PEKOのTea Time

PEKOこと山崎浩子のブログです。
新体操の選手と同姓同名ですが、全くの別人です。

側突による車両の安全性

2005-09-21 17:11:08 | 
先日のラリーGBにてプジョーのM.マルティンの
コ・ドライバーのマイケル・パークさんが亡くなりました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
何度となくおきる側突による死亡。
ラリー・カーの側突に対してのボディ補強は、
どの程度行なわれているのでしょうか?
今回の事故についてはどういった状況でおこったものなのか、
よく聞いていないため判断はつきませんが・・・
以前にサファリラリーで藤本選手がやはり立木に側突した時に、
コ・ドライバーの市野選手が骨盤骨折をしました。
後で聞くとボディーはかなり内側に入ってしまい、
バケットシートは半分くらいの大きさになっていたそうです。
岩瀬のナビのスディールさんから聞いたのですが、
骨盤は骨折をしたりして出血をおこすと、
止血のしにくい場所で、あっという間に骨盤に血がたまり、
出血多量になることが多いとのこと。
市野さんの事故の一報が入った時にスディールは、
顔色を変えて病院に駆けつけました。
大事にいたらなくて本当に良かったと今でも思います。
側突と一言で言っても色々な状況はあるかと思いますが、
年々競争の激化でボディー軽量化も進み、
本当に側突から身を守れるのかというのは、
一般道を走るラリーでは、ある意味課題なのかも知れません。
イワセでは絶対に丈夫なボディーを誇っているため、
岩瀬が言うには世界一丈夫な車・・なのだそうです。
でも、丈夫=重いっていうことはあるのですが・・・

今回プジョーチームはラリーGBは撤退というのは
当然ながらわかります。
でも、他のチームのドライバーまでもが影響を受けて・・
というのはやっぱりおかしい!
昨日岩瀬が「お金をもらって楽しいことをしているんだから仕方ない」
と言っていました。
最初はそれを聞いた時は「うーん・・どんなものだろう・・」
と正直思いましたが、確かにラリーに出場するためには、
色々な所からスポンサードを受けて走っているのです。
自分個人の感覚の問題で優勝をしないという考えは、
チームオーダーということならわかりますが、
やはり適切でないように思います。
自分のお金でラリーに出場しているなら話は違いますが。
ラリーチーム・イワセのチームマネージャーとしての立場で
言わせてもらえば「何があろうと勝つ時は勝つべき」
死亡者の出たラリーで優勝を決めたくなかったという
気持ちはわかります。
結局後でシリーズチャンピオンになったことを思い出す時には
たとえ次のラリーでチャンピオンを決めたとしても、
「あの時マイケル・パークが死んでしまった」という記憶だけは
自分の中から消えないと思うのですが。




コメント
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