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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS4『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』 ファーストインプレッション

2015年03月04日 07時04分02秒 | 【旧】購入・レビュー話
「さまようよろい」を、こんなに厄介だと感じたことは無いかも…(苦笑)





ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城
対応ゲーム機 ―→ PS4/PS3
発売日 ―→ 2015/02/26
価格 ―→ PS4版 = 7,800円/PS3版 = 6,800円(ともに税別)
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
 └→ CEROに影響した内容 ―→ セクシャル



■====== 簡単なご紹介 ======■

RPGの代表作『ドラゴンクエスト』の世界観で楽しむ、アクションゲームです。
開発は、『無双』シリーズなどで知られる制作チーム「オメガフォース」。アクションの爽快感にくわえ、ドラクエらしい要素も色々と取り入れられています。往年のシリーズ作品のキャラクターも参戦しますよ。


今回、1回目のインプレッションとなります。
まだ、仲間はそこまで多くありませんが、基本的なシステムは体験しましたので。私が体験した範囲で、紹介・感想を書かせていただきます。




||== ゲームの流れ ==||
勝利を目指して戦っていく、ステージクリア形式のアクションゲームとなっています。
最初はできることが少ないですが、できることが徐々に解禁されていきます。

最大4人のパーティーを組み、プレイヤーはそのうちの1人を操作して戦います。
L2ボタンを押すことで、操作するキャラクターをいつでも切り替えられます。

もちろん、体力がゼロになれば戦闘不能に。
各ステージごとに、限られた数の「せかいじゅの葉」を持っており、他のキャラクターで倒れたキャラクターに近づいて×ボタンで、復活させてあげることができます。
つまり、「せかいじゅの葉」が尽きると、全滅のピンチが訪れるわけです。

||== アクションについて ==||
これについては、おおむね『無双』シリーズに準拠しています。
弱い攻撃と強い攻撃の2種類。ジャンプ・回避・ガードといった一通りの基本アクションは揃っています。

また、R1ボタンを押しながら○×△□ボタンを押せば、MPを消費して技を発動。有効に使っていきましょう。

さらに。「テンションゲージ」が徐々に溜まっていき、満タンになったところで○ボタンを押すと、テンションMAXに!
一定時間の間、技を使いたい放題・移動スピードアップなどの能力が付き、さらにもう一度○ボタンを押すことで、超必殺技を繰り出します。
※発動中はテンションゲージが徐々に減っていき、ゼロになると勝手に超必殺技が発動します。

||== モンスターコイン ==||
倒した敵から、一定確率でモンスターの描かれたコインが出てきます。
獲得した後、十字キー左右で選択。十字キー上で使用することで、そのモンスターが出現して一緒に戦ってくれます。

モンスターコインには、2つのタイプがあります。
呼び出すと、一緒に戦ってくれるタイプ。そして、呼び出すと「回復する」などの効果を発揮して、すぐに消えてしまうタイプがあります。
また、モンスターコインを持てる枠には限りがあり、さらに、モンスターによって枠の数が違います。例えば、スライムならマス1つ分ですが、ゴーレムだとマス3つ分になったり。
なので、状況に合わせてモンスターコインを十字キー下(2度押し)で「捨てる」といったことも、必要になってきますよ。

||== 能力を上げるには ==||
もちろん、戦いを重ねてレベルアップするのが基本ですが、それ以外にも、獲得した「スキルポイント」を消費して、新しい技を覚えたり能力を底上げしたりできます。
そして、ドラクエですから、もちろん武器・防具を装備するという概念もあります。ただし防具については「防具のオーブ」というものになっており、要するに、鎧・兜といったふうに分かれてはいません。(ただし、盾だけは別で存在します)

アクセサリーを1人3つまで装備することができ、これは「錬金釜」で素材を合成して、作成する必要があります。

||== 拠点について ==||
少し物語が進むと、冒険の拠点となるものが登場。そこで、あらゆる準備ができます。
ざっくりと紹介しますね。

◆教会
ま、これがないとね。セーブはこちらでどうぞ。
また、スキルポイントを振りなおすことができるほか、回復するアイテム「ホイミストーン」の補充もできます。
「ホイミストーン」自体は、使ってもなくならないですが、1つにつき1回だけしか使えません。再び使えるようにするために、教会での補充が必要になるわけです。

◆武器・防具屋
いつも通り、ここでガッチリ強化してくださいね。

◆郵便屋
ストーリーに沿った手紙や、お知らせのための手紙が届いたりします。
自分から他のフレンドに手紙を送ったり…といったことはできませんので、あしからず。

◆錬金釜
先ほども少し紹介しましたが、作るためのレシピと素材があれば、アクセサリーを作成できます。
同じアクセサリー2つを1つにくっ付けて、特別な能力をランダムで追加させるといったこともできますよ。

