ペピートの寝言

一口馬主と愛犬のこと

秋の牧場訪問(その1)

2015-10-27 | 牧場訪問
先週、見てきたお馬たちです。

初日はお昼に羽田を発ち、午後2時過ぎからの馬見でした。
北海道はこの日を境に朝晩は零度まで冷え込むとの予報でしたが、日中は雲は多いものの穏やかなお天気。
それでも夕方になるとぐっと冷え込み、冬が近いことを実感させられました。

先ず向かったのは、田口TF    

バンペイユ

左前の繋靭帯はほぼ治り、乗り運動を始めたところでしたが、こんどは右前に骨瘤ができてしまいひと休み。
この画像でも微かにポチっとしたものが見えますが、場所が副管骨のところで腫れと熱を伴っているらしい。
『まだ暫くはお時間を頂くことになりそうです』
「ひとつ勝っておいてヨカッタねぇ・・・」
食欲旺盛ながら馬体重は510㌔前後で落ち着いており、休みが長引いても馬体に大きな崩れは見当たりません。
『社台のトレーナーさん(外国の方らしい)は、もっと太らせてと注文されるのですがネ・・・』
なるほど、あばらの辺りをもっと肉付きよくしたいらしい。
『体はデカイですがまだ気性は子供です。晩生ですから、まずはしっかり治してと思っています』
てことで、どうぞヨロシクお願いします。


続いて、ノーザンF空港へ。
ご案内頂くのはOさん。
先月のシルクツアー時に、『今年はいちども来ないですね』と言われて気付いたのですが、そう、これが今年初めてのオジャマです。
「お約束どおり、参りました」
『お待ちしてました。早速、見に行きましょう!』

ヴィヴィッドカラー14

お気に入り馬その1。
周回コースで乗り進めているようですが、動き良いとのこと。
歩かせても軽い歩様で、はい、何も言うことはありません


次は牡馬3頭。厩舎の屋根を修理していたので、屋内での馬見です。
ファルセータ

1年振りですが、をを、逞しく変身しました。
『来週、移動します』
「もう肩こりはダイジョウブですか?」
『トモが追い付いてきましたからね、心配ないと思いますよ』
「やはりダート?」
『う~ん、どっちでしょう。芝じゃないかと思います』 ほ~

アブソルプション

『こちらも来週、移動です』
「この仔は順調だった割に少し時間が掛ったように思うけど・・・」
『晩生なところがあるので、じっくり乗り進めてきたのです』
「乗り心地はどうです?」
『イッポン調子なところがありますね』 ほ~
『だから、こちらはダート向きだと思います』 へ~

エルダンジュ14

カタログショッピングにつき、初のご対面。
移動直前の2歳馬を見た直後なので、ガッチリタイプと言ってもそこは1歳馬。小さく感じます。
DVDどおりの柔らかながら芯の入った動き
「大人しいでしょ?」
『はい♪ 大人しいですね』 あちゃ・・・
まあ、クロフネ牡馬はほとんどが大人しいのですが。
レースで熱く燃えるようになってほしいものです。

センブラフェ14

シルクの出資検討馬その1。
ツアーで好印象だったので再見。
如何にもメジャーらしい馬体は良し。
ただ、この日はツアー時ほどの動きは見せず、どちらかと言うとDVDで見たちょっと心配なところが垣間見られる動き・・・
即決ならず、様子見継続となりました。

レースドール14

ワークフォースが欲しいので再見。
ツアー時から1ヶ月経つも、線の細さは変わらず。
よく言えば手脚が長いスマートな馬体で、行く行くは芝長距離で楽しめそうかも。
いまひとつピンと来るところなく、様子見継続。

ナイキフェイバー14

お気に入り馬その2。
小柄なれど動き良く、気性もピリッとして良さそう。
「こりゃ、イイネ♪」
『そうですか』
「走るよ、これは!」
『走ってほしいデスネ・・・』
「これはもっと出資したかったなあ」
『へ~』
ひとり入れ込むワタクシと冷静なOさんでしたが、そう、この仔は白老生まれでした。

ゴールドポイント14

次いで、シルクの様子見馬その3.
ツアーではカタログよりファルブラヴ色が濃くなった印象を受けたのですが、ひと月経ってみるとそうでもないような。
デカイ爪をしていますが、手先が軽い歩様を見せます。
「重馬場は苦手デスネ」
『来たばかりで削蹄してないから。すればもう少し小さくなります』
『まあ、爪が小さいより大きいに越したことはありませんから』
てことでポチる寸前ですが、幸いなことにまだまだ残口あり。
焦るこたないので、もう少し様子見継続。

マイティーハニー

こちらも移動寸前に会えました。
「もう脚もとはダイジョブなの?」
『だから移動するわけデス』
クラブ近況を読むと、調教師はこの馬の脚もとをかなり気にしているように伺えます。
確かに前肢はハの字ですが、それはハーツ産駒によくあるケースで、膝付きそのものは問題なさそうに思えました。
能力は高いので、復帰が楽しみです。

ヴェイルオブアヴァロン14

相変わらずチャカチャカしてポーズを取ってくれません。
『ペピさんが好きなんですよ。ほら、寄っていくじゃないですか』(笑)
そりゃ違います。だいたい、お尻から寄ってこられて好かれてるわけないじゃないですか!
「ビビリでしょ?」
『かなりのビビリですね』(曳き手のスタッフさん)
『まあ、牝馬は基本ビビリが多いですから。これから調教積んで覚えて行けば大丈夫ですよ』(厩舎長)
『ディープの牝系にハーツ。日本を代表する名馬の組み合わせですからね!楽しみですねえ』
はあ、Oさん、それっていつも言ってるんでしょ?

以上でこの日の馬見はお仕舞いです。
『また来月、お待ちしてます♪』
「いいえ、来年まで来ませんがな・・・」
Oさんとお別れして、この日の宿はツアーの定宿グランドホテルニュー王子。
苫小牧へ向かいました。

NHPで手に入れたミニかぼちゃ。

これでたったの300円!
かぼちゃ好きなカミサンへ良いお土産になりました。


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