた月桂樹の枝。
必ず買って帰らねば!!
一番短いサイズは以前木下商事さんに頂いていたので、
一番長いサイズと短いサイズのちょうど中間サイズを購入。
検疫でひっかかりませんように・・・



そのあと、お土産売り場などを巡り、お目当てのお魚コーナーへ。
黒太刀魚、マグロ、鮭、ブダイ、タイ、アジなど
いろんな魚が売られてました。
マディラが海に囲まれた島で、近場にいい漁場があることがうかがえる。



ポルトガル旅行記7

2010-02-25 11:24:44 | スタッフのポルトガル旅行記

【2日目 1月27日 パートⅥ】

テイスティングが終わり、リカルドさんにホテルまで送ってもらい
夕食までの間、しばし休息。
長旅の疲れか睡魔に襲われ爆睡

20時に夕食のためにロビーで待ち合わせ。
待ち合わせをしているにもかかわらず、相手は誰だか分からず。
・・・というのも、リカルドと夕食に行くと思っていたのだが、
リカルドがホテルに送ってくれた際に、
「じゃあ、明日朝8時に」と言ったからだ。
じゃあ、今から誰が夕食に連れて行ってくれるのだろうか・・・?

ロビーに下りると、かっぷくのいいおじ様が笑顔で出迎えてくれた。
しかし彼は名前を名乗る事無く、車に乗り込み、
今日の夕食の話をしてくれた。
「今日はグリルのお店に行くんだよ。
スペアリブや鶏肉は好きかい?
仔豚のスペアリブが食べられるのはマディラではこの店だけだよ」

お店に到着するとスタンディングバーも含めほぼ満席。
フンシャルの市街地から遠い高台にある
石釜を使う炭火焼レストラン「CHURRASCARIA A VISTA D'ANTONIO」。



水曜日の8時半にもなろうとしている時間で、
こんなにお客さんがいるとはかなりの繁盛店らしい。
アントニオというオーナーシェフは豪快に肉を焼き、
その合間にお客さんの各テーブルで何かしら飲んでいる。
私たちのテーブルでも赤ワインを飲んでいる。

食事が進むにつれて、ようやく夕食に連れて来てくれた人と名刺交換。
アメリコさんはフンシャルの市街地でワインショップを営んでいらっしゃるそうで、
リカルドとは仕事を通してのお友達で、アントニオとは大親友だそうです。

やっと何者か分かってほっとしたところで、ワインも2本目に入る。

~今日のメニュー~
・チョリソーのグリル
・ボーロ・デ・カコ
・サラダ・ミシュタ
・仔豚のスペアリブのグリル
・鶏肉のグリル
・ベーコンのグリル
・スペアリブのグリル
・自家製フライドポテト
・ポルトガルプリン
・パイナップル



グリルはいずれもタイムを使って塩・こしょうのあっさりとした味付け。
空腹とは程遠かった私たちだが、美味しさのあまりどんどん進む。
ワインはというと・・・
アントニオのワイナリーで作っているワインを飲ませてくれたが、
シラー100%のかなりどっしりとしたスパイシーなワイン。
お世辞にもデキャンタージュしても
このあっさりとしたグリル料理には合うとは言えない
まあ、好みもありますが・・・。ゴメンナサイ

食後にはお決まりのビッカ(エスプレッソ)。
お腹一杯の私たちはこれで充分にもかかわらず、
まだマディラワインをついでくれる。
しかも昼間たんまりとテイスティングしたバーベイト社の10年物。
美味しいが、さすがの私もお腹一杯、胸一杯。
ようやく食事も終わり、ホテルへ送ってくれる。
もう何もする気力が無く就寝


休館日のお知らせ

2010-02-21 19:04:57 | 営業の御案内

休館日のお知らせです~!!
2月22日(月)はGYREビルの年に3度しかない休館日のため
ペローラアトランチカはお休み致します。
ちなみに表参道ヒルズも22日はお休みしているようですので
皆様御注意下さいませ!!



翌23日にはランチメニューを新しくして
皆様の御来店をお待ちしております。
ちなみにこちらの写真は平日ランチメニューの
タラとジャガイモのグラタンです。

ポルトガルではバカリャウ(干し鱈)をよく食べます。
365通りものレシピがあると言われているほどです。
そのバカリャウ料理の中でも人気メニューの一つを
ランチの定番に致しました!!
是非お召し上がり下さいませ♪


平日ランチが新しくなります!!