◆メダル王
これも、おなじみですね。様々なところで手に入る「ちいさなメダル」と引き換えに、色々なものを頂きましょう。

◆クエスト
単にアイテムをもらえるだけでなく、「モンスターコインの枠が増える」といったものもあるみたいなので。可能なら、挑戦していきたいですね。

◆勲章屋
例えば「スライムを200匹討伐」とか「初めて錬金釜を利用した」とか、いわゆる本体のトロフィー機能みたいなものが用意されています。
で、達成するたびに「ちいさなメダル」を頂けるようです。
各モンスターについては、200匹ごとに1枚。観た感じだと最大1,000匹まで報酬がもらえるようなので、モンスター1種類につき5枚。これで、けっこう「ちいさなメダル」がガッポガッポ増えますよ。

◆ルイーダの酒場
これも、おなじみですね。最大4人のパーティを、ここで編成します。
ちなみに、パーティに参加していないキャラクターも、経験値は入っているみたいですね。100%かどうかは分かりませんが。



■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い


◆=== 参考データ ===◆
 購入した対応機種 ―→ PS4版
 購入価格 ―→ 7,160円(新品)
 プレイ時間 ―→ 約5時間
 プレイ内容 ―→ 4つ目の街でのミッションに挑戦する(ミッション数としては12個くらいクリア)
 過去のシリーズ作品 ―→ 『ドラゴンクエスト』の本編シリーズは全てプレイ経験あり。Wii『ドラゴンクエストソード』もプレイ経験あり。



○ ―→ アクションの爽快感は、さすがといったところ。
アクションの操作という点では、良くも悪くも『無双』シリーズそのもの。長年培ってきただけのことはある、完成された形って感じですね。
とはいえ、各キャラクターごとにアクションの動きはだいぶ違います。ブーメランを使う「ジュリエッタ」は、投げて戻ってきたタイミングで攻撃ボタンを押すことで少し強い攻撃を繰り出すことができたりしますし。特徴は、ハッキリしっかり分かれていると思います。
まあ、何だかんだで今のところ一番使いやすいのは、主人公たちですけどね(苦笑)

それと、フィールドにいる最後の1匹を倒した時や、ボス級の敵を倒した時の「とどめ演出」が入るところなんかは、最高ですね。『ドラゴンクエストIX』でも導入されましたけど、こういう小さな演出でも、大きな違いが生まれてくるのです。
あと、これも小さなことですけど、要となるモンスターを倒して残りのモンスターが”わずか”になると「まものたちは にげだした!」と言って逃げていきます。全滅させるのに、遠く離れたところにいる1匹とか2匹を倒しにいかないと行けないのって、意外と締まりが悪く感じるもの。それに上手く対処できています。


○ ―→ 「ドラゴンクエスト」としてのこだわりを感じます。
まあ、何せモンスターの種類が豊富ですからね。『無双』シリーズのような、いかにもコピー&ペーストしたような兵士ばかり並ぶような様と比べると、その多彩な動きっぷりにワクワクさせられることと思います。

「ゴーレム」はパワフルな攻撃。「さまようよろい」は、盾で正面からの攻撃をガード。「わらいぶくろ」はマホトラでガンガンMPを吸い取ってくるなど、戦い方とその対策にも、強い個性が表れています。ステージ攻略自体の戦略性はそこまで高くないですが、モンスターそれぞれの特徴が攻略法があったりするので、闇雲に剣を振るうだけでは倒せません。その難易度バランスも、素晴らしいと思いました。
一度だけ、たまたま「メタルスライム」を見かけましたが、素早くて攻撃を当てるだけでも大変なのに、当てても「ミス」「ミス」「ミス」と出て、ムキーッ!となります(笑)これもまた、原作譲りですね。


あと、「ルーラ」を使って各地点に瞬間移動することで上手く立ち回れるというシステムもあり、これも見事。
ルーラがあるからといって、どこにでも移動できるわけでは無く、一定時間かけてパワーを溜めたルーラストーンのところにしか移動できません。しかし、溜める時間が意外に必要なので、モンスターがいるとなかなか上手くいかない。大雑把にやっていると、他のエリアの敵が迫ってきて…みたいなことになります。
ルーラをこういう使い方にできるのも、アクションならではです。

その他、拠点の雰囲気もそうですけど、例えば武器・防具屋の裏側から入ってこっそり宝箱を空ける…なんてこともできますし、タルを調べれば素材が出てくることもありますし。しかも、宝箱はミッションから帰ってきたら補充されているという不思議(笑)
こういう小さいところにこそ、こだわりを感じますね。


