春の牧場訪問（その３）

何色だか知りませんが、ちょうどＰＯＧ本の写真撮影隊が訪問しており、そこかしこで良血（であろう）２歳馬がポーズを取っている場面に出くわすのでありました。

ま、わしらのお馬さんたちは、そんな騒ぎとは関係なく過ごしておったようだす。

「これから忙しくなりますねえ」
『いや～、気候が良くなってきましたし、毎日、予習復習で楽しいですよ』
いつも朗らかなＮさんと回ります。　　　　　


ライトメイクアップ（ドリームワークス０７）

屋内坂路で１５秒を乗っており、順調にお稽古を重ねている様子。
芦毛の牝馬なのでなんとなく貧相に見えるのですが、脚もと・体調ともに不安なしの健康優良児。
夏のデビューが視界に入っているそうな。

ＰＯＧ本関係者の案内で、ちょうどその場に居合わせた場長が、誰とはなしに説明を。
『このお母さんは怪我でデビューが遅れて大成できませんでしたが、稀少なドリームウェルの血を引く繁殖です』
「はい。ワタクシ、出資してました」
『そ、そうでしたか。母は素質が高かった馬ですので、この仔には期待しています』

てことで、場長のお墨付きでございますよ。ＰＯＧ隊の皆さん。
あれ？ 誰も写真撮らないのかよ。ふ～ん・・・。

因みに、相談役のコメントは、『かわいいですね』
てことは△かな？



インテグラルヘッド（インテグレート０７）

こちらも、厩舎の前にある屋内坂路で１５秒で乗り込んでいるそうで、極めて順調だそうな。
昨夏に痛めた蹄については、その後一度も不安が出てないので、全く心配する必要はなさそうとのこと。
ムダ肉のない、引き締まった馬体です。
『もういつでも競馬に使える体ですよ』
札幌戦デビューを楽しみにしましょう。

『バクシンオー、好きですねえ』で△？



ドレスインブラック（クラレットパンチ０７）

剥離軟骨の除去手術を施したためでしょうか、またメタボ体型に逆戻り。
まだトモ高ですから、もっと大きくなるのでしょうか。
乗り役さんによれば、パワータイプのようです。

『ロージスにしては柔らかいですね』の△？



フォルトシュリット（フリードリームズ０７）

先日、駆け込みポチしたフリドリくん。
クラブ近況写真が更新されるたびに、どんどんと馬っぷりが良くなっていましたが、なるほど看板に偽りなし。
良い馬でした。
小柄ですが小さすぎず、芝のマイラーとしてはちょうど良い大きさでしょう。
馬服で擦れていた箇所にも毛が生えて、気にならなくなっていました。

Ｎ：こちらが思っていた以上に成長しています。面白い存在になると思いますよ。
牧場の評価も上々の様子。
『ひとつだけ心配だったのが、爪が弱い点でした』
「はあ、なるほど～」って、後脚の白い蹄に注目のアナタ。
そっちじゃなくて、前脚の黒い爪だそうです。
この画像じゃ分かりにくいですが、よく見ると確かに爪に裂蹄の痕らしき凸凹がありました。
『注意して、しっかりケアしていけば問題はないと思います』

『これは、いいかも・・・』の▲



リビングストン

乗り運動を再開したら骨瘤ができて一休みと、クラブ近況にありましたが、実馬はいかに？
昨秋、入厩直前に骨折した直後に見たときは、ピッカピッカでしたが、さすがに半年近く休んでいたので、馬体はかなり緩いですね。
それでも崩れてはいなかったので、少しほっとしました。
骨瘤は極小さなもので、それほど時間は掛からなそう。
ここまできたら、焦らずじっくりと仕上げてデビュー戦を迎えて欲しいものです。
チャンスが２回あれば勝てるでしょうから。（おっと！ いいのかあ？）

『いい馬ですが、ちょっと硬いところが心配ですね』の▲



キスショット（キュー０７）

うっちーさんの愛馬。
小柄ですが、やはり血は争えないもの。
ギュっと詰まった瞬発力とパワーを感じる馬体に成長してきましたねえ。
フレンチ肌にＦペガサス。
字面はダート向きですが、こういう馬が芝で切れるのでしょうか？
私には分からない世界です。ってことで▲（クレームは受け付けません）



ヴァルガリス（ライラックレーン０７）

この馬だけ少し離れたＮＨＰ厩舎に。
『今朝、馬房でぶつけてしまって・・・』
ということで、後肢に包帯を巻いていました。
痛がってはなさそうでしたし、歩様にも出ていませんでしたが、後日になって骨折が判明しましたねえ。
「能力に影響を与えるものではない」」とクラブが説明していますが、こうして横見ポーズもとれたのですから、たぶん大丈夫。骨折としては軽度ではないかと思います。

『これは文句なしですネ』てことで◎頂きました。

（続く）