2010-02-18 17:49:30 | メニューのお話(紹介)
今日は旅行記をお休みして、
お店のお知らせをさせて頂きます♪

2月23日より平日ランチメニューが新しくなります!!
日替りランチ¥1000などはもちろんそのまま!!
その他のランチセットが変わります!!
新メニューの中でもイチ押しメニューを御紹介します!!

フランセジーニャ



こちらはポルトガル北部の街ポルトのカフェの定番メニュー。
フランセジーニャは「フランス帰りのおてんば娘」という意味で
ポルトガル料理がちょっと小洒落た感じになったというニュアンスです。
現地のフランセジーニャは
大きな食パンにステーキやあらゆるハムを挟んで、
チーズでコーティングして焼き上げて
ソースがたっぷりかかって出てきます。

そのポルトのカフェの定番メニューを
当店の名シェフがペローラらしくアレンジして出来上がったのが
今回の丸型フランセジーニャ。
生ハムとパプリカ風味の豚肉のソテーを小ぶりの丸いパンに挟んで
チーズをのせて焼き上げたもの。
サイズも大きすぎず食べ切れます♪

フランセジーニャランチは
スープと選べるデザートとコーヒーが付いて¥1200。
来週火曜日から、ランチの看板メニューになる事、間違いなし!!
是非、お楽しみに~♪


ポルトガル旅行記6

2010-02-17 22:37:00 | スタッフのポルトガル旅行記

【2日目 1月27日 パートⅤ】

まだまだ続く2日目…。

昼食後、バーベイト社へ戻りマディラワインのテイスティング。
リカルドが1種類ずつ説明をしながらついでくれる。



ティンタ・ネグラ・モーレから始まります。
こちらは黒葡萄。
辛口から甘口まで作られます。
標高も低いところでも高いところでも栽培できる万能選手。
料理酒用の3年物もこの葡萄から作られます。

次に辛口のセルシアル。
中辛口のヴェルデーリョ。
中甘口のブアル。
甘口のマルヴァジア。
これら4種は白葡萄。
そして辛口のものは標高が高いところで栽培され、
甘口のものは標高が低いところで栽培されます。
気温に応じて葡萄の糖度が変わるんですね~。

5年物、10年物、ヴィンテージなど
約30種類をテイスティング。



ヴィンテージ物については100年も時が経ってるかと思うと
味よりも、そのワインの歴史を考えちゃいました。
このワインの作り手、そしてこのワインを守ってきた人達。
たくさんの愛に守られて、今、このワインがこの世に存在し、
それを私が飲んでいると思うと
すごくもったいない気がして・・・。
本当に貴重な経験をさせてもらいました。
この場を借りて、社長のリカルドさん、ありがとうございました!!


ポルトガル旅行記5

2010-02-16 12:21:05 | スタッフのポルトガル旅行記

【2日目 1月27日 パートⅣ】

ワイナリーを見学した後は、社長のリカルドが昼食に招待してくれた。
海の見下ろせる洒落たお店”エシュパーダ・プレタ”。
エシュパータ・プレタとは黒太刀魚という意味。
マディラ島でよく使われる食材の一つだ。
黒太刀魚の美味しいお店ということで連れてきてくれたそうだ。

ポルトガルで初めてのレストランでの食事
=イコール
本場のポルトガル料理初体験
を目前にしてワクワクしていた

テーブルについてリカルドが注文してくれたのは
マディラ島のビール”コーラルビール”。
日本で言うと沖縄のオリオンビールのように
あっさりとして飲みやすいビール。

そして、付き出し感覚でツナのペースト状になった物を
メルバートーストにのせた前菜と
サツマイモの粉を使ったボーロ・デ・カコが運ばれてきた。
私の判断では、恐らくここまでがペティスコスだろう。
手を付けなければそのまま下げてくれるお皿で
手を付ければチャージされるというポルトガルスタイルの付き出しだ。

リカルドが注文してくれた一品目。
ラパシュのガーリック焼き。



ラパシュとはアワビやトコブシの仲間の小ぶりの貝だ。
マディラ島でよく採れる食材の一つだ。
このラパシュを、オリーブオイルとニンニクでシンプルにオーブン焼きにされたもの。
フォークを使わず手で食べるのが地元のスタイル。
磯の香りが楽しめる一品です

