今月の日経新聞文化面「私の履歴書」は、KDDI相談役の小野寺さんだった。
私の履歴書というコーナーは、名を成した人の自叙伝ぽいものを毎日一月連載で書いてもらう企画で、大体最初は少年期の原体験、学生時代と来て、名を成した最初のビッグディールまでを月半ばぐらい。そこから配偶者に出会って財界だの学界だのの付き合いや趣味を交えて、月末には次代への提言で終わるような予定調和があったのだが。
小野寺さんの場合、電々公社の無線担当時代、DDIで打倒NTTの時代、KDDやIDOとの合併や定額パケットで無線ICTインフラが社会の背骨になった時代と、もう29日だというのにまだ仕事の話しか書かれていない。プライベートは書かない主義なのか、仕事人間際まれりなのか。
まあでも確かに、業界と時代を考えると確かに類を見ない濃さのただ中を突っ走って来たのはわかるけど、わかるけども・・・
でもICT技術者なんてそんな物かも知れないなと、うっかり思ってしまった。仕事好きな奴が多いというか、はまり込み易いというか。働き方改革が最も必要な業種と言うか。
小野寺さんはじめ、この辺の業界の皆様には、さくせん:いのちをだいじに で進めていただきたい。
そういやドラクエつながりで、すぎやまこういちさんが文化勲章を受賞したとか。おめでとうございます。