2023。
昭和31年、血液バンクの社員水木は、山奥のナグラ村へ向かう。日本政財界のドン龍賀時貞が死に、一族の新しい当主に取り入る目的での出張である。しかし予想に反し、馴染みの製薬会社社長ではなく、ちょっと頭の弱い長男が遺言書で指名されていた。他のものには遺産分配はナシ。犬神家の一族を彷彿とさせる。
そして惨劇が始まる。一族がつぎつぎと惨殺されていく。。
そこにあらわれたよそ者、ゲゲ郎。彼は行方不明の妻を探してこの村にやってきたのだ。(後に、鬼太郎の父となる)
犯人解明の中で龍賀時貞の野望と幽霊族の悲劇が明らかになっていく。なるほど、戦後の高度経済成長には幽霊族の血が関係していたのだな。
若き日のねずみ男も出てくる。当時300歳位のはず?