例年、この辺りでは秋の夕暮れ時、空が真っ赤に染まる。
毎日という訳でないけれど、かなりの確率で空が燃える。
期間としてはふた月くらい。
他の季節はそんなに変化しないので、真っ赤な空を眺めるのが秋の楽しみ。
なのに今年は全然空が染まらない。
赤い空をまだ一度も見ていない。
今日もぼんやりしたオレンジ色。
大気の状態が例年と違うのだろうか。
明らかに今年だけ違う感じなので、何か理由があるはずなんだけど分からない。
地球ってよく分からない。
今年は冬と夏の寒暖差が少なかったから紅葉の色もとぼしく、色彩感のない秋。
なんだか寂しい感じがする。
でもここは視点を変えて珍しい秋ととらえる事にしておこう。