前記事「人工内耳とピアノ遊び」より続きです。
久しぶりに病院へマッピングに行ったのだけど
その話はまた後日ということで・・・
今回は、その時STさんに聞いたピアノのお話を少々したいと思います。
前記事での私の 「???」 であった
「ドドド」 と 「ドレミ」 が
ピアノ高音部分なら、人工内耳ではっきり聞き取れ違いがわかるのは
いったいどうなってるのか?
という疑問について。
STさんが調べて下さっていて お話を伺う事ができました・・・(感謝・感謝)
ホントに忙しい中、私のために時間を使わせてしまいごめんなさい。
そしてありがとうございます!
さて、
私の場合 低音より高音の方が聞こえが良い、ということもあるかも・・・
との事なんですが
その疑問を解くカギはピアノの周波数にありました。
ピアノの鍵盤は88鍵で出来ていて
その88個一つずつにそれぞれ周波数があります。
その88鍵(のうち白鍵すべて)の周波数を書いて下さってるサイトがありました。
「昆虫の羽音周波数と楽器」
↓ ↓ ↓
http://puh.web.infoseek.co.jp/konchufqgakki.htm
ピアノの一番左端の鍵盤は 「ラ」 になっています。
左端は一番低い音。
この左端「ラ」の周波数が27.5 ヘルツです。
その1オクターブ上の 「ラ」 はその倍の55ヘルツ。
さらにその1オクターブ上は 110ヘルツ。
というわけで
「 ラ 」に関してだと
A0 = 27.5 ヘルツ
A1 = 55 ヘルツ
A2 = 110 ヘルツ
A3 = 220 ヘルツ
A4 = 440 ヘルツ
A5 = 880 ヘルツ
A6 = 1,760 ヘルツ
A7 = 3,520 ヘルツ
となります。
A0の27,5ヘルツが一番低い「ラ」
A7の3520ヘルツが、一番高い「ラ」です。
見てもらうとわかるんですが
1オクターブ上がるたびに
周波数は倍になっています。
一番低い「ラ」とその1オクターブ上の「ラ」は
周波数の差は「27,5ヘルツ」 に対し
高音部分になってくると
その差は最高「1760ヘルツ」にもなってきます。
つまり高音になるにしたがって周波数の差が大きくなっていくので
人工内耳のチャンネルが別になってたり
その違いがわかりやすいのかも・・・という事なのですね。
ところで、この上記サイトでも書いてありますが
『 時報の「ポッポッポッ(440Hz)ピー(880Hz)」はすべて「ラ」の音になっています 』
これって
絶対音感の人が聞くと
「ポッポッポッピー」が
「ラッラッラッラー」とわかるんでしょうね。すごいわ。
あたしゃさっぱり・・ですが(笑)
で、また娘にこれを(ラッラッラッラー)弾いてもらったんですが
私は見えない所で聞いていて
どう聞こえるのかな~と・・・
やってみました。
さて、その結果は???
低い方から
「ポッポッポッ(27,5Hz)ピー(55Hz)」 4つとも全部同じ音に聞こえます。
「ポッポッポッ(55Hz)ピー(110Hz)」 これも全部同じ音です(笑)
「ポッポッポッ(110Hz)ピー(220Hz)」 これも全部同じ音だー (笑・笑)
「ポッポッポッ(220Hz)ピー(440Hz)」 あ、少し違いがわかる♪
「ポッポッポッ(440Hz)ピー(880Hz)」 これは はっきり違いがわかる!
「ポッポッポッ(880Hz)ピー(1760Hz)」 うん、これもバッチリ!わかる!
「ポッポッポッ(1760Hz)ピー(3520Hz)」 これもばっちり!
そんなことでした~。
やっぱりピアノの高音部は音の違いがわかります。
新曲を覚えようと思ったら
高音部で弾いて音を確認しながらやってみると良さそうです。
もしリハビリでピアノを弾いてみようと思われる方は
低い音より右側高い音で弾いてみた方が違いがわかりやすいかもしれません。
参考にして下さいね。
追記
ピアノの鍵盤、周波数と 人工内耳のチャンネルの関係を
わかりやすく図で説明してくれているページがありました。
↓ ↓ ↓
「人工内耳のための音楽作成方法」
「人工内耳音階」の表を見てもらうとわかるんですが
緑のマルで囲っている拡大部分の440Hzがピアノ真ん中あたりに位置する「ラ」
そのあたりを境に
高音域は細かくチャンネル対応しているのに比べ、
低音域はおおざっぱ(?)に対応しているのがよくわかりますね。
これを参考にさらに色々ピアノで弾いてみると
「一つの電極(チャンネル)で複数の音をまとめて受け持っている」 という説明の通り
わかりやすい高音域でもやっぱり隣り合った鍵盤どおしで同じように聞こえる部分があることがわかりました。
ところが
鍵盤を見ながら弾くとどれもちゃんと聞こえてくるから不思議です。
健聴時とほぼかわらず綺麗に聞こえます。
お助け「脳マン」が蔭ながら助けてくれているのでしょうか?
