ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

純血魔法使いの家系

2005-01-22 12:05:08 | ハリポタ5巻
***ハリポタ5巻のネタバレです。***
最近,5巻のCDを聴きながら思っていたのですが,どうもBlack家の家系図ってわかりにくいですね。例えばSiriusの両親の名前は明かされてないし,またSiriusのお母さんは,Black屋敷は自分の祖先の家と言っているので,お父さんは婿養子? そしてSiriusが自分の直系のご先祖様と言っているPhineas Nigellusは,よく考えてみれば,「苗字」違います。「おじさん」「おばさん」「いとこ」という言葉で説明されるBlack家の人々のつながりも,素直に取ると,かえってどこがどうつながっているのか非常にわかりにくいです。

‥‥と,ここで,思い出したのは,指輪物語の,ホビット族の家系図。指輪物語の本文中で,誰が誰のおじさんだのおばさんだのいとこだのと,いろいろ説明はありますが,これも本文だけではやはり大変わかりにくいですね。で,この家系図が追補編についているのですが,これがまた,ホビット族の主な家系,バギンス家,トゥック家,ブランディバック家が,血族結婚を繰り返し入り乱れる,世にも複雑怪奇?な恐るべき家系図だったんですね!(笑)

‥という事は,もしかすると純血の魔法使いの家系図も,ホビット族の家系図のように血族結婚を繰り返し,お互いの家系が入り乱れる複雑なものになっている可能性が高そうです‥いや,きっとそうなっているに違いありません!(笑)とすれば,Siriusのお母さんは必ずしも婿養子を取ったとは限らず,もともとBlack家の流れを汲む別の家からの嫁入りの可能性もあるわけです。

Black家の家系図は英語で「The Noble and Most Ancient House of Black」(日本語では「由緒正しきブラック家」でしたっけ?)なんですが,「Nigellus of Great Sorcery?」(「偉大な黒の魔法使いのナイジェラス家」,とか)なんていうのもアリかも。他にも何軒か同様な伝統を持つ魔法使いの家系があるかもしれません。


OOP CD : Chapter 9: The Woes of Mrs. Weasley (1)

2005-01-22 00:54:39 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提,6巻以降のネタバレありです。***
とても長い章に入ってしまいました。(汗)
今日はまず,この章名の意味について。

1回ぼんやり読んだ程度では,確かにこの章の最後で嘆き苦しむMolly母さんの姿を見る事になり,あ~それがこの章の意味なのね。でもそれはこの長い章のほんの1ページほどの出来事で,なんでそういう題名なのか,不思議に思ったものです。しかし,2度3度味わってみると,実は章の最初からずっと彼女の苦悩の種がついて回っていたんだな,という事がわかります。

まず,Harryはおろか,実の父親までも完璧に無視するPercyの姿がありました。
そしてRonがPrefectに。おめでたい事ではありますが,夫が魔法省勤めで複数の息子がPrefectになった経験のあるMolly母さんにとっては,息子達がPrefectになるとかならないとかは,意外と大きな関心事なんですね。
そして,ここで突然Mad-eye Moodyが見せてくれたOrderのメンバーの写真。実はそこに写っている人の多くは,殺されたか人事不肖に陥ったかなんですね。ご存知の方も多いと思いますが,その写真の中で,Voldemortに殺されたというGideonとFabianはMolly母さんの兄弟なんですよ。
ここに出てくる人達で,現在知らない人は,後で必ずどこかに出てきますよ。まあそれがこのシリーズのお約束ですから。

そして最後にMolly母さんが見た物,それはBoggartの姿を借りて現れた,彼女の恐ろしい不安でした。Ron,Bill,Arthur,Percy,そしてHarryの死体。イヤな事に,RonとBillとArthurについては,わざわざ説明付きです。
最初にこれを読んだ時は伏線かと思いましたが,で,やっぱり伏線は伏線でしたが,5巻だけでは終わらない伏線のような気もしますね。その順番や,記述の長さ,記述そのもの,‥何か意味があったらイヤですね。


1/22 Rev. すみませんね~,最近仕事が忙しくて毎日午前様なもんで,推敲もなしにいきなり投稿したら,あまりに意味不明だったので,ちょっと修正しました(汗)


VII : The Barrow-Wights (3)

2005-01-22 00:30:43 | Tolkien・HoME
ドラフトの中では,トムはホビット達に与えた剣について,「これは西方の人が作ったものだ。彼らは指輪の王の敵だった」と説明しています。‥

‥そして彼らは皮のベルトに剣を下げました。彼らはまだその使い道がわかっていませんでしたが。今までそれが必要になるような戦いはありませんでしたから。ビンゴも,ビルボがその偉大な冒険の中でも,剣を使う事をできるだけ避けていたなあと思い‥‥,彼は闇の森での蜘蛛との戦いの話を思い出し,しっかりベルトを締めたのでした。

さて,次は,この章の終わりの下書きです。

ビンゴは道を振り返り,誰もいないのを見て「ここからはちゃんとした道を通った方がいいね」と言います。トムは「急いだ方がいい。」ビンゴは黒の乗り手の事を思い出しました。彼はトムを見て「今晩,追いかけられると思う?」トムは「今夜ではない,多分明日でもない,多分その日が来るまでは。はっきりした事は言えない。トムは黒の乗り手の主人ではない。」

ホビット達は,トムについてきてくれる事を望みました。彼と一緒なら,黒の乗り手をどう扱うかわかっているだろうし。これから全然知らない道を行くのは,ホビット達にとってとても不安でしたが,トムはお別れしたいと言いました。そしてよい心を持ち続け,夜まで止まらずに走るようにと言いました。

しかし彼はちょっとだけ元気付けるような事も言いました。おそらく黒の乗り手は今は塚山丘陵の墓の辺りを捜している,彼らは塚人と関わりを持っているようだと,トムは考えているようでした。さらに彼はこの先ブリーという村があり"White Horse"("踊る子馬亭(prancing Pony)"と註書きがあるそうです)という信頼できる宿があると教えてくれました。彼はそこの主人を知っているので,彼の名前を言うとよい,との事。
ホビット達は,その宿で一杯やりませんかと誘いますが,トムは,ゴールドベリが待っているから,と別れを告げました。

この時,宿の主人の名前は,バルナブラス・バタバー(Barnabas Butterbur)で,バーリマン(Barliman)ではなかったそうです。‥で次は何故かティモシー・タイタス(Timothy Titus)に変わっていたそうです。(かえって遠ざかっていますが‥?)

ホビット達はトムを見送った後,彼が元気付けてくれたにも関わらず,思い足取りでブリーに向かいました。やがて,小さな村が見えてきました。


柳じじいや,トム・ボンバディルや,塚人の話って,次の章を早く見たかったり等で,ついつい,あまり気合が入らないのですが,HoMEでは,コミカルな続ホビットの冒険→なんちゃって指輪物語→シリアスな本物の「指輪物語」,に変わっていく過程を見ることができ,大変興味深かったです。

という事で,この章終わりましたので,またしばらくEarthseaに言って参ります。連続上映に備えて,30日までLOTRを控えたいと思いますので,‥今度帰ってくるのは,来月ですね。

Run!Run!Run!