The days of pat woodworking

気持ち良く使い続けられる家具を目指して

木々の声を聴く  2016年 夏。

2016-08-05 22:53:41 | Weblog
C.O.U.のブログに季節便りを載せてもらっています。
ここ最近、顕著に材料の質が低下しています。
輸入材が特にひどいので世界的に見て、資源の底が見えてきたという現状です。
なので、今回は過去の森林破壊について書いてみました。

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輸入材は基本的に北海道内で仕入れています。
樹種と厚みと最低限必要な長さを伝え、送ってもらうスタイル。
テーブルの天板などは素材の表情で仕上がりに大きく違いが出るので、なるべく良質の物を選び、使ってくれる方々にお届けしたい。
ここでの「良質」というのは突板の材料にするような特上の物ではなくて、普通に森で育って、普通に市場に出てくる物の中での話。
目が飛び出るような値段の材を使って仕事をしたいとは思わない。
普通の物で一般に使うモノを作りたい。
そこに永く使ってもらえるよう思いだけはふんだんに詰め込む。

注文する際には多めに頼み、その中から選択する。
天板に向かないものはとりあえずストックしておき、細かなパーツであったり、可能であれば椅子用材として使っていく。

ここ数年は結構多めに注文していてもダメで再仕入れする事もある。
そんな事をすれば短期の利益がきれいサッパリ消えてしまうけど、しょうがない。
もう、普通の素材を求めるのも贅沢な時代に入ってしまったのだ。

関西への買い付けを増やして国産材の使用率を上げていかなければと感じている。
そして、中部、関東、東北などの製材屋や市場と繋がりを作っていかなければ。
資金も時間も用意しなければ。

やらなければならない事だらけ。
でも、しょうがない。
やれるだけ、やるだけだ。








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