人間の脳というのは本当に不思議です。
どうにもピアノ曲が苦手な訳が分かりました。
なんとなく周波数の違いによって
聞き分けが難しいのは感覚的に感じてはいましたが
納得すると同時に
オケ編成の曲が聞き分けられるというのは
いろんな楽器が持っている周波数によって
聞き分けられない周波数帯の楽器の音は聞こえないのですが
聞こえる周波数帯の楽器の音は聞こえるから
トータルとしてなんとなく曲想が分かるという現象。
なのなか~?
時報も違う音ではなかったんですねー。オクターブずれるだけなんて。耳コピでギターやってる息子に試してみたいです。あーピアノのがないー。正月休みの課題?に取っておきます。
私がこの年齢になってから初めて知った音は炭酸ジュースやビールのコップに注いだあとの泡の弾ける音です。この補聴器着けるまで知らなかったから、ビール飲みながら大発見した気分でしたー。
ピアノって27ヘルツから4200ヘルツまで
音域が目いっぱい広がってますから
聞き取りにくい音域と聞こえる音域があってHzによって でこぼこがあると
当然聞えに違和感はでますよね。
伴奏ばかりしっかり聞こえて主旋律が隠れてしまったりしても、曲になりませんし。
おっしゃるように、オケだと色んな周波数が混ざってピアノ1本の演奏より曲想はわかりやすいかもしれないですね♪
息子さん耳コピーできるんですね~。
絶対音感ですね♪
お正月はご実家でぜひピアノで遊んで下さいね。
私は知ってる曲は楽譜なしでピアノで弾けると言ったけど
絶対音感なんてないから実は弾いてるのは原曲じゃないんです(汗)
どうも自動的に、♯や♭のない調に変えてしまって楽な演奏にして弾いてるんですよ~(汗)
何やってんだか??でしょ。
たとえば最近楽譜見て覚えた「もっと強く」も
楽譜では「ミラソラミラシドレ・・・」なんだけど、シャープが3つもあって弾きにくいんですね。
で、弾いて遊ぼうとすると勝手に「ソドシドソドレミファ・・・」とやっちゃうのです。
これだと黒鍵がなくて弾きやすい(苦笑)
自分勝手な演奏ですね
ビールの泡の音ですか?
すごいですね。
よく聞こえる補聴器ですね~。
ぷーどるさん、こんにちは。
何かと慌しくなってきた今日この頃。
年内に気になる用事を済ませてしまおうと
重い腰をあげて、色々とやっています。
来週はガン検診と胃カメラです(泣)
さて、↓ こんな記事を見つけました。
私はiphone を持っていないのですが
旦那の持っているiphoneにコレを使用したら
私でも音楽が聴けるのでしょうか?
興味津々だなぁ~
コレです
http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/0004672195.shtml
寒くなりましたね。
昨日の皆既月食は見られましたか?
私はベランダから見てたんだけど、
部屋着のまま見てたら身体が震え上がってしまいました
年末バタバタしてきましたね。
私はやっと年賀状の印刷が出来ましたが
母の分もあるから早く渡さないとと
返って早く出来ました。
自分のだけならなかなか進まないだろうね・・・(苦笑)
がん検診と胃カメラ?
偉いねぇ。
私もしなきゃ~と思うけどなかなか足が向きません
ところで、そんなアプリがあるのですね。
ご主人さま、iPhoneお持ちなら・・・
ちょっと拝借してアプリ購入して聞いてみられてもいいかもね。
自分で音域によって音の設定が出来るってすごいです。
年賀状の印刷完了ですか?
私も掃除がいやなので、年賀状からとりかかり
やっと終わりました
「喪中」のハガキが来ないことを祈ります(汗)
アプリ購入の件ですが、先方に聞いてみたところ
”iPhoneを集音器・助聴器のように”使用するモノで
聴こえにも個人差があるとのことでした。
すんごく期待したんだけど、残念
ぷーどるさんは音楽に関して、とっても期待できるのでは?
と思いました。
私には無理そう~
なかなか、きちんとした形で自分の言葉で説明しきれませんでしたので、感謝です。
これからも、よろしくお願いします。
ナオさんも年賀状は終了したのね。
他 何も出来てなくても
これだけでも終わったらホッとするね(違うか・・笑)
アプリはそれって自分で聞こえの調節できる補聴器みたいなものなのかな?
音楽対応とはまた違うのね。
残念だったね。
次期発売スピーチプロセッサの
音楽機能向上をぜひぜひお願いしたいね♪