日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

体型が変わる中国

2009年03月30日 | 庶民生活
土曜日、中国人の同僚に食事に誘われた。林立するマンションに入るのは初めてで、きれいな部屋だった。2ベッドルームで、なぜかドアを開放している。家に招待した時は家の中を見せるものなのだろうか??一緒に行った中国人も部屋を見て回っていた。?? いいのかなぁ~ でも、たんす、物入れは極端に少ない。

当然ながら白酒と奥様手作りの中華料理を堪能させてもらった。

翌日は少々二日酔い気味だったが、陽気に誘われ、いつもの山(丘)に散歩に出かけた。さすがにその日は人も多かった。山頂でしっかり体を動かしたはいいが、後が大変。腰がガタガタ。運動不足を証明する事となった。そういえば、最近腹の周りがだぶついて、ベルトの穴が隣に移った。維持していた体重も4k増えている。

今日の昼はお客さんと食事。やはり中華料理は豪華だ。大連ならではの海鮮料理で、みんな新鮮でうまい。それが5名で食べて、4,000円程度。贅沢だが安い。

私が好む料理。やはり脂っこい・・・・ これじゃぁ~太るよね。そうでなくても、油を使う料理が多い中国。いかんいかん。

草食の日本人はそれなりの質素な食事で十分だ。後は、体を動かすしかない。徐々に・・・



日本人として絶対損をしてる

2009年03月24日 | 庶民生活
WBC日本優勝。やったぞ日本!!ご苦労様です。お疲れ様です。

でもさすがに韓国。本当に強いと思った。韓国のお陰でこれだけ盛り上がったのだと思う。一方、情けないアメリカ・・・・いつも世界をリードしないと気がすまないくせに、お家芸の野球でベストで望まないのは全く残念だ。

いずれにしろ、思わず笑顔の私だが、私のマンションは韓国人も多く、あまりニヤニヤ出来ない環境だ。 ごめんなさい。

しかし、しかしである。この感激を共有できない。その前に私はまともに映像を見ていない。音だけ、インターネットもなぜか、途切れてイライラするばかり。当日のダイジェスト版も翌日の新聞も・・・・ない・・・




ものすごく損をしてる感じがする。お金では味あえない(お金もないが)、日本人に生まれた事で感激する貴重なこの出来事・・・あ~あ 

今から帰国して、今夜のダイジェストを見たい!せめて録画して送って欲しい。出来れば新聞も。 “あっぱれ~”は視れるかな・・・

またしても中国らしい

2009年03月23日 | 比較文化
月曜日、ごく当然に社員が出社する。

停電だ! 私の会社は地域でも大量に電気を必要とする会社だ。電気がなければどうしようもない。 しかし、連絡も無しに。  またか・・・・・

電力局曰く、新聞に載りました。テレビでも通知しました。それで周知したと判断するそうだ。でも、うちの社員は知らないで出社している。ましてや日本人にその情報は・・・・・難しい

夏場の停電は当たり前、覚悟があるから事前にアンテナも高い。しかし、この時期に。

全てそうだ、法律もインターネットにアップすれば、知らないほうが悪い。でも、いつどこで、発表されるのか? ジェトロ、銀行や労務コンサルタントの会社からもらう情報に頼るしかない。

これが中国だ。こんな話をすると・・・・『日本では信じられない』となる。つまり、日本の同僚には信じてもらえないのだ。説明しようもない。中国は疲れる理由その1だ。



中国を去る人

2009年03月22日 | 庶民生活
昨夜は同僚の送別会。足掛け9年、中国で仕事をされてきた大先輩。私の会社では最長記録保持者だ。

3月、日本の決算期を迎え、3月末の人事異動で日本に帰国する方も挨拶にみえる。皆さんが口にされるのは、“後ろ髪を引かれる”と。日本人にとって『中国は疲れる』国、でもこの地を去るときには、もやもやする気分。不思議な国だ。

日々激動する中国、その影響、対策で仕事上でも、日常生活でもさまざまな動きが出てくる。中に、共産国らしい、信じられないようなこともしばしば発生する。表現は適切でないが、退屈しない。

結果、駐在者は仕事の守備範囲は広がり、決済権があるわけでもないが、現地の事情を知る者として、方針を示して判断を請うことになる。それは仕事のやりがいとなり、若さ(日本の同年齢と比較して)を保つことになっているのではないか。

これでもか、これでもかと責め続けられる出来事にいかに立ち向かうか。9年間は長かったのか?短かったのか?日本に戻り、蓄積しているであろう疲れが出ないことを願いたい。

みなさま 大変お世話になりました。今後もご健康で、若々しくお過ごし下さい。



水のない生活

2009年03月18日 | 庶民生活
大連に来て、林立する工事中の高層マンションをみて、これら全ての部屋が埋まり、水、電気を使ったら、次にくるのは水不足、電力不足(今でも不足しているというのに)だと確信していた。実際は空き部屋が多く、今の所そこまではない。ただ、これだけの工事現場に、その全てに工事の専門家がいるはずはない。不思議に思っていた。