次の一品はお目当ての太刀魚のフリット!!
サクサクそしてふわふわの衣に肉厚の太刀魚。
日本人の口に合うシンプルな味付け。



そして、締めの一品はやっぱりご飯。
タコのリゾットです。



お鍋のままサーブされたリゾットは、お米が長くとてもサラサラ。
日本のお米だと粘り気があってこうはならない。
お味はというと、タコ、人参、セロリなどが入って
とてもシンプルな上品な薄味。
美味し~い

デザートは2品をシェア。
ポルトガル風ブリュレとナッツのセミフレッド風チョコレートがけ。
デザートはちょっと甘すぎたかな~。

本場のポルトガル料理を初体験した感想は、
味が本当にシンプルで薄味
素材の味を活かしていて和食に通じるところがある
ってのが率直な感想。
ただ、デザートは甘すぎたけど
これは恐らくビッカ(エスプレッソ)を
飲む習慣のあるお国だからなのかな~!?
…なんて、勝手に想像しちゃいました。


ポルトガル旅行記4

2010-02-15 12:02:02 | スタッフのポルトガル旅行記

【2日目 1月27日 パートⅢ】

バーベイト社の社長リカルドの案内で、
早速ワイナリーを案内してもらう事に。
葡萄の圧搾機、醸造タンク、エストゥファ、カンテイロなど。
バーベイト社で使う葡萄はマディラ島の指定農家で作られた物から
いい物だけを厳選して使用するとの事。
その厳選は必ずリカルドが最終チェックをするそうで、
ワインへのこだわりがうかがえる。

マディラワインの最大の特徴である、
「酒精強化の後に熱を加えて熟成させる」であるが、
大きく分けて2つ加熱方法がある。
エストファといい人工熱を利用して
樽の周りにお湯をめぐらし加熱する方法と、
カンテイロというのは自然熱を利用してワインを加熱し
長期熟成させる方法である。
カンテイロを簡単に言うと、ワイン樽のある建物ごと、
太陽光で温めちゃいましょう!!ということですね。



そのカンテイロ、常に温度、湿度を調節しているにもかかわらず、
朝晩の寒い日などにわざと窓を開けて新しい空気を入れ冷やすそうです。
なぜかと尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「だって真夏のビーチでずっと寝ていると暑くてだるくなるでしょ!?
そんな時、冷たい水を浴びると気分が爽快になるじゃない!?
ワインもずっと暑い場所にいると締まりのない味になっちゃうんだよ。」
ユーモア満載のリカルドらしい答えでした


ポルトガル旅行記3

2010-02-14 12:08:04 | スタッフのポルトガル旅行記

【2日目 1月27日 パートⅡ】
7時50分にリスボンを離陸し、
9時15分フンシャル到着。
とうとうやって来ましたマディラ島



マディラ島はリスボンから南西に1000km離れた
奄美大島と同じくらいの大きさの島です。
そんな大きくもない島に1800m級の山があるのです。
飛行機から見たマディラ島は深い森に覆われた島で
海側の崖に家々が立っているな~という印象。
白い壁にオレンジ色の屋根が
青い空と青い海に映えてとても綺麗

荷物を受け取り、到着出口に。
到着出口にマディラワインのバーベイト社さんが
お迎えに来て下さる予定であったが…、
それらしき人が見当たらず…。
空港中を探し回っても見当たらず…
私も私で、バーベイト社さんの電話番号を控えて来れば良かったのに
控えても来なかったので、国際電話でお店に電話。
携帯が海外でも使えて便利なのを実感♪
バーベイト社さんの電話番号をゲットして
バーベイト社さんにかける。
しかし、公衆電話の使い方が微妙に違ったらしく
何度かけても繋がらず
何度目かにようやく成功して繋がる。
「ドライバーはずいぶん前に出たわよ。
名前をプレートを持った人、いなかった?
おかしいわね~。ドライバーに電話してみるわ。
5分経ってもお迎えが来なかったら、また電話してくれる?」
…とのこと。
とりあえず、私たちが来る事を忘れられていないだけほっとした。
良かった~
すると間も無くお迎えの方が来てくれて、
車に荷物を運んでくれた。

まずはホテルに荷物を置いて、バーベイト社へ向かう事に。
私たちの泊まるモニュメンタルホテルは海沿いではないが
メイン通りに面した海に近い場所。
バーベイト社は高台に位置し、とても景色の素晴らしい場所でした。
受付で待っていると社長のリカルドが登場。
日本で2度お会いしているので、
リカルドも私をよく覚えていてくれて再会を喜んでくれました