あれは単なる増税案でしかない。
社会保障費が、国民の高齢化に伴い、年々高騰しているのは事実。
だが、医療保険も「保険」である以上、掛け金を多く払った人たちが、
手厚い医療を受けるのは、理の当然であり、国民押しなべて同等の
医療をと言うのは、心情としては理解できるが、病人が増えてきた以上、
保険証の内容によって、差が出るのは、むしろ当然のこと。
現実に、生活保護を受けている人と、悪質な医療機関が結託し、高額な
医療を、患者無償で、行なっている実体が、さまざま報道されている。
中には、生活保護の者のみを、対象に高額医療を行なっている、ケシカラン
医療機関の存在が明らかになっている。
野田内閣の最もダメなところは、世の中の不正を糾すことをせずに、官僚の
言うがままに、予算計上を望むことである。
年金を支払ったことの無い連中に、なぜ7万円の年給をとの発想が出るのか、
理解に苦しんで当然だろう。
社会主義者が栄える国は、例外なく滅びる。
自動車が、実に多くのパーツを集めて出来ているとは
知ってはいたが、なんとトヨタの直ぐ下に、デンソー、アイシン
といった、大手のパーツメーカーがある下には、驚くことに
第二次部品メーカーが三千もあり、更に第三次となれば
二万社もあるのだと知った。(昨夜のNHK)
国産を残したいと、常に言う豊田章夫社長だが、新興国への
進出にも乗り遅れるわけには行かない。
大手はトヨタの親戚会社だから、本家と行動を共にするだろうが、
第二次パーツメーカーは、現地進出も簡単ではない。
そこで現地の、似たようなモノを作っている工場に、目を付けるだが、
相手も昨今の日本の傾向を熟知していて、工場売却のハナシに
簡単には乗ってこない。
野田のごときが、経済は二の次で、社会保障ばかりを喚くようでは、
本当に日本は、世界のモノ造りから、落ちこぼれてしまうかもと心配。
自民は額田、公明は坂口といった、良く分かっているのが、
質問席についたから、やり取りは温和であったが、野田は
本当に頭が悪い。岡田が代わって答えないと、応答がうまく
進まない。
それも、言葉のあやとでも言うのか、下らんことで、撤回する
気持ちは無いとか、ベストと思える案を出しているとか、同じ
ことを繰り返すから、坂口氏だって医者でもあるし、医療問題
の質疑に、簡単には引き下がらない。
副総理と、総理答弁との間に、微妙なズレがあるとは、聞いて
いたボクも同じ感想を持った。
岡田は逆に、以前よりも人間が丸くなった様に見える。
これで、岡田副総理が居なかったら、野田は政権を投げ出すしか
なかったのじゃないか。
小宮山のおばちゃんは、首を振って「違う、ちがう」と否定するのが
クセになったのか、いつでも微妙な振り方ではあるが、クビを横に
振っている。
しかし日本の医療費の高騰には、末怖ろしいものがある。
ミンスは、社会主義政党の本質を丸出しにした。
15日までに、提出済みの七案件が無事に通るのか、はなはだ
怪しいものがある。
野田は首相としての言葉が軽い。
日本国民の生活を考慮しての再稼動だと言うが、
それなら未だに福島第一の事故の掌握も出来ぬまま、
ふるさとを追われ、県の内外に逃避を余儀なくされている
福島県民は、日本国民ではないのか。
今朝も早くから、重機を自ら操り、ガレキの山を崩しつつ
なくした小学生のわが子を探す父親や、
同じく朝早くからダイバー姿で、遺体が乗ったままの乗用車を
見つけたと、そこに遺児の姿を求める親の気持ちを察することが
野田には出来ていない。
福井県に本当に福島並みの大震災や大津波は来ないかもしれない。
だが日本には50基の原発が残っているとは世界に知れた。
北のテロリストにとって、何もミサイルを飛ばすこともなく、
特攻攻撃を行なえば、核爆弾で攻撃したのと、同じ効果がある。
そんな攻撃が、絶対に無いと言い切れぬ国の存在があるのだ。
野田の頭にあるのは国民生活ではなく、関西電力の経営だと、
言い放った橋下大阪市長の言の方に、重きがある。
国が社会主義国家になるから、国民も大きな政府で当然と思う。
かつての国鉄や電信電話がそうであったように、親方日の丸の
意識が充満するのである。
民主党に総選挙で勝利させたのは、自民党の衰退期ではあったが、
有権者たる国民が、あまりにもマニフェストの美辞麗句を信じすぎた。
生活保護者の急増で、歳出の3.7兆円が充当されると聞いて、
この国は滅亡に向かっていると思わざるを得ない。
窓口の対応が都道府県で異なるという。
多くの場合、どこかの政党に属する市会議員や県会議員の口利きが
通るのだともいう。
マスコミは何党の市会・県会議員の動きが激しいのかを報道しない。
これは怠慢である。
何もしないで、40万円近い支給額が入るとなれば、みんな生活保護を
受けたいと思うだろう。
それが亡国への道に繋がるとは、思いもしないのであろう。
どうしようもない、貧困生活者のための、最後のライフネットが、
実情は何党の、市会議員の票集めの仕事と化している。
亡国の道である。