最近、その影響か水道管のトラブルが続出していた。今日は最悪だ。昼前に事情を知った。今朝の8時より明日の朝の8時まで断水との事。 『えっ・・・もう止まっているぞ。』 もちろん何の準備もしていない。『今日は風呂あきらめよう』程度の考えで帰宅したが・・・・

手は洗えない。トイレは使えない。明日は顔も、歯磨きは?飲料水のタンクは残りわずか。 停電のほうがまだいいかも・・・・

私のふるさと、かつては日本でも水不足で有名な地。子供のころ、時間給水は常であった。とはいえ、田舎のこと、我が家には井戸があり、実際に水で困った経験はない。水がない生活とはこんなものか。これも貴重な経験と諦めるしかない。

断水地区は、少なくとも300万人~400万人が生活しているはず。 さらに不思議、中国人もこのことをほとんど知らずにいたこと。大きなニュースにもならず、この国は大したものだ。

しまった。ついクセで小の時に水を流してしまった。 大はどうするの・・・・ (トイレの水の話)




パチンコとトランプ

2009年03月16日 | 比較文化
日本では不景気風が吹き荒れる中、パチンコ店は繁盛していると聞いた。ここ中国でパチンコ店をやったら・・・・よく考えたものだ。ただ、今の私の答えは No, その対抗馬はなんとトランプゲームだ。

日本では不思議とトランプゲームは限定される。大人同士ではまずないに近い。ちなみに、トランプは日本では税金があり、高いが、中国は無税で30円ほど。手軽に手に入る。中国は花札・・・(恥ずかしい)と思いきや、トランプゲームは大人の遊びだ。

その内容がすごい。遊び方はいろいろあるが、1セットだけ使う遊びはない。なにせ、4セットほど同時に使う。中でも、独特の(大連地区だけとの説も・・・)、かなり複雑な遊び方がある。TVの専門チャンネル(いつもやってる)もあるほど。かなり高度なゲームだ。未だに理解できない。

もうその手さばき、カードさばきを見れば一目瞭然。かなりの腕前だとわかる。トランプ1セット近いカードをもちろん片手に見事に並べる。いうまでもなく、真剣そのもの。大の大人が、カードを力強くテーブルにたたきつける。

たぶん パチンコは負ける。奥が深いように思う。



春まじかの大連

2009年03月15日 | 大連生活
今日は日曜日 天気は上々文句ないが、昨日久々飲んだ日本酒が・・・・

体に鞭打ち一週間の食料調達へ出かけた。人もだんだん多くなってきた。

んっ 先週の日曜日とは周りの服装が全く違っている。当然だが、寒さには強い地元の人だが、冬に向かう時期は意外と早く厚着する。なのに、春に向かう時期(今)はもう春の服装だ。でも、まだ風は冷たいぞ・・・・風邪ひくよ・・・・

いずれにしろ太陽の光が心地よく、つらい冬も終わりのようだ。そういえば、15日。大連の暖房も今日までかも。外気温よりこのタイミングで春を感じるのかもしれない。

最近は寒さに負けて散歩も中断。罰として体重も増えた。腹も出できた感じがする。運動再開だ。駐在員は若さと健康。(なぜに若さ???)

これから大連はいい季節を迎えるというのに、3月末で日本に帰る人も相当いるようだ。皆様お疲れ様でした。『帰りたくないでしょ?』 『そうなんですよ。どうしてですかね。』 こんな会話である。



なぜ『中国はつかれる・・・』なのか?

2009年03月11日 | 比較文化
メルマガの記事を無断で借用。“司”様 申し訳ありません。

さすがプロ。ご紹介したい。

◆「すべてのものが輝いて見える」。再審無罪を勝ち取り、三十数年ぶりに出所した元死刑囚の第一声だったと記憶する。離任間際の今、そんな境地だ。よく見ると、北京にも時々青空がある。単調でばかでかいだけの街並みが、華麗に見える。巧妙に隠された薄汚い裏通りにも、情緒を感じる。「表面だけ飾るのがうまい」と言われるが、その何が悪い?
◆タクシーの神風運転はスリル満点。信号無視の歩行者は自由闊達(かったつ)だ。ぼーっとした客から「ぼる」のは商売の王道。大声でしゃべるのは主張を通すため。法律を守っていたらばかを見る。過ちを絶対に認めない風土は、そうしないと徹底的にたたかれるから。人をだますのも厳しい競争社会だから。真剣に生きるには二枚舌、二枚腰が不可欠だ。中国と中国人をあれこれ批判したことを、心からざんげしたい。
◆これが中国の魔力だろうか。「中国嫌い」を自任していた知人は、帰国が決まると「帰りたくない」とうつむいた。「あんた、中国をぼろくそに言ってただろうが」と思ったが、彼の目にもすべてが輝いて映っていたはず。元死刑囚とは逆に、しゃばに別れを告げる心境なのだ。
◆ところで、机上のパソコンの雑音がひどくなった。過熱を冷ますファ
ンにほこりがたまったらしい。ゼエゼエとあえぎ声を出す。「もう勘弁してくれ」と訴えているように聞こえる。体のあちこちも黄信号を発し始めた。やっぱり中国は疲れる。(司)

見事な表現に感心した。まさしくその通り!

