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マックス・ギャロ、アカデミーへ MAX GALLO A L'ACADEMIE FRANCAISE

2007-06-01 06:40:06 | 海外の作家

このブログで触れたことのある方が、昨日アカデミー・フランセーズに選ばれたことを L'EXPRESS の記事で知る。しかもこのブログと縁のある方の席に。 

作家マックス・ギャロ Max Gallo (75歳) が哲学者ジャン・フランソワ・ルヴェル Jean-François Revel の後の席に28票中15票を得て、一回目の投票で選出された。5票は対立候補のクロード・アンベール Claude Imbert (調べて見ると私が購読中の雑誌 Le Point の編集長)、3票は白票、4票は二人の候補を拒否、1票は候補者になっていないベルナール・アンリ Bernard Henri へ。

ギャロは多作で、100冊に及ぶ小説、伝記、歴史研究を発表している。2000年6月にも候補になったが、その時は6票しか獲得できなかったという。

1932年、イタリア移民の家庭にニースで生まれる。彼には愛国の心があり、ドゴールやナポレオンの伝記などで大衆的な人気を得る前は歴史家として知られていた。戦闘的コミュニストであった彼は、1981年から10年ほど政治の世界に身を置いた。83-84年には社会党政権のスポークスマンを務める。その後左派から距離を置き、今回の大統領選ではサルコジを支持。


MAX GALLO (né le 7 janvier 1932 à Nice)

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