○ ―→ シリーズ作品のアレンジBGMを惜しみなく使用。
一応、本編シリーズは全て遊んでいる私なので。
流れる曲が全部、懐かしいです。
というか、拠点での準備で『ドラゴンクエストIII』フィールド曲って、逆にぜいたく過ぎてもったいない気分です(苦笑)


△ ―→ 『無双』シリーズのような「拠点制圧」といった要素はありません。
あくまで現時点での判断になりますけど、たいていは「敵の全滅」がクリア条件。
何かを守りながら戦うステージも多いですが、ようするに、敵が無限に出現するゲートの番人を倒していけばいいって感じです。

ここが一番分かりやすい、『無双』シリーズとの違いでしょうね。
昨年発売された『ゼルダ無双』もそうですが、『無双』シリーズというと、砦を制圧していって戦局を変えていくみたいな戦いかたをします。この違いを見て、今作に”無双”という名前が入っていないことが、納得できたように思います。
そのぶん、楽しみやすいアクションになっているとは思いますが、逆に『無双』シリーズを想像して購入した人も多いでしょうからね。そういう人には、物足りなさを与えてしまうかもしれません。

まあ、私は”無双”という言葉を使わないゲーム的な理由があるんだろうな~とは思っていたので、何ということはありませんが。やっぱり、思い込みはいけませんね。


△ ―→ ボイスが気になるかは、人それぞれということで。
何せ、けっこう喋りますからね。
しかもPS4版だと、ボイスがテレビからだけでなく、コントローラのスピーカーからも流れてきます。最初は、ちょっと驚きました。

ま、慣れない人はどうしても慣れないと思いますが、そういう人は最悪、ボイスの音量をゼロにする=OFFにするという手段がありますので。
動きのあるデモイベントは、ボイス無しだと違和感あるかもしれませんが、それさえ許容できるのなら、ボイス無しでも楽しめますので、ご安心を。

ちなみに。PS4コントローラのスピーカーの音量については、本体メニューでしか変更ができません。Wiiリモコンと同じですね。
本体メニュー右上の「設定」→「周辺機器」→「コントローラ」と選択すると、調整可能な画面にたどり着きます。
初期状態だとMAXに近い音量になっており、いきなり流れるとビクッ!ってなるかもしれないレベルなので。コントローラのほうの音量は、だいぶ抑えておいても良いかもしれませんね。


△ ―→ 超必殺技の演出は、少しくどいかも?
ちなみに、スキップできません。
演出が少し長めで、そのクセ、一部のキャラクターは思ったより”音の激しさ”が無いので、演出を見せられたわりには思ったよりスカッとしないな~って感じることも。
スキップするとワケ分からなくなるかもしれないですが、それならもう少しコンパクトな演出でも良かった気はしました。1~2回じゃなく、何十回何百回と見ることになる演出ですからね。


△ ―→ 読み込み時間は、遅くもなく、速くもなく。
まあ、私がPS4に勝手に期待していただけかもしれませんが、さほど広くないフィールドを読み込むのに、5~6秒くらいかかるんだな~と思いましたので。
ま、過度な期待は禁物ってことで。



■====== まとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)


まだ序盤ですけど、とにかくワクワクさせられる。そんなドラクエのアクションになっています。
『無双』シリーズなどで培ってきたノウハウは活かしつつも、世界観やシステムなどゲームを構築する要素のほとんどは、『ドラゴンクエスト』そのもの。なんか、本当の意味で「ドラゴンクエストをそのままアクションにしました」って感じがしました。
この作品に”無双”という名前が付かなかったのも、ドラクエとしての魅力を最大限アピールするという、自信の表れだったのかもしれませんね。

拠点制圧という概念もないですし、ドラクエを知っている人ほど「ニヤリ」と出来る要素は、あちらこちらに。
という意味では、やはり『ドラゴンクエスト』シリーズにある程度以上の思いやりがある人に、楽しんでほしい作品になっています。
『無双』シリーズよりも導入はしっかり作られていますし、それこそレベル上げなどでいくらでも強くなれるわけですから、最終的には誰でも勝てるでしょう。そういう開口の広さも持っているかと思いますので。それこそ、ドラクエのRPGしか遊んだことのない人は、ここでアクションゲームにデビューしてみるというのも、悪くないように思いますよ。


とはいえ、まだ序盤なんでね。これから先、また印象が変わる可能性はあるかもしれません。「ワクワクしている」とは言いましたが、他にも色々遊んでいますのでね(苦笑)
シナリオクリアしたら、セカンドインプレッションを書きたいと思います。

万人向け ← ○○○●○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○●○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○○●○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○●○○○○○○ → 達成感重視 


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関連記事:
セグメントゲームズ 実況プレイ/PS4『ドラゴンクエストヒーローズ』序盤だけ(2015/02/26)
※PS4のシェア機能を使って公開した、ゲーム紹介のための実況プレイとなっております。

その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ

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