私の体(精神的な)はあえぎ声をだしているのだろうか?ストレスを蓄積してるのか? (まずないか・・)

それにしても一番気に入ったの(?)のが最後の一言。『やっぱり中国は疲れる』なぜだろう? 涙が出るほど(大げさすぎるが)励まされた一言だ。私だけではなかった。




大型店のオープン

2009年03月07日 | 庶民生活
今日は土曜日、天気もよく穏やかな春を感じる陽ざし。これも今の所であって、風が吹けば全く違ってくる。

薄手のジャケット(今年初めて着用)で、先週オープンした大型スーパー“テスコ”(イギリス資本)を下見に行ってきた。さすがに今日は以前のように人、人、人で久しぶりに活気を感じた。(ある意味安心。やっとここらしくなった。)

店内は誰(中国人?イギリス人?)が設計したのか、へんな人の流れになっていた。使いづらい。日用雑貨から食料品。品揃えも中途半端な感じがしたが。私はこれまでの店で十分だ。

ただ、この店のワインコーナーは地元では一番の品揃えのようだ。もちろん私が買う安物も種類が多かった。でも、いずれ縮小されるであろう。そんな消費量はないはずだ。 中に、『こんにゃく』と日本語で書いた、日本で売ってるこんにゃくがあった。おでんの材料を見つけたぞ!! (ちなみに中国産でした)

驚いたのは、豚が半分にされ、手が届く所に二つあわせて10頭ほど、ぶら下がっていた。珍しそうに見ているのは私だけ。みなさん見慣れていて何ともない。

でも・・・・レジの買い物カゴの中は少ないなぁ~。手ぶらで帰る人もたくさんいる。私と一緒。下見か。

外資系小売業業界は中国の消費力に注目し、店舗展開を強化するのか? 心配・・




今度は婦人デー

2009年03月07日 | 比較文化
3月8日は世界婦人デーとか・・・・
確かにそんな日があったと記憶はあるが、日本では何てことない日であった。

中国ではまたしても違う。

ここ中国は、というかバレンタインデーでプレゼントをもらったばかりというのに、中国の女性は会社からプレゼントがある。国営企業で仕事する女性は半端じゃない。(ようだ。)給料相当の支給があると聞いた。もちろん女性だけ。

ちなみに、私の会社は女性だけ(しつこいが)商品カードが配られた。当然のごとく受取る。

つい最近まで、ある意味閉鎖されていた国が、いろんな世界のイベント事をも取り入れているようだ。こと、婦人デーに関しては、国営企業の調子のいい理由付けで、金銭を支給していたに違いない。農民にはない話だと思うが、どうだろうか。

公務員、政府の人間は口を揃えて、給料が安という。それにしても彼らの車、生活は贅沢だ。この国の許認可制度を背景とした特権は金のなる木であることに間違いない。当然のこととして堂々とその特権を行使してくる。

いろんな人に『それが中国ですよ。それはそれで利用しないとだめなんです。』とよく言われる。確かにそうだと思う。でも、私は好かん。私は中国に適しているのだろうか。






カラオケの不思議な現象

2009年03月04日 | 大連生活
夜の話に偏って恐縮だが・・・・・

今、どう考えても理解できない現象が起こっている。

今回の不景気はここ大連でも強風が吹き荒れている。中国人労働者は残業制限、操業日の削減、自宅待機、リストラ等々。もちろん、日本人も相当数帰国しているし、日本からの出張者も激減していると聞く。

話はそれるが、マンションのエレベーターで日本人と一緒になった。初対面の人だったが、私の顔を見ていきなり、『自動車産業がここまで悪くなるとはねぇ~。ひどいですねぇ~』とため息をついた。相当お疲れの様子だった。ちなみに後の会話はなかった。

こんな状況下で、日本料理店や、大連名物足マッサージのお客も大幅に減っているようだ。さもあらん。

ところが・・・・
どうして、カラオケはお客が多いのだ? どう考えても理解できない。

年度末の3月で帰国予定の人が、最後の大騒ぎをしているのか。予算消化で・・・いや民間企業でこれはない。

唯一、為替レート(日本円対中国元)は日本人にとっては有利に動いている。(最近は戻り気味)それもここまでの効果はないと思うが。あるいは、仕事が減って駐在員も時間を持て余しているのかも? そうそう、確かに連日部屋でじっとしてるのは苦痛だ。

カラオケ側に聞くと、確かに今は多いけど、4月からが大変だと心配している様子。やっぱり日本人がいなくなるんだ。確かに駐在員は年配の方が多い。日本側でその辺の整理があるのかもしれない。

これは日本でも同じ現象なのだろうか? 
パチンコ店の客が多いとは聞いているが・・・これを余暇の時間といえるかどうかは疑問だが、いや応なしに自分の時間が出来たのかもしれない。現地で過ごす駐在員にとってはこれもまた困りものだ。