戦後の歴史教育で、何がイケナイかと言えば、日本の
歴史をヒミコなる、奇妙な人物から始まる歴史教育に
変化したことだと、かねがね思ってきた。
出典は魏志倭人伝だと言う。
魏とは何ぞや。かの三国史の魏である。
三国史の中の魏の国について述べた中に、東方の島国
「倭」にも少しだけ記述があり、それを文書に記された歴史
だと崇める一派が日本の歴史学界を牛耳ってきたのである。
倭なんて奇妙な名で呼んで欲しくはない。
倭人伝を書いたヤツが、どんな教養人であったかはさて置いて、
ヤマタイコクについて、どこまで知って書いたことか。実地に見聞
しての記述かとなれば、おそらくは伝聞に過ぎぬであろう。
そんな所在のあやふやな、魏志倭人伝によって、戦後日本史が
論じられてきたのは、悲劇であり、あるいは喜劇であるかも
しれない。
ヤマタイコクの所在地をめぐる、九州説と近畿説にしたって、
何も後の大和朝廷と、名が似ているだけで、無理に結びつける
必要もない。
今の若い人たちに、愛国心が欠けるとの、一種の伝説も、
先祖がヒミコなるケッタイなオバサンだと聞かされて育った
故であり、現実の若者はサッカーの日の丸応援団に見るように、
他の国々と同様に、立派に愛国心を持っている。
多くの国に神話がある。
神話だと知って、神話を教えられ、そこから歴史教育が始まるのが
自然だ。
日本史も、少なくもイザナギ・イザナミからか、アマテラスから
始める方が、ヒミコからよりも、遥かに神々しくて良い。
BSフジの「プライムニュース」で、憲法論議を三日に
わたって見た。
改めて日本の現行憲法を、特に前文を読むと、明らかに
日本語になっていない。あれをスラスラと読み、記憶
できたら大した人だ。占領軍が英語で書いて、日本語に
訳したものだとすぐ分かる。
天皇を象徴のままで放置しているのもオカシナことである。
絆が求められる今こそ、ハッキリと元首になって頂こうじゃないか。
現行憲法では、日本が簡単に憲法を変えたら困ると、占領軍が
思い、だから改憲には国会議員の三分の二の意を集めて、
発議できるとした。
憲法なんか、時代の変遷につれて、いくらでもオカシナ点が
出てくる。
改憲発議には国会議員二分の一以上で充分だ。
日本語でスラスラ無理なく頭に入る憲法を作るのに、難しい
条件は不要。
社会党と共産党は、何も憲法だけじゃなく、社会機構の全部に
不満を持っているのだから、こうした手合いは非日本人と
見なして無視しても良い。
しかし、こうした話になると、矢張り安倍晋三氏だと思う。
あの人は、確か成蹊大だったと思うが、何も東大が万能の
時代じゃない。
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今年のGWは、社員たちが申し出てくれて、前半と後半に
別れて出勤してくれている。
電話もあまり掛からないが、それでもインターネットでの
注文が結構な数入るから、出社する意味がある。有難い
ことである。
日本列島に強力な低気圧が居坐ると、テレビに気象予報が
言っていた。
このところ強い北風が吹いていたのが、今日に限って風もない。
休む心算でいたテニスのレッスンに、午前11時半から出かけて
行った。
この前の日曜のレッスンで、当たりが弱かった。一番の原因は、
まだ足が本調子に程遠く、タイミングを取った踏み込みが
出来ないのである。
本心を言えば、今日も雨か風で中止になることを望んでいた。
ラケットを厚めのグリップに変えてみた。それが正解だった。
足が弱い分を、腕でカバーするしかない。
だいぶ昔に、スランプをグリップを変えることで克服したことがある。
結果は上出来と言えた。誰よりもコーチが誉めてくれた。
フォアーもバックも、ボレーもストロークも、一箇所が良くなると、
他所も良くなる。
内心嫌だと思って行ったのが、結果は得たものが多く満足して
帰った。
会社はホテルの隣のビルにある。コートはホテルの中にある。
ボクは週三度の透析クリニックの往復に神戸のタクシー
会社を利用しているのだが、最近始めたドライバー派遣に、
多くのベテランを取られ、顔見知りの彼等が、連休で派遣先が
休みだからと、通常の中型タクシー営業に戻ってきている。
この会社の評判は、良否二極に別れるのだが、ドライバーが
誰かによって、技術・マナーに於いて大きな差が出るのである。
運転技術の良否を見るポイントは、道路状況を見定めて、
どのレーンを走るかを、都度見極めているかどうかに掛かると思う。
この会社のメーターは、走行距離に加えて、時間でもメーターが
上る。
下手なドライバーは、わざとの様に混んでいるレーンを走り、
その先が
右折車が多い事を念頭に入れない。右折に際して黄信号の
後に右折の矢印が出る事を知らないのか、知らぬフリをする
のか、そこで止まって平然としている。その間時間メーターが
どんどん上る。
ベテランや派遣される人たちの運転は、レーンの選び方、
変え方スムースで、矢印が出る信号の黄色で止まるなんて
ことは、先ずありえない。
同じ距離を走っても、ドライバーの巧拙で、数百円の差が出るの
だから、誰が来るかで、今日はついていると思ったり、今日は
不幸な日だと諦めたり、両者の差は大きい。
この会社の、コールセンターには、問題点が多いのだが、また
その不満は知れ渡っている筈なのに、経営者は知らん顔を
きめこんでいる。
神戸に同じような料金体系の、競争相手が登場したら、多くの
客が逃げ出すだろうと、その登場を期待しつつ我慢している。
誰をスカウトにしているのか、広島は良い投手を得たものだ。
先週のタイガース戦でも、三人のリレーで、惜敗はしたが、
三人揃って好投手獲得とは凄いこと。
昨夜はリレー成功で、金権ダーティーズを、4安打に封じ込めた。
ご立派と拍手を送る。
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昨日の関西テレビ「アンカー」で青山繁晴氏の解説を
聞いたが、小沢無罪の判決には、どうしても納得が
いかない。
青山氏は「政治資金規正法」の欠陥だと、結論付けたが、
「公職選挙法」は改正されて、連座制が明記されているのに、
巨額の資金の流れを、秘書が虚偽記載しても、「見たことがない」
のひと言で、小沢一郎なら有罪が免れる理屈がどうにも納得が
できないのである。
偉そうに天下国家を論じる大物だと自惚れる姿が、余計に
悪党の逃げを感じさせ、そんな欠陥があると分かっているの
なら、なぜ改正法案を出さぬのかと、不愉快さが増すのである。
小沢一郎だけに、「収支報告書」なんか、見てもいないと、
開き直らせておいて良いのかよ。
次の総選挙の焦点を、「政治資金規正法」の連座制に於いて、
国民の信を問う戦いにすれば、スッキリするのじゃないか。
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