こんにちは。
今朝起きたら雪が積もっていました。
昨晩はかなり寒かったので、さもありなんという感じですね。
私は北海道出身なので、これくらいは平気ですが、油断していると転ぶので、気をつけたいと思います。
さて、雪といえば・・・中谷宇吉郎(なかや うきちろう)の『雪』ですね。
「雪の結晶は誰が最初にその姿を正しく認識したであろうか。そして、その後どのような歴史をもって今日に及んでいるか。今その大略をここに述べて見よう。そうしてこの歴史を調べることによっても今更に感ずるのは、如何に自然の秘められたる工(たくみ)は深く、人智によるその認識が遅々としているかということなのである。」
中谷宇吉郎(1900-1962)は石川県の人で、東京帝国大学で寺田寅彦の教えをうけました。1930年に北海道帝国大学の先生になります。
中谷の「雪は天から送られた手紙である」ということばは有名です。
上記した「如何に自然の秘められたる工(たくみ)は深く、人智によるその認識が遅々としているかということなのである」というのも味わい深い文ですね。
寺田寅彦(1878-1935)も物理学者、随筆家、俳人で夏目漱石とも親交が深い人でした。
その弟子ですから中谷もすばらしい文章を書くのでしょうか。
あ、寺田寅彦・・・1878年11月28日生まれです。私の誕生日と同じですね。
今日も来てくださってありがとうございました。