セグメントゲームズ

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E3 2012カンファレンス : マイクロソフト

2012年06月05日 08時53分50秒 | 【旧】ゲーム関連記事(重要)

●= Xboxは黄金時代へ突入――マイクロソフトカンファレンス“Xbox E3 2012 Media Briefing”詳報【E3 2012】 =●
●= Xbox SmartGlass━━リビングのディスプレイ争奪戦は新たなステージに【E3 2012】 =●
●= マイクロソフトカンファレンスで発表された主要タイトルのスクリーンショットを一挙公開【E3 2012】 =●
●= 【速報】マイクロソフトカンファレンス発表タイトル一覧 『Halo 4』ゲームプレイ動画なども公開【E3 2012】 =●


とりあえず、気になった内容をチョイス。






◆== ”Xbox SmartGlass(スマートグラス)” ==◆

新たに発表されたこのサービスは、携帯電話・タブレット・パソコン・テレビなどをXbox360やXbox Liveと連動することで、エンターテイメントをさらに楽しめるようにするものです。

一例として出ていたのは、テレビで映画を見ながら、手元のタブレットには映画俳優のプロフィールや撮影場所といった映画情報が流れたり。ゲームにおいては、テレビ画面でプレイしつつ、タブレットでフォーメーションを変更したり、インターネット通信のマッチング(相手を探す)もタブレット上で行えたりするそうです。

こう見ていると、いわゆるWii U ゲームパッド(新コントローラの名称)と同じように見えてしまいますが、あくまで「エンターテイメント」という大きなくくりでアピールしている点や、既存のデバイス(媒体)を連動させて楽しみを広げる方向性など、けっこう性格の違うものにはなるように思います。
ましてや、日本ではタブレットとかほとんど普及してないでしょうし…もちろんXbox360自体の普及率もご存知の通りなので、2つ用意しないといけない時点で敷居の非常に高いサービスではありますよね。Xbox360が普及しており、様々なデバイスが普及しており、かつインターネット接続も普及している海外だからこそ、魅力を感じられるサービスであるように思います。






◆== Xbox360の機能拡張 ==◆

上記以外にも、Xbox360そのもののアップデートについても色々と。

まずは「Internet Explorer for Xbox」。いわゆるXbox360で利用できるインターネットブラウザで、kinect(キネクト)の音声入力や携帯端末にも対応するようです。
他に、「Xbox Music」。これは、今年世に出る予定の”Windows 8”の機器に対応した、新しい音楽サービスとのことです。
さらに、映像コンテンツの拡張も。内容が細かく、どれが日本向けにも提供してくれるものかは不明ですが。

やはり、これを見ても他のデバイスとの連動を強調しているように思います。
マイクロソフトにはWindowsがありますからね。パソコン普及のため、連動させない手はないという感じなんでしょうね。
ただ、Xbox360を遊んできて思うのは、本体のメニュー画面が更新されるたびに使いづらくなっている気がするということ。他の機器と合わせようとして、結果的に中途半端になっていないといいんですけどね…。








◆== 往年のシリーズ作品群 ==◆

すでに発売日が発表されていた『Halo 4(ヘイロー 4)』はもちろんですが、新たに『ギアーズ オブ ウォー ジャッジメント』、『フェイブル ザ・ジャーニー』、『ダンス セントラル 3』、『コール オブ デューティ ブラックオプス2』といった大型タイトルが登場しました。

特にヘイロー 4では、実写と見間違うほどのクオリティということで。シリーズ作品が好きなら、それだけでも盛り上がれるでしょうね。
また、『ギアーズ オブ ウォー ジャッジメント』は、これまでのシリーズ三部作よりも前の物語を描いた新作とのことです。

あと、日本でもお馴染みの『バイオハザード6』も登場。唯一、日本人の出番があったと思われるポイントです。
説明などを見ていると、やはりアクションとして進化している模様。いわゆるホラーとしてではなくアクションとして楽しめるものであることを、改めて強調したという感じがします。また色々ブツブツ言われるんだろうな…(笑)






◆== 今宵もkinect(キネクト)推し ==◆

その他にも様々なタイトルが発表されていましたが、やはりキネクト対応やキネクト専用のタイトルが多いですね。

さらに、ざっと見て特徴的だと思ったのは、キネクトの音声認識を使った要素が多くなっていることです。
音声認識で、例えばスポーツではフォーメーション変更ができたり、各選手に指示したり、はたまた審判に文句を言うことができたり…は、さすがにないか(笑)

すでに今年初頭の時点で1,800万台以上を売り上げたキネクト。
今回は、音声認識というさらに違う要素で、より深く楽しんで欲しいという意思が感じられました。
まあ…日本ユーザーにとっては、さらに敷居が上がったのは言うまでもないわけでして(苦笑)



◆== partygameのまとめ ==◆

ちなみに、私はリアルタイムでは拝見していません。
ひとまず、ファミ通.com様の情報やリアルタイム更新のログ、ツイッターでのフォロワーの反応などを参考にしつつ、軽くまとめてみます。


スマートグラスに、キネクトのさらなる楽しみ。
今回は、Xbox360をさらにもう一歩幅広く、かつ奥深く楽しめる要素をアピールしてきたという感じです。

すでにキネクトを利用していたり、タブレットなどを利用している人にとっては、次のステップに進んでさらに楽しめるということで嬉しいと思うかもしれませんが…当然ながら、敷居がさらにグングン上がったのも間違いないわけでして。

こうして見ると、日本に限らず「付いてこれるヤツだけ付いて来い!」みたいになってきている感じがあります。
何だかんだでXbox360本体もキネクトも、世界中で充分に普及しています。ゲーム機としては充分な成果を出してきたので、今後はそれ以外の分野もアピールしていくことで、主に既存のユーザーに、より幅広くXbox360を楽しんで欲しいということだと思います。
何せ、マイクロソフトにはWindowsがありますからね。それを使わない手はない、という考えにはなっちゃいますよね。そこが任天堂と、良くも悪くも違うところです。

しかし、スマートグラスについてもキネクトについても、あくまで楽しめる人が楽しめばいいものであって、「自分は必要ない」というなら往年のシリーズ作品をいつものように楽しめばいいでしょう。
少なくとも、その面についてはわりと”抜かりない”ようには思いましたけどね。日本ではそんなに売れないものも多いですが、マイクロソフトにとってこれ以上アピールできる大型タイトルもないわけで。タイトルラインナップは頑張っているほうではないでしょうか?
ま、本音を言うと、目新しいと感じる要素がなかったのも事実ですが(苦笑)


そんなわけで、新型ゲーム機を出すことなく、Xbox360でさらなるエンターテイメントの拡張を目指す!そんな意思表示を見ることができたカンファレンスであったように思います。
ま、日本はもちろん、海外でもイマイチ盛り上がりに欠けたそうですが…それでもその道を選択したのであれば、とことん精進していって欲しいです。中途半端は逆効果なので。


関連記事:
E3 2012カンファレンス : SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)(2012/06/05)
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