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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME7 VI : The Council of Elrond(1)-(3)

2005-10-21 22:43:55 | Tolkien・HoME
Galdorはゴラムが逃げたいきさつの詳細を語ります。ある日ゴラムが木の上に上がった夜,エルフ達はオークに襲われ,その後,ゴラムとゴラムを見張っていたエルフが消えたそうです。(Galdorによればそのエルフはオークの手引きをしたとか)

その後,エルロンドが古い世界の話をします。エレンディルがヌメノールから逃れてやってきて,オスギリアスとMinas Ithil,Minas Anorという3つの都を作り,それぞれ彼の息子達Ilmandur(ほ~上にもう1人いたか),イシルドゥア,アナリオンが治めます。しかし彼らはサウロンとの戦争の後帰ってきませんでした。そしてその後オスギリアスは破壊され,サウロンの手下がMinas Anor(何故かMinas Ithilでない)を乗っ取り‥‥

(ここで話が途切れて,その後の紙が無くなっているそうです。クリストファーさんは歴史形成の初期の話がなくなったと残念がってます。)

(そしていきなりですがボロミアのスピーチへ)

「‥しかし我々は誰も,裂け谷のエルロンドから説明を受けるまでその事を理解できなかった。」するとトロッターが立ち上がり,彼の壊れた剣を出します。ボロミアが「それが何のつながりがあると言うのだ?」と言うとエルロンドがトロッターの家系について説明を加えます。

(そこへこんな割り込みが)

アラゴルンは,「ミナス・ティリスの人々が私の祖先を追い出したのだ。」と言います。「あの町の人々はサウロンとの戦争を続けていたが,何故か彼に誘惑され,西方人に敵対するようになった。Valandurの時代,サウロンとの戦いから帰ってきた彼らを町の人たちは入れる事を拒み,Valandurは門前で剣を折って北へ去った。そしてエレンディルの子孫達は北方で暮らすようになった。ミナス・ティリスの人々は私に何を望むか? 帰って戦い,そしてまた門前で拒むか?」

(ひぇ~~,またまた,驚きの歴史改ざん(笑)です。でもこれ,あ~~,面白い事がわかりました。PJ映画では全く無視されましたが,原作ではアラゴルンは,サウロンとの戦いに勝った後,わざわざミナス・ティリスの入り口でファラミアの許可を得る形で入ってますよね~。これって,一時的な話ではありますが,元々がこういう話だった事の名残だったのですね。)

(そしてこのアラゴルンの歴史改ざん(笑)は,次の下書きに差し替えられます。)

「ではそれ(指輪)はあなたに属する物なのですね」フロドが驚きの声を。しかしトロッターは「それは誰の物でもない」と言った後,ボロミアに向かって,

(ここでまたまた「お蔵行き」アイディアです(笑))

「あなた方は西方人を追い出した。あなた方はサウロンとずっと戦いながら一方で彼の言う事も聞いている。あなたは,私がミナス・モルグルかミナス・ティリスに帰る事を望むか? 我々は数は減ってきたものの,ずっと敵と戦い続けている。しかし剣は今まで作り直されなかった。この剣はエレンディルが最期まで持っていた剣で,彼は『この剣は再びMinas Anorに戦いの叫びが起こり,サウロンの力が大きくなるまで使ってはならぬ』と言ったのだそうだ。」

(剣はエレンディルの物という事になりましたが,アラゴルンの祖先は相変わらず「追い出された」んですね。)

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